天津市の鐘斉蘭さんに、懲役3年の不当判決
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 【明慧日本2023年12月29日】天津市武清区高村郷の法輪功学習者・鍾斉蘭さん(68歳女性)は、今年6月9日、地元の派出所の警官に連行され、検察庁に送られた。6月21日、鐘さんは留置場に移送され拘禁された。11月、武清区裁判所から懲役3年、罰金1万2000元の判決を宣告された。

 昨年5月、鍾さんは2人の警官に2通の善を勧める手紙を渡したところ、通報された。6月、鐘さんは高村郷の首創小区で法輪功の資料を配布している時、監視カメラに姿を撮影された。その後、高村郷派出所警官は、鍾さんに派出所に来るよう求めた。警官は鍾さんに、ビデオに映っている人物はあなたかと尋ねたところ、鍾さんは警官に法輪功の真実を話しながら、自分だと認めた。帰宅後、鍾さんは善をもって、尋問された警官に真実のことを書き、それを個人的に手紙として手渡した。

 同年8月1日、警官は「通報があったためだ」と言って、鐘さんを派出所に連行した。その夜、警官は鐘さんの娘から5000元を無理やり取って、保釈で鐘さんを帰宅させた。

 今年5月23日午後、高村郷派出所の警官5、6人が、アルカリ場村治安部門の責任者に率いられて、鐘さんの家に押し入り、家宅捜索を行い、3時半頃、鐘さんを派出所に連行した。警官は、「前回は、あなたが邪教組織を利用して法律の実施を破壊した疑いがあった。その件が解決されていなかったので、あなたの家に行ったのだ」と言った。鐘さんは「私は善を勧める二通の手紙を書いただけで、それのどこが法律の実施を破壊したというのですか? どの法律を破壊しましたか? 法輪功は人に善を教えているのに、どうして悪いのですか?」と言ったが、話を中断された。警官は鍾さんを家に帰らせて、鐘さんの横顔の写真を撮った。

 今年6月9日、高村郷派出所の警官は鐘さんを検察庁に連行した。6月21日昼、警官は鐘さんを留置場に移送した。その前の18日、鐘さんは検察庁の検察官に不起訴の申請状を渡し、高村郷派出所の警官の違法行為を訴えた。

 しかし、検察はそれを無視し、鐘さんを起訴した。今年11月、鐘さんは裁判所から不当に懲役3年の判決を言い渡されたという。

 天津市寧河区に住む74歳の法輪功学習者・陳元華さんは、2022年1月8日、法輪功の資料を配ったとして警官に連行された。寧河区の法執行機関は、1年以上にわたって共謀し、陳さんに秘密裏に裁判を行った。陳さんは懲役4年の判決を言い渡され、今年5月下旬、天津女子刑務所に送られた。 

 天津市寧河区の法輪功学習者・杜艶紅さんは、今年5月に蘆台鎮派出所から呼び出された。その結果、杜さんは行ったきりで、1年6カ月の懲役を言い渡され、天津女子刑務所に送り込まれた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/12/11/469169.html)
 
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