停学した息子が名門大学院に
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文/黒竜江省の大法弟子

 【明慧日本2023年12月29日】2006年の冬休み、祖母の家から帰ってきた小学2年生の息子は、目が真っ赤で、時折頭を振ったり、首をすぼめたり、肩を上下に動かしているのを見て、病院へ連れていきました。診断してもらったところ、医者に「トゥレット症候群」と言われました。はっきりとした治療法はなく、発症した原因も不明だと言われました。

 私の心は一瞬にして凍えました。とにかく治療するしかないと思いました。しかし、半年治療しても改善の兆しは見られなかったので、省の病院に転院し、そこで専門家に診てもらうことにしました。息子は毎日鍼灸や漢方薬、西洋医薬を飲み、さまざまな治療法を試しましたが、1年治療しても何の効果もありませんでした。それから、北京の最も権威ある専門家のもとに転院し、処方された大量の薬はとても飲めたものではありません。徐々に息子はご飯を食べることができなくなり、どんどん痩せ細っていきました。

 息子の症状は徐々に悪化していき、小学校5年生の子どもが毎日おむつをつけて生活しなければなりませんでした。手が震えて字も書けなくなり、ほぼ毎日病院に通っていました。元々全クラス1位だった成績も見る見るうちに下がっていきました。後に声も出なくなるまで症状が悪化し、クラスメイトや先生まで息子を遠ざけていきました。明るくてみんなに好かれていた子供が見下され、夫も苛立って息子を怒鳴り始めました。「いつ治るの? 僕はみんなに嫌われている」と泣く我が子を見て、まさに胸が張り裂けそうになりました。

 絶望的な状況に陥っていた時、近所の方から「法輪功を修煉すると良くなるわよ」と言われました。彼女は法輪功は病気を治す効果があると紹介し、彼女自身も様々な病気が治ったと教えてくれました。また、テレビでやっている天安門広場での焼身事件はでっち上げであると言い『轉法輪』を渡してくれました。

 『轉法輪』を読んでいるうちに、息子の病はきっと治る、この本が息子を救ってくれると強く感じました。

 3日で『轉法輪』を読み終え、その後、夫にも読ませました。夫は息子に本を読ませることに賛成してくれました。最初、息子は「禁じられていた本だよ?」と少し緊張していましたが「テレビでやっているようなものではない。この本は人に善き人間になることを教えているのよ」と伝えると、息子はその晩から読み始めました。

 本を読んでいくうちに、息子の頭が徐々に揺れなくなり、首や手足の動きも収まったのです。偶然ではないかと思い、別の本を渡して読ませたところ、再び動き始めたのです。これは偶然ではありません。『轉法輪』は本当に息子を救ってくれるのです!

 それ以来、私たち家族3人はほぼ毎日煉功し、1週間後、息子の症状は明らかに改善しました。息子はまた、高額な薬をゴミ箱に捨てました。

 まもなくして、試練がやってきました。姑さんが家族に内緒でアメリカ製の薬を購入しました。しかし、息子は「おばあちゃんに心配かけたくないから、飲んだと伝えて。僕の病気が治ったら、またおばあちゃんに真相を伝えるから」と言ったのです。その後、姑さんも修煉し始めました。

 修煉してから1か月が経ち、息子は見事優秀な成績で中学校に合格し、トップクラスに入りました(中国では成績でクラス分けする)。そして、高校も理想の学校に入りました。しかし、勉強と宿題が非常に大変であるため、息子がなかなか学法できないことに気づきました。息子は大法のためにこの世にやってきたのですから、学法は絶対にしなければなりません。

 海外では学法できると思い、高校2年の時に息子を留学させることにしました。息子は現地のチームに参加し、皆と一緒に学法、交流することで内に向けて自分を探すようになり「真・善・忍」の教えで自分を律するようになりました。最初、息子は英語で苦労しましたが、修煉を怠らなかったので、師父が智慧を開いてくださり、たった3カ月で息子は言語学校をやめて大学に合格しました。

 大学では、成績が優秀なため奨学金をもらっています。出された課題をいつも優秀な成績で終わらせていたので、大学卒業後、息子は念願の大学院に合格しました。今年9月に、息子はその大学院に通い始めます。

 この文章を書きながら涙が止まりません。息子が今日の生活を手に入れたのは、すべて師父のおかげです。師父が息子の命、そして私たちの家族を救ってくださいました。

 師父に感謝いたします! 大法に感謝いたします!

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/12/26/469822.html)
 
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