趙力さんは重慶市で不当な判決に
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 【明慧日本2024年1月2日】陝西省西安市の法輪功学習者・趙力さん(65歳女性)は1通の法輪功の無実が書かれた手紙を郵送したとして、2022年7月20日に重慶市公安局の渝北支局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)、新牌坊派出所の警官に身柄を拘束された。当日、一旦一時出所したが、2023年11月17日、趙さんは市江北区裁判所に懲役1年10カ月の不当な判決を宣告され、渝北区留置場で拘禁されている。

 趙さんは若い時に夫が亡くなり、女手一つで娘を育てた。娘は大学卒業してからよそで働き、趙さんは1人でアルバイトをしていた。法輪功を学んでから、「真・善・忍」の教えに従い、より良い人になることを目指し、心身とも恩恵を受けた。ここ数年、趙さんは重慶の娘宅で孫の面倒を見ている。

 2022年6月、趙さんは江蘇省蘇州市呉江区裁判所の裁判官である劉麗鵬に1通の手紙を出した。この手紙は重慶市の新牌坊派出所に転送された。同年7月20日、渝北支局国保、新牌坊派出所の警官5人は趙さんの娘宅に侵入し、趙さんの身柄を拘束したうえ、パソコン、プリンターなどの私物を押収した。当日夜、趙さんは一時出所で帰宅した。

 2023年5月、渝北支局国保の警官は再び趙さんを探し、取り調べをした。趙さんが出した手紙を証拠にし、市江北区検察庁に起訴した。

 2023年6月8日、江北区検察庁は趙さんを呼び出した。趙さんは検察官に「私はどの法律を犯しましたか」と2回聞いたが、回答されず、法律の証拠も出されなかった。最後、趙さんは議事録のサインを断った。

 10月24日、趙さんは江北区裁判所で裁判を開かれた。裁判官に名前を聞かれた時、趙さんは「どんな名目で私に裁判を開いているのですか」と聞き返したが、何も答えられなかった。また趙さんが事前に用意した弁護の内容を取り出して読もうとした時、裁判官に止められた。

 趙さんは法廷で「法輪大法は人を救うための正法です。法律の証拠を出していただけますか」と聞いた。裁判官は後ほど法律の証拠を出すと答えたが、最後まで出さなかった。

 趙さんは再び「一体、どの法律の実施を破壊したのですか」と問い詰めたが、控訴者側と裁判官は互いに顔を見合わせて黙っていた。

 最後、趙さんは「法輪功に対する迫害をやめてください。これはすなわち自分たちを大切にすることです。」と述べた。当日裁判の結果は宣告されなかった。

 11月17日、趙さんは江北区裁判所に懲役1年10カ月の不当な判決を宣告され、渝北区留置場で拘禁されている。

 1999年7.20以降、趙さんは陳情のため北京の天安門広場に行ったとして、地元警官に連行され、陝西省女子労働教養所で1年6カ月の労働教養処分を科されている。

 2016年4月15日の朝、夜勤から帰宅中の趙さんは西安市公安局雁塔支局の国保警官に身柄を拘束され、雁塔区留置場で拘禁されていた。2018年2月初め、趙さんは雁塔区裁判所に懲役2年6カ月の不当な判決を宣告され、同年10月、趙さんは雁塔区留置場から家に帰された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/12/25/469690.html)
 
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