中国法会|慈悲を胸に抱き家族を救い済度する(二)
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文/陝西省の大法弟子

 【明慧日本2023年1月7日】(前文に続く)

 弟と弟の妻とその家族を救う

 弟は、広州の大学の特任教授で、よく海外に出ていました。弟の妻は夏休みに帰省しました。帰る時は、私たちが車で送りました。道中、私は弟の妻に法輪功真相を伝え、大法の素晴らしさ、そして私が修煉した後の変化を伝えました。弟の妻は私の変化を見てとても喜び、大法に強く共感しました。時間が短かったため、弟の妻に三退を勧める時間が足りず、残念に思いました。

 2007年10月中旬、弟夫婦は、息子(訳注:弟夫婦の息子)の家を広州で改装することにしました。当時、夫は定年退職し、家でゆっくりと過ごしていました。夫は私に、広州に立ち寄りたいと言いました。それは私にとっても願ったり叶ったりでした。私は、夫の弟家族全員に真相を伝えて、三退を勧める機会を探していたので、またとない機会でした。私はとても喜びました。そして、師父の按排に感謝申し上げました。

 広州に着くと、夫と弟は用事があって出かけました。私はすぐに弟の妻に、脱党の大潮流と三退がなぜ平安を守るのかについて伝えました。弟の妻は爽快に「はい、私たち家族三人全員退党します」と言いました。私は「しかし、彼らが自分で退党に同意しなければ、効果がありません。同意がなければ、退党しても意味がありません」と言いました。弟の妻は、弟が頑固なので確信が持てないと言いましたが、息子は問題ないと言いました。私は、弟の妻が救われたことをとても嬉しく思いました。

 夜、弟が私たちをホテルに送ってくれました。その途中で私は彼に「今回の旅行は、あなたたちを訪ねるために特別にしたことです。主に、皆さんに知ってもらいたかったのは、私の体調が回復したのは、法輪功を学んだからだということです。テレビで言われていることはすべて嘘です。法輪功を陥れるための捏造です。法輪功は佛を修め道を修めるためのものであり、真・善・忍をもって善い人になるように指導しています。中国共産党(以下、中共)が修煉者を迫害しているため、天が怒り、中共を滅ぼそうとしています。中共の党や共青団や少年先鋒隊に入っていたら、脱退する必要があります。そうしないと、生命は保障されません。あなたたちは早く脱退すれば安全です。私はもうあなたの奥さんを脱退させました」と言いました。弟はこのことを聞いて、すぐに顔色を変え、とても怒り「どうして私たちの家庭生活を壊すんだ? 私たちはあなたの言うことを聞かない!」と言いました。

 私は「私が言っていることはすべて本当です。あなたたちのために言っているのです。最近、天災や人為的な災禍が多いので、私たちもあなたたちの安全を心配しています。脱退すれば、神があなたたちを守ってくれます。これはいいことです」と言いました。弟は顔をこわばらせ、不機嫌そうに「そんなにいろいろと口出ししないでください、自分のことは自分でやればいい。あなたたちはこの政府と対立している……」と言いました。夫は弟が怒っているのを見て、私を助けて弟をなだめるどころか、むしろ私を責めて「どうでもいいことで騒ぎ立てるな」と言い、弟と同じ口調で「そんなことをあまり言わないで。彼らは頭のいい人だから、子供じゃない。自分で判断できる」と私を叱責しました。

 弟は今まで私にこんなことを言ったことがありませんでした。私は法輪功を修煉するようになってから、あらゆる面において、師父の法の要求に従って行動し、誰に対しても良いことをしていました。家族の中では、私は評判が良く、皆が私を敬い、夫も私を尊敬していました。しかし、今日は彼ら(訳注:夫と夫の弟)は一変してしまいました。この時「真相を伝え衆生を救い済度することに旧勢力はあえて反対できません。肝心なのは、何かをするときの心構えにそれらに付け入る隙を与えないようにすることです」(『各地での説法二』「二〇〇二年ボストン法会での説法」)という師父の説法が私の脳内に打ち込まれました。

 人を救う過程は、自身の修煉と向上の過程でもありました。衆生を救い済度する一方で、自身を修煉することを忘れてはならない、と私は思いました。私は冷静になって内に向けて探しました。彼らが私にそうした態度を取ったのは、私が十分に修煉できておらず、漏れがあったからでした。彼らを救うべき生命としてではなく、感情で接してしまったからでした。弟の妻があっさり脱退したため、私は歓喜心や仕事に対する執着が起こり、旧勢力に隙を与え、弟を救うことを妨げられました。私が衆生を救い済度するのをこれらの人心が妨害していることに気づいた時、私はすぐに「衆生が救われるために、これらの人心を取り除き、情を放下し、衆生を救うのを妨げるあらゆる邪悪な生命と要素を徹底的に解体しなければならない。私は師父に守られている。漏れがあれば、大法の中で正し、いかなる生命も私が衆生を救い済度することを妨害することを許さない。私が行っていることは、宇宙で最も正しいことだ。誰も私に口出しする資格はない。私は師父のおっしゃることにしか従わない。師父の按排があれば、それ以外は必要ない」と正念を発しました。

 私は彼らの立場に立って考えてみると、彼らの態度も、中共の迫害の形勢に押されており、私が迫害されることを心配していることがわかりました。私の義父母は、中共による迫害を長年受けてきており、義父は右派のレッテルをはられ、職を失い、給与を下げられ、20年間弾圧され、1977年になってようやく名誉回復を果たしました。義母は、中共が中国を乗っ取った後、ずっと迫害を受け続け、文化大革命が終わるまで名誉回復を果たすことができませんでした。両親の経験は、彼ら(訳注:私の義父母)の三人の息子にも影響を与えました。三人はみな頭がよく、特に文化知識の学習においては、周囲の人々から天才と認められ、彼ら(訳注:三人の息子)の話になると、みんなが親指を立てて褒め称えました。しかし、文化大革命のために、彼らは誰一人として高等教育を受ける機会がありませんでした。そのため、弟は中共に好感を抱いていませんでした。どこの職場に行っても、優秀な彼は中共に入党するように勧められましたが、彼は冷静な判断の下に断りました。しかし、弟は幼い頃から中共の共青団・少年先鋒隊に加入し、毒の誓いを立てていました。そのため、獣の印は消えず、彼は中共の一員のままでした。脱退しない限り、最終的には救われません。弟が聞き入れず、信じず、頑固にこだわっているのを見て、私は黙って何も言わずに、別の機会を探すことしかできませんでした。

 2011年の末、弟と弟の妻が、私たち家族三人を広州で新年を迎えるために招待してくれました。私はずっと正念を発し、師父にご加持をお願いしました。弟を必ず救わなければならないと思いました。師父の慈悲なるご加持と、義母の助けを借りて、私はついに弟を脱退させました。中共の組織から脱退することは政治に関与することではなく、災難から遠ざかることだということを弟に理解させました。それは、彼の人生で最も重要なことで、彼が千百年待っていたのはこの機会なのでした。今回は、弟は笑顔で私に「ありがとう」と言いました。私は「大法の師父に感謝すべきです」と言いました。同時に、弟の息子と弟の家政婦も無事に三退しました。

 いとこの一家6人が真相を知り福報を得る

 夫の実家のいとこ一家6人が、師父の佛光があまねく照らす下で、私が慈悲を持って説得し無事に脱退しました。私のいとこは養豚場を経営していましたが、その年は豚熱(訳注:豚のウイルス性の疾病)が大流行しました。そこで、私はいとこの妻に「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」という心からの九文字を念じてもらいました。彼女はそれに従いました。いとこの妻の家で飼っていた豚は豚熱にかからず、年末に売った豚は高値で売れ、家も家族も無事に過ごしました。

 私のいとこの妻は毎年病院に入院していましたが、今年は異例なことに、病院に入院しませんでした。三退した後、彼ら(訳注:いとこといとこの妻)は本当に大きな福報を得ました。

 私の実家の全員が大法は人を救うものであり中共は人を害するものであると信じています。

 2006年6月、私は実家に帰り、弟、妹、そして兄たちに法を伝えました。前回の真相を伝える経験を活かし、私は自分の体験を交えて、大法を修煉した後の変化と大法の素晴らしさ、そして師父が法をお伝えになったすばらしい話を伝えました。江澤民がなぜ法輪功を迫害するのかを伝え、天安門焼身自殺の真相を伝えました。「テレビで流されている、事実に反している報道はすべてでっちあげで、すべて嘘です! 佛を修め道を修める人を中共が迫害しているため、神佛は怒り、中共を滅ぼそうとしています。以前、中共の党・共青団・少年先鋒隊に加入した時には、生命を捧げる毒の誓いを立てなければなりませんでした。つまり、あなたはその一部なのです。今、神は中共を滅ぼそうとしています。脱退しなければ、中共の副葬品になることになります。だから、三退しなければなりません」。同時に、私は「神佛は人の心を見ています。誰に申請する必要も、組織を探す(訳注:申請部門がどこかを探す)必要もありません。心の中で理解(訳注:心の中で納得すること)し、『私は脱退します』と言うだけで、それで大丈夫です」と三退の方法について伝えました。

 私は、さまざまな預言と現在の天災や人為的な災禍の天象を組み合わせて、彼ら(訳注:弟、妹、兄たち)に三退の緊迫性を理解してもらいました。中共の邪悪さは、誰もが深く嫌がっていました。なぜなら、誰もが中共による迫害の経験を持っているからでした。私は家々を訪ねて伝えました。5日間滞在し、5軒の家を訪ねました。家にいなかった人以外は、全員が三退しました。

 実家にいる弟は三退した後、その年に恩恵を受け福報を得ました。弟の話によると、彼は夜に酒を飲んだ後、同僚を乗せてバイクで帰宅途中、実家の町の橋の上で転び、バイクごと橋の歩道に激突しました。ヘルメットは粉砕されましたが、彼は怪我ひとつしませんでした。私は「それはあなたが三退したからです。大法の師父があなたを守ってくださったのです。さもなければ、結果はもっと深刻なものになっていたでしょう」と言いました。弟はとても信じました。

 私はまた、私の修煉の中での話を弟に伝えました。彼はそれを聞いて、修煉したいと思いました。私は「修煉はとても厳粛なことであり、決して遊びごとにすることはできません。もし学びたいなら、私はあなたを助けることができます」と言いました。彼は少し考えた後、堅く決意した様子で「学びます」と言いました。私は「はい、それなら家に帰ったら資料を用意します」と言いました。1週間後、弟は修煉を始めました。

 妹が修煉を始めた体験は、さらに独特でした。妹が三退して1年後、妹の夫がバイクに乗って彼女を連れて遊びに出かけました。途中で、妹の夫はめまいがして、突然倒れました。バイクのハンドルが妹の夫の胸肋骨を3本折り、内臓の損傷がひどかったのでした。病院から3回も危篤通知が出ましたが、妹は「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」という心からの九文字を念じ、師父に「助けてください」とお願いしました。妹の夫は危篤から脱し、妹は法輪功の素晴らしさをとても信じるようになりました。

 妹は、2番目の兄が手術から戻ってから亡くなるまで、痛みを感じなかったことを知り、私にどういうことなのかと尋ねました。私は「すべては、大法の師父が、彼の代わりに痛みを背負ってくださったおかげです」と言いました。妹は、とても素晴らしいと感じ、修煉したいと言いました。さらに「どうして以前は、法輪功を学んで修煉しようと考えなかったんだろう!」と言いました。私は「以前は機縁がまだやって来ていなかったのね。今学びたいと思っているから、それは機縁が巡ってきたということです」と言いました。師父は、妹の修煉への心がとても堅いことを見抜かれ、彼女が修煉を始めるように按排してくださったのでした。

 妹は、とても精進しました。学歴は高くありませんでしたが、とても真剣に取り組み、よく深夜まで学法をしていました。妹は、師父を信じ、大法を信じました。すぐに師父は妹の体をきれいに清めてくださいました。以前彼女は足が弱くて遠くまで歩けなかったのですが、今ではどこまで歩いても疲れませんでした。そして、法の中でしっかりと修煉しました。妹は「誰も私の修煉の道を妨げようとしないでください」と言いました。

 郊外で働いている妹の息子も、真相を理解した後、三退しました。妹の息子は、普段車を運転する時は、心の中でいつも「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」という心からの九文字を念じました。妹の息子の職業と結婚の問題は、師父の最高の按排により、順調に進み、家庭は幸せでした。妹の孫娘は、クラスで最も優秀な成績を取りました。妹の夫は、レイオフ(失業)から退職手続きまで、すべて完璧に解決しました(訳注:失業した後、すぐに新しい仕事を見つけることができ、退職手続きはスムーズに進み、問題なく退職することができた)。十数年来、体調は良好で、顔は血色が良いのです。彼ら(訳注:妹と妹の夫)は皆、福報を得ました。

 私は4番目で、上に三人の兄がいました。私たち家族は合わせると、数十人になりました。私は、自分の体験を語り、大法の素晴らしさと大法が迫害されている真相を伝えました。そして、彼らは本当に大法が人を救うものであり、中共は人を害するものであることを信じるようになりました。彼らは皆、中共による迫害を受けた経験があるので、真相を皆信じ、皆認めており、中共の組織からの脱退には何の障害もありませんでした。天が中共を滅ぼすことは遅かれ早かれ起こることであるというのは、共通の認識でした。中共は、自らの手で自分を倒すのです。それは、当然の報いでした。

 私は、今回の真相を伝える旅で、皆に真相を理解してもらい、賢明な選択を促し、中共の党、共青団、少年先鋒隊から脱退させました。弟子は師父への感謝の気持ちを言葉で表すことができません。弟子は、師父の慈悲深い救度に報いるために、三つのことをしっかりと行っていくだけです。

 (責任編集者・伊文)

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/11/467801.html)
 
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