陝西省の妙忠軍さん 不当に裁判を開廷される
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 【明慧日本2024年1月9日】西安市の法輪功学習者・妙忠軍さん(66歳)は、2023年9月11日、西安市蓮湖区裁判所によって不当に懲役4年を宣告された。妙さんは1万元(約20万円)の罰金を科されて私物を押収された。判決を不服として妙さんは控訴した。12月14日午前10時40分頃、西安市中級裁判所で控訴審が開かれた。法庭で妙さんは自分の無罪を弁護しようとしたが、乱暴に制止された。

 弁護士は、犯罪の4要素の不足、当事者が社会に危険を及ぼさないこと、写真による証拠を基にしたことの不当性、市公安局検察人および鑑定人が鑑定資格を持たないために西安市公安局を代表することができないことを主張した。検察庁の検察官も、西安市検察局の鑑定が市公安局を代表することはできないと認めた。 

 妙さんの弟も妙さんの無罪弁護を行い、法庭で質問した。「私の兄は法の執行を妨げる能力を持っていますか?」 弟は何度か、妙さんが拘留されていた間に両親が悲しんで亡くなったことを言いたかったのだが、何度も詰まり、最終的には口に出せなかった。

 この裁判には4人の親戚が出席した。

 西安市中級裁判所は妙さんに対して裁判の3日前までに通知しなかった。

 11月24日、西安市検察庁の2人が新城区留置場に行って不当に妙さんに尋問し、妙さんが配った資料の出所を無理矢理尋ねた。

 妙さんは西安市新城区に住んでおり、十数年にわたり両親の面倒を見てきた。しかし、妙さんは2022年7月25日に新城区留置場に拘禁されて以来、高齢の両親に再び会うことはなかった。母親が病気で危篤となった際、家族と弁護士は最後の面会を裁判官に求めたが、許可されなかった。妙さんは愛しい両親を思い、悲しみの中、母親は2023年3月13日に亡くなり、父親は同年5月22日に亡くなった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/12/28/469915.html)
 
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