昨年一年間で209人の法輪功学習者が迫害により死亡したことが判明(一)
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 【明慧日本2024年1月9日】明慧ネットの統計によると、2023年において209人の法輪功学習者(以下、学習者)が迫害により死亡したことが判明した。そのうち、男性は77人、女性は124人、60歳以上は131人である。最年長者は93歳、最年少は23歳。そのうち、90歳以上3人、80代20人、70代は63人、60代は45人。

 その中には、局長、所長、ラジオ放送局の司会者、准教授、教師、警察官、医師、上級エンジニア、経理、看護師、社長、人事部長、銀行マネジャー、税務署職員、経営者など、さまざまな業界の人がいた。受けた迫害の種類は、羊の丸焼き(丸焼きのように、うつ伏せの姿勢で両手と両足は棒に縛られて吊される)、束縛衣、小屋に閉じ込める、ナイロンの縄で両腕を後ろ向きにきつく縛る、便所に閉じ込める、大人数に殴打や暴力を受ける、電撃、唐辛子を撒き散らし、足に火傷をつける、不明な薬物の注射、徹夜、縛る、足枷をかける、小さな腰掛けに座る、わさびオイルをかける、灌食、異形鉄筋で足を揉める、髪をつかんで壁に叩きつける、飛行機を操縦(両腕を後ろへぴんと伸ばさせ、腰を90度に曲げるように強要され、頭は下に向けさせて、動けない苦しい姿勢を長時間取らされる)、強い日差しにさらす、鉄格子に閉じ込める、「大挂」(体は大の文字になって四肢の限界まで引っ張られる)、五馬分尸(八つ裂き)、平手打ち、体罰、睾丸をつまむ、乳房をねじる、トイレに行くことを許さない、強制労働、夜遅くまで残業させる、一晩に1~2時間しか眠らせないなどである

2023年において209人の法輪功学習者が迫害により死亡したことが判明

 情報収集期間:2023年1月1日から12月31日まで(死亡の時間は数カ月、数年前の可能性があるが、2023年に明かされた情報である)

2023年部份被迫害离世的法轮功学员照片

2023年において迫害により死亡した一部の学習者の写真

 死亡例は中国本土の26の省、自治区、直轄市に分布し、その内訳は2023年116件、2022年48件、2021年4件、2020年6件、2019年5件、2018年6件、2017年5件、2016年2件、その他16件であった。迫害が最もひどかった地域は順に、遼寧省24人、吉林省22人、黒龍江省22人、湖北省17人、山東省16人、河北省14人、内モンゴル13人、湖南省11人だった。

 過去24年間、中国共産党(中共)は江沢民の「名誉を汚し、経済的に破綻させ、肉体を消滅させる」、「殴り殺しても気にせず、死んでも自殺とする。死んでも原因を調査せず、直接火葬せよ」という抹殺政策を実行した。中共の非常識で暴虐な迫害は、「真・善・忍」の教えに従って修煉した多くの学習者の家族を破壊し、離縁させ、数億の人々を恐怖に陥れ、善悪を混同させた。中国大陸社会における「真・善・忍」の欠如と「偽悪闘争」の蔓延は、社会の道徳的腐敗を招き、国民は平和で安全に暮らすことができなくなった。 江沢民は死んだが、彼の迫害政策は続いている。

 迫害により死亡した事例の一部

 23人は洗脳班、留置場、刑務所の迫害によって死亡

 洗脳班の迫害によって死亡者1人:宗明さん

 留置場の迫害によって死亡者3人:蒋林英さん、夏正倫さん、梁立新さん。

 刑務所の迫害によって死亡者1人19人:周彩霞さん、牟永霞さん、費淑芹さん、滕淑麗さん、安福子さん、馬長青さん、頼志強さん、王建さん、龐勲さん、翟永池さん、李培高さん、谷今芬さん、姜勇さん、劉朝陽さん、王自周さん、王海乾さん(解放されて1カ月で死亡)、呂厚芬さん(解放されて1カ月で死亡)、趙長福さん(解放されて5カ月で死亡)、賈桂芹さん(解放されて6カ月で死亡)

 事例1:四川省のラジオパーソナリティが、迫害により死亡

 四川省ラジオ放送局のパーソナリティの龐勲さんは、法輪功迫害の実態を伝えたとして2020年7月に連行された。そして懲役5年の実刑判決を受けて楽山嘉州刑務所に拘禁され、2022年12月2日に迫害により死亡した。30歳の若さであった。

 情報提供者の話によると、龐さんは刑務所で殴打されて死亡したという。遺体には様々な傷が残り、電気ショックの跡や縛られた跡、全身を殴られた跡、失禁の跡もあった。刑務所側は龐さんが死亡した理由について、甲状腺機能亢進症だと説明していた。しかし龐さんのことをよく知る者は、龐さんは健康で、死に至るような病気は患っていなかったと語った。

 龐さんの友人は、こうコメントしている。「私の友人は、中共の刑務所で生きたまま殴殺(おうさつ:殴り殺す)されました。友人はとても明るくてハンサムで、ラジオのパーソナリティをしていました。私が出会った中で、最も純粋で優しい人でした。彼は、法輪功を学んでいるとの理由で連行されたのです。私自身は法輪功を学んでいませんが、そんな理由で中共が彼を殺すとは、決して許されることではありません」

 事例2:武漢市宗明さん 帰宅4日後に他界 

 武漢市の宗明さん(59歳女性)は2022年4月18日午前、同市礄口(きょうこう)区公安局の漢水橋派出所の警官に身柄を拘束された。その後、竹葉海にある「法制教育学習班」(洗脳班)に移送されて迫害を受けた。

 2022年12月26日、洗脳班側が宗さんの家族に連絡をとり、宗さんは家族に付き添われて家に帰った。その後、家族は宗さんを病院に搬送したが、2023年の元旦に死亡した。

 事例3:梁立新さんは長春市留置場で拘禁されて6日後、死亡

 内モンゴル自治区興安盟突泉県の梁立新さん(59歳女性)は1997年から法輪功を学び始めた。法輪功を学んでいるとの理由でかつて2年6カ月の労働教養処分、懲役7年と3年6カ月の2回、不当な判決を宣告されたことがある。2023年3月、長春市にいる娘の自宅に住んでいる時、市の派出所の警官に不当に連行され、九台留置場に拘禁された。その後、市留置場へ移送され、拷問により僅か6日後に死亡した。

 事例4:頼志強さんは出所前、冀東刑務所によって死亡

 頼志強さん(50代)は河南省唐山市の出身、7年にわたって冀東刑務所に拘禁されていた。そして拘禁期間が終了する直前の2023年1月3日午前8時、頼さんの妻は刑務所から頼さんの死亡を知らされた。

 死亡を知らされた家族は慌てて刑務所に駆けつけた。そして1,000元(約2万円)を強要され、翌日にようやく遺体と対面することができた。家族が見た頼さんの遺体は1メートルもなく、完全に変形していた。4、5人の刑務官が頼さんの妻を掴んで遺体に近づけず、触れることも着替えさせることも禁止した。家族は遺体を家に連れて帰ると申し出たが、拒否された。刑務官らは頼さんの娘を騙してサインさせ、早々に遺体を火葬した。

 2016年3月31日、頼さんは警官らに連行され、懲役7年の実刑判決を宣告された。それを知った母は、ショックを受けて他界した。2020年1月、頼さんの妻はやっと面会できた。頼さんは数人に担がれて出てきたが、ほとんど動けない状態であった。

 家族は頼さんの解放をずっと求めていたが、司法局に妨害され、地元の派出所とコミュニティーは受け入れないと言われた。

 事例5:王自周さんは河南新密刑務所で死亡

 河南省南陽市社旗県の学習者・王自周さんは、2021年6月8日に自宅で社旗県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官に連行され、その後、懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡された。2023年10月14日、王さんは新密刑務所で迫害を受けて死亡、享年74歳。

'王自周'

王自周さん

 王さんの検死報告書には、突然の意識消失、心臓発作、高血圧と書いている。しかし、刑務所側は検死報告書を遺族に渡さず、写真撮影も許可しなかった。また、すべての資料、カルテ、検死報告書、投薬記録、監視ビデオは「機密」であるとして、遺族による写真撮影も許可されなかった。

 遺族は、王さんの病気がすでにこのようなレベルに達していたのに、なぜ知らせなかったのか、なぜ適切な治療を施さなかったのか? なぜ一時釈放にしなかったのか? なぜ王さんは病状を悪化させ、刑務所で死に至ったのか? 新密刑務所での、この犯罪は必ず責任を問われるだろう。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/4/470539.html)
 
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