経済迫害の救済を求めた、湖北省の住民に不当判決
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 【明慧日本2024年1月18日】湖北省黄崗(こうこう)市在住の法輪功学習者・熊秀蓮さん(70歳女性)は、2023年12月14日、食料品の買い物中に中共当局に連行された。翌日、警察は熊さんを黄崗市第一拘置所に連行した。警察は、熊さんが退職前に停止された給与の払い戻しと、年金受給額の不当削減に対する補償を求めて、さまざまな政府機関に手紙を多数書いたとして、熊さんに刑を宣告すると脅迫した。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 熊さんは法輪功を学び始めてからわずか1カ月で、五十肩、慢性腎臓病、胃腸炎、乳線過形成、口腔潰瘍などの多くの病気が消えた。

 元教師である熊さんは、生徒たちを自分の子供のように扱い、生徒たちとその親御さんから愛され、尊敬されていた。熊さんの生徒たちは熊さんの連行を目撃して大泣きし、午前中ずっと心を落ち着かせることができなかった。

 熊さんは、2000年7月~2003年5月までの間に3回拘禁され、35カ月分の給与が差し押さえられた。経済的迫害に加えて、熊さんは拘禁中に拘置所の8人の屈強な男性看守らに手錠や足かせをかけられたまま金属の鎖で打たれたり、殴る蹴るの暴行や、強制的に食事を与えられたりする拷問(灌食:かんしょく)なども受けた。

 2006年4月10日、熊さんは授業中に再び連行され、湖北省洗脳班に送られた。

 当時、黄州区教育局規律検査委員会と黄州区教育局監督弁公室の責任者は、法輪功を修煉した従業員への対応について610弁公室の指示に厳密に従っていた。 熊さんに加えて、中学教師や小学校教師であった法輪功学習者・劉菊花さん、童金仙さん、劉学紅さんらも連行された。彼らは、家宅捜索を受け、罰金を科されたり、労働収容所へ送られたりした。

 熊さんが2008年に退職したとき、法輪功を放棄しなかったことへの罰として、熊さんの年金給付は実際の給与水準よりも低い給与等級に基づいて支給された。

 2011年8月16日、熊さんは、黄州区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と黄崗市610弁公室による警察の捜索中に再び連行された。警官らは、熊さんの家族がいないときに家に侵入し、法輪功の書籍、パソコン、携帯電話、年金の受け取りに使用していた通帳などを押収した。

 国保の警官は当初、熊さんの釈放を約束したにもかかわらず、熊さんは拘禁され続けた。2012年1月17日、1月19日、2月5日に家族が熊さんの釈放を求めに行った際、警官は熊さんの釈放と引き換えに家族から金を脅し取ろうとした。家族がそれに応じなかったため、警官は熊さんを1年以上も不当にに拘留した。熊さんは執行猶予3~5年の不当判決を受け、2012年11月に釈放されたが、警察は熊さんと息子の携帯電話に追跡装置を設置して日常生活を監視し続け、熊さんは警察やコミュニティの職員らから絶えず嫌がらせを受けていた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/12/19/469468.html)
 
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