吉林省の徐景超さん 解放される時迫害により重体
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 【明慧日本2024年1月26日】吉林省楡樹市の法輪功学習者・徐景超さん(88)は長春市公主嶺刑務所で不当に3年8カ月拘禁されていた。2023年8月5日、家族は徐さんが解放されるとき迎えに行ったが、徐さんは意識がなく、重体に陥り、人に背負われて出てきた。

 家族はすぐに徐さんを救急病院へ搬送しようとしたが、病院を数軒回っても受け入れてもらえなかった。最後に、知人のいる病院に送り、注射の処置をしてもらい帰宅した。家族の献身的な介護によって、現在徐さんはやっと身の回りのことができるようになったが、頭はまだはっきりしていないという。

 情報筋によると、刑務所側は徐さんに残酷な拷問を加え、刑務所内で亡くなることを恐れて1年前から帰宅させようとしていた。しかし、市政法委員会から許可のサインをもらえなかったため、1年間延ばされたという。

 徐さんが受けた迫害の実態は下記の通りである

 徐さんはかつて高血圧などの病気を患い、よくフラフラしていた。1997年、法輪功を学んでから全ての病気は完治し、健康を取り戻した。80歳過ぎても野良仕事ができ、嫁は「お父さんは大法を学んでから本当に恩恵を受けましたね」と感心したという。

 しかし、1999年7.20以降、徐さんは法輪功を学んでいるとして何度も身柄を拘束され、拘禁された。

 2010年7月11日の早朝、市610弁公室、公安局、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)は大勢の警官を派遣し、同じ時間に多くの郷と鎮において法輪功学習者に嫌がらせをし、学習者の自宅に侵入した。当時73歳の徐さんもそのうちの1人で「秀色山荘」という洗脳班に連行されて迫害を受けた。

 2018年、市政府及び公安局はいわゆる「ノック行動」を発動し、学習者に嫌がらせをした。徐さんも地元派出所の警官に嫌がらせを受けた。

 同年10月8日、徐さんは市民に法輪功の無実を伝えていた時、警官に尾行され、身柄を拘束され、刑事拘禁として留置場で拘禁されていた。

 2019年1月23日午後1時半、市裁判所は学習者5人に裁判を開き、当時84歳の徐さんは懲役2年6カ月、執行猶予3年、罰金1万元(約20万円)の不当な判決を宣告された。

 徐さんはいつものように法輪功の無実が書かれた資料を配ったり、人々に心からの9文字を教えたりしていた。しかし、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報されたため、2019年12月2日、自宅で市国保の警官4、5人に身柄を拘束され、家財を押収され、留置場に拘禁された。 

 2020年1月の旧正月前、徐さんは長春市公主嶺刑務所の病院に移送された。家族は何度も留置場へ行き、徐さんの情報を尋ねたが、何も情報を得られず、面会もできなかった。

 2022年夏、刑務所側は徐さんが所内で亡くなることを恐れ、市政法委員会、司法局及び家族に徐さんを解放する意欲を知らせた。しかし、市政法委員会の部門は同意しなかった。

 このように徐さんは重体に陥ったまで放置され、2023年8月5日、黒林子鎮司法所は家族に帰宅できることを知らせた。当時の徐さんは人に背負われて出てきたが、意識がなく、家族のこともわからず、話すらもできず、危篤状態だった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/23/471279.html)
 
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