吉林省の劉麗影さんに懲役4年6カ月の不当判決
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 【明慧日本2024年2月7日】吉林省長春市出身の法輪功学習者・劉麗影さん(55歳女性)は、法輪功への信仰を理由に2024年1月、長春市寬城区(かんじょうく)裁判所により懲役4年6カ月の不当判決を言い渡された。劉さんは現在、吉林省女子刑務所に拘禁されている。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 劉さんは2023年7月19日、其塔木派出所の警官らに連行され、家も家宅捜査された。警官らは劉さんの多くの私物や3万元の現金、法輪功の書籍、通帳などを押収した。

 2024年1月上旬、劉さんは長春市寬城区裁判所により、懲役4年6カ月の不当判決を言い渡された。

 2024年1月下旬から、劉さんは吉林省女子刑務所に拘禁されている。

 過去の迫害

 劉さんは法輪功を実践する前は、頻繁に体調を崩し、特に片頭痛で衰弱していた。片頭痛が再発するたびに、めまいがして歩くことも、食べることも飲むこともできなかったが、常に嘔吐していた。劉さんは1996年5月、法輪功を実践し始めてから心身ともに元気になった。

 劉さんは、法輪功への信仰を堅持するため、何度も当局に連行され、拘禁されてきた。劉さんは当局に、懲役9年の不当判決を言い渡されたことがある。

 2000年6月中旬、劉さんは法輪功への迫害を止めさせるために北京を訪れ、連行された。地元警察は劉さんを長春に連れ戻し、15日間拘留し、2,000元の罰金を科した。

 2001年9月28日、公農派出所の警官らは劉さんを連行し、洗脳班に拘禁した。

 2002年3月初旬のある夜、長春警察は地元の法輪功学習者を集団連行した。10人以上の警官が劉さんの家の塀をよじ登って中庭に飛び込んだ。彼らはいたるところを捜索し、劉さんと一緒に住んでいた母親は非常に恐怖を感じ、心臓病を患ってしまった。警察はその夜、何らかの理由で劉さんを連行しなかった。劉さんは、再び、嫌がらせを受けるのを避けるため、家から離れて暮らすことに決めた。

 2002年11月26日夜、劉さんは九台区警察の職員 5 名に連行され、その後、九台地区拘置所に拘禁された。そこで拷問による尋問を受けた。彼らは劉さんを長いベンチに座らせ、脚をその上に置き、背筋を伸ばし、腕を後ろ手に縛った。次に、彼らは劉さんに目隠しをし、頭をビニール袋で覆うと、頭を強く押し下げ、ビニール袋をきつく締めた。劉さんは窒息しそうになった。その間、警察は劉さんの腕を可能な限り引っ張り、耐え難い痛みを引き起こした。彼らは劉さんに、他の法輪功学習者の情報を提供するよう命じた。劉さんが従うことを拒否したため、彼らは劉さんの顔を平手打ちし、頭を殴り、その間ずっと罵声を浴びせ続け、虐待した。

'中共酷刑示意图:人为窒息'

拷問のイメージ図:ビニール袋で覆い、窒息させられる

 2004年1月9日、劉さんは九台裁判所に懲役9年の不当判決を言い渡され、すぐに吉林省女子刑務所に移送された。ここでは、劉さんに反法輪功ビデオの視聴を強制し、小さな椅子に長時間座らせる、電気ショックを与える、独房に監禁する、死人ベッド(四肢をベッドの支柱に縛り付ける)など、さまざまな形の拷問を行った。看守が劉さんを押さえつける中、大鷲のような姿勢で空中に吊り下げられ、睡眠剥奪、そしてトイレの使用も禁止されていた。劉さんは毎日、このような恐怖の中で過ごしていた。

'中共酷刑示意图:死人床'

拷問のイメージ図:死人ベッド

 2015年9月3日、劉さんは、法輪功迫害の首謀者である江沢民を告発したとして、長春市工農派出所の警官らに連行され、九台拘置所で10日間も拘留された。

 2017年6月8日夜、劉さんは再び、工農派出所の警官らに連行された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/29/471652.html)
 
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