山東省の魏春栄さんに3度目の不当判決
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 【明慧日本2024年2月8日】山東省青島市在住の法輪功学習者・魏春栄さん(72歳女性)は、法輪功を学んだとして、2024年1月11日、即墨区(そくぼく-く)裁判所に懲役3年6カ月の不当判決と1万元(約21万円)の罰金を言い渡された。魏さんはすぐに控訴した。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中共に迫害されている。

 事件の経緯
 
 2023年3月2日、魏さんは食品配達員に法輪功迫害の事実を話したとして、通報され連行された。連行した正陽路派出所の警官は魏さんの息子の家を家宅捜索し、法輪功の書籍6冊、USB5個、音楽プレーヤー3台、電子書籍リーダー1台を押収した。警官は魏さんを青島市即墨区第二拘置所に連行した。

 5月8日、彼らは魏さんの案件を城陽地方検察庁に提出した。 

 6月6日、同検察院は青島市検察庁から、この地域での法輪功事件を扱うように指定されている即墨区検察庁に事件を移送するよう指示された。

 7月5日、魏さんは即墨区検察庁に起訴された。

 10月12日、即墨地方裁判所は拘置所で魏さんに対する裁判を開廷した。

 裁判で、裁判官は魏さんが配達員と法輪功について話した場所として、城陽区にある美団テイクアウトの支店を挙げた。しかし、その場所にはそのような支店はなかった。

 他の検察証拠には、魏さんの自宅から押収された5個のメモリカードから見つかった法輪功関連の音声ファイルとビデオファイル2242個が含まれていた。

  検察官は、魏さんが「法輪功組織」に配達員を勧誘しようとしたことは、再犯者であると非難した(魏さんは以前、信仰を理由に2度、判決を受けた)。魏さんが配達員に法輪功について話したことがカルトのプロパガンダであると「認定された」と述べた。

 判決書には、青島市即墨裁判所の押印の日付が2023年1月11日となっていたが、裁判所は明らかな誤りに気付かなかった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/25/471334.html)
 
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