黒竜江省の李霜さんに懲役1年の不当判決
■ 印刷版
 

 【明慧日本2024年2月11日】黒竜江省伊春市(いしゅん-し)在住の法輪功学習者・李霜さん(女性)は、法輪功を学んだとして、2023年12月26日、伊春市友好区裁判所に懲役1年の不当判決を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 事件の経緯

 2023年9月6日、李さんが、病気を患っている父親(86歳)を診療所に連れて行った際、ある年配の女性に、自分は2009年に法輪功を学び始めてから、法輪功がどのようにして胸の問題を治したかについて話したとき、その女性の息子が李さんを警察に通報した。

  数人の警官がやって来て、李さんを連れ去ろうとした。医師が、李さんの父親は重篤な状態にあると述べ、病院でさらに検査を受けるよう勧めた。警官らは、李さんが父親を病院まで車で送り届け、検査後に李さんの家に戻るまでを追った。

  警官らは、李さんの自宅を家宅捜索して立ち去ったが、翌日またやって来て李さんに押収品のリストに署名をするよう命じた。李さんは警官に、父親の介護のために助手を雇う必要があると話した。警察は李さんを釈放した。迫害を避けるため李さんは一時的に家を出た。

 李さんの父親は、警官に非常に恐怖を感じため、容態は急速に悪化し、2023年9月11日に亡くなった。9月13日の葬儀の後、李さんは出国するための航空券を購入した。李さんは9月14日に北京空港の税関を通過中に連行された。3日後、地元の警官が李さんを北京に迎えに行った。

 友好裁判所は2023年12月26日に李さんに不当判決を下した。

 李さんは2012年8月23日、法輪功の情報資料を配布したことで連行され、烏馬河拘置所で15日間の拘束を言い渡された。13日目、李さんは警官により洗脳班に移送された。

 李さんは2015年4月2日、当時上海に住んでいた父親を訪ねていた際に上海で連行された。上海金山区裁判所は2016年12月28日、李さんに懲役3年6カ月の不当判決を言い渡し、上海女子刑務所に拘禁した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/4/470590.html)
 
関連文章