石家荘市の学習者・劉順芝さんたち3人は、不当な判決を受ける
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 【明慧日本2024年2月19日】(河北省=明慧記者)石家荘市の法輪功学習者(以下、学習者)・劉順芝さん(70歳女性)、浦杏池さん(46歳前後)、梁業寧さんは2022年1月23日、入室してきた警官らに不当に連行され、拘禁された。2023年7月12日、石家荘市橋西区裁判所は、劉順芝さんに懲役8年、梁業寧さんに懲役6年、浦杏池さんに懲役4年の実刑判決を下し、それぞれ罰金を科した。劉順芝さんと梁業寧さんは判決を不服として石家荘市高等裁判所に控訴した。 現在の状況は不明である。

 浦杏池さんは学生時代から法輪功を学び、その後河北師範大学美術学部に入学した。 卒業後は石家荘清韻芸術学校で美術の教師として7年間勤務し、美術を愛する多くの生徒を指導し、優れた授業で生徒たちに美の世界を広げた。

浦杏池さん

 2022年1月23日、浦杏池さんは自宅で生徒にオンライン授業を行っていたところ、入室してきた警官に連行された。同時に、方村恒大住宅地に住んでいる劉順芝さんの一家4人も連行され、梁業寧さん夫婦も借家から地元の警官により連行された。情報筋によると、十数人の私服警官が突然それぞれの自宅に侵入し、高齢者や子供を区別なく連行し、家宅捜索を行ったという。家族は解放されて自宅に戻ったが、直接事件に関わった警官は家族に対し、いかなる情報も外部に漏らさないようにと脅迫した。

 劉順芝さん、浦杏池さん、梁業寧さんの3人は石家荘市元氏県の水利ホテルで2カ月近く拘禁された。期間中、警官らは頭に黒いカバーをかぶせ、手錠をかけ、鉄の椅子に長時間座らせるなどの精神的・肉体的拷問を加えたほか、自白を強いた。 2022年3月16日、3人は石家荘市第二留置場に移送された。

 劉順芝さんは何度も拘禁され、嫌がらせを受けたことがあり、首に大きな腫瘍ができ、留置場で極度の体調不良に陥ったにもかかわらず、依然として非人道的な扱いを受け続けている。呼吸困難になったとき、劉順芝さんは刑務所内の病院に送られ、手足はベッドに固定され、まだ生きていることが確認された後、留置場に連れ戻された。

 情報筋によると、留置場では学習者は毎日、ひざまずいて床を拭いたり、トイレを掃除したり、冷水シャワーを浴びたりすることが強制されており、他の人は学習者と接触することを禁じられている。毎日の食事は野菜スープ、蒸しパンと小麦粉で作った糊状のものしかなく、塩分が含まれておらず、長期に食べると、人間は次第に衰弱していき、足は腫れ上がり、めまいがするという。さらに24時間の監視体制で、お互いに監視できる監視者が配置され、トイレに行ってもシャワーを浴びる時も監視者や監視カメラに監視されていた。夜は1人が寝るスペースが45センチしかなく、仰向きができず、みんなが横を向いているため、寝返りをする時は皆が一斉に寝返りをしなければならない。年齢に関係なく、夜間は2時間ごとの当直があり、寝ている最中でも起こされ2時間立ち続けなければならない。また、栄養失調のため、低血糖で倒れる人も多いが、それでも当直しなければならない。

 2023年2月24日朝、石家荘市の橋西区裁判所で、劉順芝さん、浦杏池さん、梁業寧さんに対する裁判が行われた。2023年7月12日、石家荘市橋西区裁判所は、劉順芝さんに懲役8年と罰金1万元、梁業寧さんに懲役6年と罰金5000元、浦杏池さんに懲役4年の実刑判決と罰金5000元を言い渡した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/2/17/473323.html)
 
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