根本的な執着心を取り除かないのは 大変危険なこと
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2024年2月27日】長年にわたり、私は自分の根本的な執着が何であるかを見つけることができませんでした。一度は自分には根本的な執着がないとさえ笑い飛ばしていました。これまでの修煉の数年間、自分の修煉の道がますます困難になっていると感じています。特に過去十年間、妨害が絶えず続き、法を実証するプロジェクトを安定させることができませんでした。特に最近の数年間、明らかな執着が反復して取り除かれず、これらの執着がもたらす妨害もますます明白になっています。特に目立つのは携帯電話への執着で、まるで誰かが私の手を引っ張っているようで、自制できません。短い動画を見たり、ネットショッピングをしたり、特定のライブ配信をフォロー(ネット用語)したりします。宝石や装飾品に夢中になり、見栄えの良い服に執着しています。

 修煉を始める前から、私は特に美しいものが好きで、洋服を買ったり、着飾ったりすることが好きでした。修煉した後も、この心を取り除くことができませんでした。同修からおしゃれ好きは色欲の表れだと指摘されましたが、私はその執着心を隠すために、人々に良い印象を与えるという理由で正当化しました。同修は私が語ることに反論できず、黙ってしまいました。その結果、私はずっと執着し続け、妨害もずっと付きまとい、法を学ぶのが難しく、逃げ回り、座禅をすると頭がぼんやりしてしまいます。家庭内の葛藤も絶えることはなく、娘との関係がますます悪化し、結局、娘は法輪大法を憎み、中国共産党の嘘を信じています。

 その上、妨害は段々とエスカレートし、警官による嫌がらせや拘留などがありました。恐れの心が徐々に増していき、連行されること、ドアをノックする音や廊下の足音を恐れるようになりました。真相法輪功迫害の実態)を伝えるために外出する際も、胸がドキドキしました。その後、私は店も続けられなくなり、閉店せざるを得なくなりました。同修との関係もどう付き合っていいかわからなくなり、距離がますます広がっていきました。

 こうして、私は苦しみながらも修煉を続け、堅持しました。修煉中に問題が発生することを認識し、内省(ないせい)して多くの執着を見つけました。状態は時には良くなり、時には悪くなりますが、自分自身も心身ともに疲れ果て、非常に辛く、疲れていると感じました。しかし、心の奥底にある、師父に従って修煉を続ける決意が変わることはありませんでした。

 後から内心は恐れに満ち、空間が多くの邪悪な要素で満たされているように感じました。それは、いつ警官が押し入ってくるかのようにです。私は旧勢力を否定し、迫害を認めず、妨害を解体するために長時間正念を発し続け、心の中で一つの信念を守りました。「師父の按排に従うだけです」。心の中で、私は師父に「師父、私はこの正念を持ちたいです。私はこの正念を持ちたいです」とお願いしました。

 心を修め、法を学び、内省する過程で、法に合わない考えはすべて真の自分ではなく、後天的に形成された偽の自分であることを理解しました。師父の慈悲と啓示の中で、徐々に色欲心が引き起こす妨害かもしれないと悟りました。以前は自分の思考に色欲の欲望はなく、この分野の妨害もないと思っていました。独身で十数年を過ごし、家庭を持ちたいという考えもなかったため、私は既に純粋であると考え、この部分の修煉を軽視していました。

 私は明慧ネットの交流記事で、同修が師父の説かれた「欲も色もみな人間の執着心で、それらはみな取り除かなければなりません」(『轉法輪』)を繰り返し念じることの重要性について、触れられたのを感じました。色欲心を取り除くのに非常に助けになると感じ、私もこの法を繰り返し念じ始めました。本当に奇妙なことに、その恐れがすぐに消え去り、心には非常にリラックスした感覚が生まれました。私はこれが正しい方法であると思い、ついに原因を見つけたとわかりました。しかし、翌日には再び同じような状態になりました。恐れや疲労感が再び現れ、私は再びこの法を唱えました。200回、300回、500回と繰り返し唱えました。その結果、毎日この文言を唱えるようになり、状態が徐々に良くなり、恐れや疲れが減少していきました。しかし、一日でも念頭になければ、不快な感覚が再び現れると感じたため、私は毎日この文言を唱えるようにしました。  

 1年間このように続けると、不快な状態はますます弱まり、妨害もますます少なくなっていきました。以前は煉功中、大部分の時間が師父の口令(号令)を聞くことができなかったのですが、今ではますますはっきりと聞こえるようになりました。以前は、深夜に目覚まし時計の音が聞こえず、深夜に正念を発することがほとんどできませんでしたが、今では目覚まし時計の音が聞こえ、起きて正念を発することができるようになりました。困難を乗り越えることも以前より、ずっと簡単になりました。努力すれば、睡眠の時間を短縮することができ、これにより、さらに時間に余裕が出ました。また、『轉法輪』を暗記し始めました。最初はとても続けるのが難しかったのですが、今ではますます覚えたようになりました。徐々に不快な状態が弱まり、正念がますます強くなっています。

 ある日、私は突然、法を初めて得た時に持っていた一つの考えを思い出しました。「この功法は人を若返らせることができる。これはとても良いことだ。いつも若くて美しい、本当に素晴らしい。これを修煉する必要があるんだ」。ああ、私はついに見つけました。私の根本的な執着心はこれだったんだと。私は最初、大法を修煉すれば、若く美しくなると思っていたのです。

 もちろん、他にも根本的な執着があるかもしれませんが、この執着心は本当に旧勢力が私を掴んで妨害し、迫害する口実です。振り返ってみると、多くは強制された魔難でした。この根本的な執着心が常に隠されていて、同時に邪悪に利用され、魔難を増大させていたのです。

 師父は、次のように説かれました。「皆さん、ご存知ですか? 現在、旧い悪の勢力が大法を迫害する最大の口実の一つは、皆さんの根本的な執着が隠されていると言って、難を大きくし、これらの人を探し出さなければならない、というものです」、「修煉してしばらく経っても、まだ当初の考えのままなのでしょうか、人間のこの心が、自らをここに留めさせているのでしょうか? もし、そうであれば、わたしの弟子とは言えません。これはすなわち、根本的な執着心が取り除かれておらず、法の上から法を認識できていない、ということです。大法が中国で受けた邪悪な試練の中で淘汰されたのは、すべてこの執着心が取り除かれていない人です。同時に、大法にマイナスの影響を与えました」(『精進要旨(二)』「圓満成就に向かって」)

 師父は、弟子が旧勢力によって強制された色欲心を断固として、否定し続けていることを見て、その心を修めたと認めてくださり、弟子に悟らせてくださいました。このことから考えると、私たちがどうしても取り除けない執着心、根本的な執着心がまだ取り除かれておらず、かえって旧勢力によって拡大されているのではないでしょうか? 法を正す進展は終盤に差し掛かっており、そしてこの根本的な執着心の問題は「円満に向かう」問題と関係しています。旧勢力はこれを口実にして、大法の弟子の執着心を徐々に増大させ、魔難を増大させようとし、大法の弟子を破壊しようと企んでいます。これは非常に深刻で、極めて危険です。同修の皆さんは必ず重視していただきたいと思います。私個人の体験から、その深刻さを痛感しています。

 この文章を書いたのは、同修の皆さんの参考になり、一石を投じる役割を果たすためです。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/10/23/467318.html)
 
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