山西省の張瑞萍さん 不当に連行・刑務所に拘禁
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 【明慧日本2024年3月6日】最近、山西省陽泉市の法輪功学習者・張瑞萍さん(56歳女性)は今年1月に、山西省晋中市にある山西省女子刑務所に連行され、拷問が続けられていることが分かった。張さんは2023年4月、自宅の前で国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に連行され、濡れ衣を着せられた後、3年6カ月の実刑判決を言い渡された。

 法輪功を学ぶ前の張さんは、短気な性格で健康状態が悪く、胃腸炎や脇の下と太ももの付け根の痛みに悩まされ、漢方薬や西洋薬をたくさん飲んでいたが、効果がなかった。 1999年4月、張さんは法輪功を学び始め、「真・善・忍」の基準に従って良い人となり、心身ともに恩恵を受けた。気性も良くなり、病気も治り、20年以上義母とも仲良くしてきた。

 一、待ち伏せの警官に連行され 濡れ衣を着せられる

 2023年4月19日、張さんの子供たちが出勤しようとしたとき、すでに張さんの家の前に見張っていた陽泉市公安分局城区分局の国保の大隊長・呉国光などの警官が一気に張さんの家に押し入り、張さんを連行し、家宅捜索した。張さんは陽泉市の洗脳班に連行され、そこで喬金花と高麗芳の2人から「転向」が行われた。

 5月5日、城区分局、政法委員会、南山路派出所の警官らは、張さんを洗脳班から陽泉市留置場に移送し、継続的に拘禁した。

 5月19日、張さんは陽泉市検察庁に逮捕状を発付された。

 8月中旬、張さんは陽泉市裁判所に提訴された。

 9月27日、張さんは陽泉市の平定県裁判所で裁判にかけられた。法廷では北京からの弁護士が来て、法律に基づいて、張さんの無実を訴えた。検察官から提出された張さんに対するでたらめな証拠に対して、同弁護士は、「これらのいわゆる証拠といわゆる犯罪事実について、私の当事者にとっては、全く立証されないものです。 検察官に聞きたいのですが、当事者はどの法律に違反したのですか? どの法律の実施を破壊したのですか? 検察官は洗脳班のいわゆる証人が言ったことだけを根拠に、私の当事者を有罪にするのですか? あまりにも馬鹿げていると思いませんか!」と問いただした。

 弁護士はまた、「法律がわかっていないのに、どうして事件を処理できるのですか? 私の当事者である張瑞萍さんは善良な人であり、法律を守る公民であり、何の罪も犯していません! 直ちに釈放すべきです」と主張した。

 家族と一般人十数人は法廷で傍聴した。裁判は1時間余り行った。

 11月、張さんは陽泉市平定県裁判所から懲役3年6カ月の判決を宣告された。張さんは判決を不服として控訴した。12月、陽泉市中級裁判所は事実を無視し、法律を踏みにじり、原判決を維持した。

 二、張さんが受けた迫害の数々

 2004年3月2日、張さんは法輪功に関する真実の資料を配布するために地方に行った際、法輪功の真実を知らない人に通報され、地元の「610弁公室」の警官に家宅捜索され、留置場に入れられた。張さんが持っていた200元も受刑者らに持ち去られた。

 留置場で張さんは奴隷労働などを受け、21日間拘禁された。その後、張さんは迫害から免れるため、放浪生活を余儀なくされた。その間、張さんの家族はコミュニティの職員から何度も嫌がらせを受けた。

 2015年10月22日、張さんは自宅に押し入った警官に連行された。連行の理由とされたのは、2015年7月上旬、張さんが法輪功迫害を引き起こした江沢民に対する訴状を高級検察院に郵送したことで、その訴状が太原で止められたのである。

 2017年7月25日、南山路派出所の警官が張さんの自宅に行き、ドアをノックして嫌がらせをした。8月29日夜、南山路派出所の警官がまた、ドアをノックして嫌がらせをした。

 2018年6月5日夜、南山派出所の警官が張さんの家のドアをノックし、嫌がらせをした。7月27日午前8時、南山路派出所の副所長・翟建斌などの警官が張さんの家に行き、「ドアを開けないなら、鍵屋会社の人を呼んでくる」と脅迫した。彼らが家に入った後、張さんをビデオで撮影した。7月17日から7月27日まで、警官は張さんに対して少なくとも5回嫌がらせをした。

 2020年から2022年の3年間、張さんと家族、親戚は、繰り返し嫌がらせをされ、大きなダメージを受けた。

 法輪功を学ぶことで、張さんは健康で、優しくて良い人になった。法輪功の真実が世間に明らかになった今、法曹関係者は、張さんを含む法輪功学習者が最も親切で善良な人であることを十分知っていながら、自分たちの利己的な利益のために、法律と良心を無視して、善良な人を刑務所に送っている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/2/25/473594.html)
 
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