【明慧日本2024年3月8日】瀋陽市の法輪功学習者・邢安梅さんは、酷い拷問によって精神異常になり、7年後の今年2月22日に死亡。享年66歳。
2017年4月14日、1年間刑務所に拘禁された邢さんは解放されたが、怯えた表情で家族たちの前に現れた。家に戻った後、邢さんは意識が朦朧とし、ふらふらと歩き、友人や家族さえも認識できなかった。 邢さんは昼も夜も大声で叫び、走り回り、人を殴ったり罵ったり、家の中の物を外へ投げ捨てたり、自分の子供さえも認識できなかった。邢さんはたまたま「法輪功学習者は毎日薬を飲まされている」と喋っていた。
邢安梅さん |
邢さんは1957年11月生まれ、2001から法輪功を学び始めた。その前は、心臓病、産後の病気、リウマチなど多くの病気を患っていたが、法輪功を学んですべての病状が消えた。
2011年6月9日夜、皇姑の住宅街で法輪功についての真実の資料を配ったとして濡れ衣を着せられ、10日の夜、邢さんは連行され瀋陽造化留置場に拘留された。
2013年10月23日夜11時、警官数人が邢さんの家に向かい、10月24日正午まで家を包囲した。同日午後、警官は2人の鍵屋を連れてきて、ドアを壊した。警官と私服警官が一気に邢さんの家に押し入り、身分証明書も見せずに、邢さんの息子・孫英男さんを蹴り倒して手錠をかけ、娘の孫鴬鴬さんにも手錠をかけた。邢さんと夫の孫徳坤さん、子供2人の家族4人は皇姑区の三洞橋派出所に連行された。
邢さん一家の連行に関与した瀋陽市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と瀋陽市公安分局三洞橋派出所の警官はまた、邢さんの家に戻り、誰もいない邢さんの家を家宅捜索し、アクセサリー、パソコン、携帯電話など大量の私物を押収した。
邢さん夫婦と娘の3人は、法輪功迫害を引き起こした江沢民を告訴し、訴状を最高裁判所、最高検察庁に郵送したことの報復だった。2016年4月14日、邢さん夫婦は娘を会社に送る途中で、3人で大東区上園付近の店で朝食をとっていた時、そこで大東区国保の警官に上園派出所に連行された。
上園派出所で、邢さんは警官にひどく殴られた。警官は何の証明も提示せずに、娘と邢さんを瀋陽市第一留置場に送った。その後、邢さんは密かに大東区裁判所から懲役1年と罰金5000元、夫の孫さんは懲役2年6カ月と罰金1万元、娘は刑務所外での執行1年の強制管理と罰金2000元の判決を言い渡された。
瀋陽市留置場で、邢さんはひどい暴行を受け、薬を強制的に飲まされ、独房に閉じ込められた。迫害された邢さんは歯が抜け落ち、食事するのも非常に困難になり、めまい、疲労感、動悸、吐き気などの症状に苦しみ、検査で低カリウム血症と診断されたが、足枷をつけられ、床の鉄のリンクに繋がられ、トイレの時でさえ外してくれなかった。看守は4人の受刑者に邢さんを殴るよう指示した。2人は邢さんの脚の上に座り、他の2人は邢さんの腕を背中に回してひねるようにねじった。邢さんの左肩から骨が突き出ており、触れると痛んで泣き叫んだ。その残酷な拷問で、邢さんは精神異常になってしまった。
邢さん一家は2016年4月14日、連行された後に受けた迫害の詳しい状況は、明慧ネットの報道を参照。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)