フランス人の修煉者「中国人の同僚の『三退』を手助けする」
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 文/フランス人の大法弟子

 【明慧日本2024年3月11日】私はフランスの海外県(DROM)に住む法輪大法を修煉しているフランス人の大法弟子です。私には中国出身の同僚がいます。私が法輪大法を学んでから、この同僚とは法輪大法について何度も話をしたことがあります。この同僚を除けば、私が住んでいる地域で中国人と接触したことはありません。

 同僚はこう話したことがありました。「フランスに来る前に、すでに法輪大法を知っていました。まだ中国にいた1999年に、中国共産党が法輪功への迫害を突然始めたことも知っています」と。彼女は、大法に対して良い態度であり、中国国内の法輪大法の学習者の境遇や、中国共産党の悪事も理解していました。

 そのため、私は同僚に中国共産党当局組織から脱退するセンターのことも何度も話していました。すると彼女は「以前、中共を脱退することを聞いたことがあります。中共から正式に脱退するための脱党センターがあることも知っています」と言いました。

 しかし、彼女が「三退」をしているのかよくわからなかったので、彼女に脱党を勧めることを躊躇していました。

 内に向けて探し 執着心を取り除く

 「きっと恐怖心が私を引き止めているのだ! なぜ恐怖心が彼女の脱退のことを阻止できるのか?」と内に向けて探しました。

 「彼女が私に対して、態度を変えたり嘲笑したりするのを恐れている。私は面目を失うのを恐れて、彼女から『ノー』と言われるのを恐れている。彼女を説得できる自信がない。政治の話をしていると思われるのを恐れている」など、私の執着を探し出しました。

 それらの執着を持っているということは、「三退」の重要性を深く理解していないからでしょうか? それとも、私が師父と大法を十分に信じていないからでしょうか? と自問しました。

 「大法弟子として、恐怖心に束縛されてはいけない!」と考えました。

 そして、中国共産党組織を脱退するセンターの役割についても、十分な認識をしていないことがわかりました。脱党のことが私とあまり関係ないと思ったのは、このことを行う専門の同修がいると考えていたからです。内に向けて探し続けるうちに、私は人を救い済度のプロジェクトの一部にしか興味がなく、「すべて、ことをこなす時間がない」という言い訳で、強い安逸心と利己心をごまかしていることに気づきました。

 当時、同僚はまだ正式に採用されておらず、会社の試験に努力して合格しようとしているところでした。彼女が合格すれば、今の職場を離れて私から遠く離れた場所で働くことになるのです。「もし、自分がこのような執着を持って、彼女に『三退』を勧めず、彼女はどのような未来に直面しするのか? 私は最初に誓約したことを達成できるだろうか?」と自問しました。

 しかし、私は彼女と「三退」について何から話したらいいのかわからなかったので、他の同修と交流をしました。

 同僚は確かにこう話していました。「少年先鋒隊に参加したことがあるが、それは当時みんなが参加しているからで、そのときに立てた誓いを信じていないし、規定の期間が過ぎれば自動的に退出することになるので、もう中国共産党とは関係ない」と。私は彼女に何から話せばいいのかわからず、不安でした。同修と交流した後、私は彼女の「三退」を正式に行う手助けができればと心から願いました。

 師父が私に彼女を救う機会を与えてくださる

 ある晩、退勤して車で帰る途中、道端で彼女が帰りのバスを待っているのを見つけました。私の願いを知られた師父が、彼女の「三退」を助けるために与えたくださった機会だと理解した私は、「家まで送りましょう」と彼女に同乗するよう誘いました。道のりは長くはなかったのですが、私はこの機会を逃したくなかったのです。私はまず、彼女の「三退」を妨げるさまざまなものを取り除くように発正念をしました。

 私は彼女に「三退」のことを話し始めました。「私はあなたのことをとても心配しています」と話すと、彼女は驚き、動揺した様子で、「『三退』の方法をネットで調べます」と言いました。私は彼女に「あなたが同意すれば、私が代わりにしてあげますよ」と言うと、彼女は感動して言いました。「本当ですか? 本当にできるのですか?」、私は「『三退』は本名でも仮名でもいいです」と言いましたが、彼女は仮名を選びました。

 彼女の家の前に到着し、別れの挨拶をして車を走らせると、バックミラーには微笑みながら見送ってくれている彼女がいました。もうすでに暗くなっていましたが、彼女は喜びの光を放っていました。 帰り道、私は感動の涙を流しながら、彼女の明るい未来のために、このような素晴らしい機会を与えてくださった師父に感謝しました。そして、修煉のあらゆる段階で励ましてくれた同修に感謝しました。

 執着を取り除き、同僚が救われることを純粋に望んでいた私に、誓いを守る機会を与えてくださった慈悲なる師父に感謝いたします。

 慈悲深い偉大な師父に感謝いたします。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/2/28/473675.html)
 
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