吉林省の潘剛さん 秘密裏に実刑判決
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 【明慧日本2024年3月12日】吉林省農安県在住の法輪功学習者・潘剛さん(66歳男性)は、法輪功を実践しているとして、当局に懲役4年の不当判決を言い渡された。潘さんの家族は1月9日に地元の拘置所から電話を受け、潘さんが刑務所に移送されたと告げられ、ショックを受けた。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 潘さんは、2023年4月14日に路上を歩いていたところ古城派出所の警官に連行された。警察は潘さんの家の鍵を奪い、家宅捜索し、潘さんの法輪功の書籍、法輪功の創始者の写真、携帯電話、および以前の労働教養所と判決に関する書類を押収した。警察は潘さんの連行について家族に知らせなかった。 彼らが潘さんの事件について尋ねるために公安局に行ったとき、警察はいかなる情報も提供することを拒否した。

 潘さんの家族は後に、潘さんが農安県拘置所に拘禁されていることを知った。2023年5月、潘さんの家族は面会に行ったが断られた。2024年1月初旬に拘置所から電話があり、潘さんが吉林省刑務所への入所を知らされるまで、潘さんの案件に関するその後の最新情報は何も受け取れなかった。しかも、拘置所の看守は、潘さんの起訴、裁判、判決に関するいかなる情報も明らかにすることを拒否した。

 これまで受けた迫害

 潘さんはかつて農安県税務局に勤務していた。潘さんは信念を貫いたため、国税局から正式に解雇はされていなかったが、2001年から給与は停止されている。経済的迫害に加えて、彼は2001年、2003年、2005年の3回の労働収容所での刑期も加えられた。拘禁中、潘さんは残忍な拷問に耐えた。

 潘さんは2010年1月10日、法輪功迫害の事実について人々に話していたとして再び連行された。10人以上の警察官が潘さんの自宅を捜索し、法輪功の書籍や情報資料を押収した。警察と拘置所の看守はさまざまな方法で潘さんを拷問し、法輪功を放棄させようとした。

 潘さんは迫害に抗議するためにハンガーストライキを始めた。数日後、警察は潘さんに強制的に食べさせようとしたが、成功しなかった。彼らは潘さんを病院に連れて行き、医療費を支払うために潘さんの家を売ると脅した。体調が弱っていたにもかかわらず、警察は彼を強制労働収容所に連行したが、刑務所は受け入れを拒否した。潘さんは農安県拘置所に連れ戻されたが、そこで食事が困難になり、さまざまな病状が現れた。だが、警察と拘置所は潘さんの釈放も家族の面会も拒否した。

 農安県裁判所は、日時は不明であるが、潘さんに対する非公開審理を開催した。当局は、潘さんの家族や友人が釈放を要求してきた場合に鎮圧する準備として、法廷の外に警察官を大量に配置した。潘さんは後に公主嶺刑務所で懲役8年の不当判決を言い渡された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/12/470881.html)
 
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