文/海外の大法弟子
【明慧日本 2024年3月13日】私の修煉の道を振り返ってみますと、環境が変われば変わるほど、自分の修煉が緩んでいきました。 日常生活でも、三つのことをしていても、常人の心、常人の考え、常人の情に振り回されています。 師父がおっしゃったように、私は法を実証していても、人々を救うために全力を尽くし、法を学び、煉功し、表面的にはまだ精進しているように見えますが、実は自分がどんな状態でいるのかは私と師父しか知らないのです。 修めても心性の向上に注意を払わず、事をする心が強かったため、知らず知らずのうちに心性を高める機会を多く失いました。 心性の向上ができないため、私の身体に病業の虚像が現れ続け、睡魔も襲って来るようになります。 ある時期、私は非常に混乱し、こう自問しました「もう30年近く修煉してきたのに、いまだにこんな状態なのはなぜなのか?」
ある夜、私ははっきりとした夢を見ました。大勢の同修とトレッキングをしていて、足早に歩き、山林に差し掛かったとき、発正念の鐘が鳴り、協調人の同修が「みんな座って発正念しましょう」と声をかけました。 私はほど近い一本の木の下に干し草の山を見つけたので、そこへ行き、柔らかい草の上に座って発正念をしました。 正念を発した後、同修たちは皆立ち上がって道を進みましたが、私は立ち上がることができず、動く勇気もなく、動いたときには沈んでしまいそうで、 あまりの怖さに、同修に「手を貸して」と助けを求めました! 立ち上がって初めて、自分が座っていた干し草の下には枯れ枝が何本か敷かれているだけで、その大部分が宙に浮いていることに気づきました。 同修に促され、なんとか私はみんなに追いつき、道を進みました。 険しい山道を歩いていると、幅2〜3メートルほどの深い溝があり、その上に幅2センチにも満たないレールが敷かれていました。 私の前にいたのは若い同修で、彼は走って溝を飛び越えました。 私は怯えて腰が引けてしまいましたが、 すぐに冷静を取り戻し「これは師父が按排してくださった道だ、これは試練だ、他の人が通れるなら自分も通らなければ」と思いました! 私はびくびくしながら足を踏み出して飛び越えようとしましたが、勢いが足りないため、片足が宙に浮き、落ちそうになった瞬間、上空から突然一本の枝が垂れ下がり、私は急いで枝を掴み、足元を安定させ飛び越えました。 私は胸を撫で下ろして、大きく一息ついて、夢から覚めました。
ベッドから起き上がると、心は揺れ動き、暫くは落ち着くことができませんでした。 私は「法を正す時間は終わりに近づいているのに、私はまだこの状態にいる。師父は私のことを心配しておられるはずです。 私が悟らないのを見て、師父は夢の中で二度も悟らせてくださいました。まず、私が安逸を貪るのは非常に危険であり、正しく行わなければ万里の深淵に落ちることになると悟らせてくださいました。 次に、師父から、足を地につけて修め、基礎を固めないと大変危険だと悟らせてくださいました。 私は、過去にいろいろな大法のことを行いましたが、それは修煉ではない」と理解しました。毎日『轉法輪』を二講以上学んでいましたが、心に入らず、時々気移りします。毎日2時間半の煉功を行い、五セットの功法を確実に行えるようになりましたが、清浄心を持てず、時々寝落ちさえしました。 師父は、私が悟ることができないのを心配され「修煉の道は非常に狭いので、そこから外れることはできないし、怠ることもできない。ただ、確実に修めて精進し、恐れる心を取り除き、自分を正し続ければいいのだ。 修煉の道を正しく歩んで、初めて法の進展について行くことができる」と教え導かれました。 私は両手を合わせ、感激の涙を流しながら、師父の導きと慈悲深い救いに感謝の気持ちでいっぱいでした!
2年以上経った今でも、この夢は私の脳裏に鮮明に焼き付いていて、師父の導きを永久に胸に刻み「真剣に法を学び、清浄心を以って法を暗記し、師の言葉をしっかり記憶し、法を実証し、真相を伝えて人々を救うというあらゆる大法の項目において、自分の観念を変え、修めて自分の人心のあらゆる執着をとり除くように努力しなければならない」と自戒しました。