瀋陽市の劉博さんら3人 不当に裁判を開かれる
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 【明慧日本2024年3月15日】当局に不当に拘束されていた瀋陽市の法輪功学習者・劉博さん、劉琪芬さん、趙洪利さんの3人は今年2月21日午前9時30分、瀋陽新民市裁判所で不当に法廷審理・裁判が行われた。法廷では、検察官が法輪功学習者(以下、学習者)たちの合法的な行動や善行をいわゆる「証拠」とし、3人を拘禁して迫害し続けようとした。

 劉さんら3人は、法輪功を修煉することが自分たちの身体と心にも恩恵を受け、道徳を高め、家族や社会に有益であると言った。道徳であれ法律であれ、いずれの観点から見ても、法輪功を修煉することは違法ではなく、罪がないため、裁判を受けることは不当で、無罪放免すべきだと主張した。

 不当な裁判は正午を過ぎるまで続いた。裁判官は法廷で結果を宣告しなかった。裁判官は沈陽市新民区裁判所の林述静である。

 2023年7月26日、市内の新民区国内安全保衛部門(以下、国保)の人員と法哈牛、二紅旗、新農村などの派出所と協力し、20人以上の学習者を不当に連行し、家宅捜索をし、自動車、携帯電話、現金、給与カードなどの個人の財産を奪った。派出所に連行された後、ほとんどの学習者は警察によって暴力的に殴打され、拷問され、自白を強要され、歯を折られる者もいた。

 同日午前9時30分、派出所の5、6人の警官らが、新民西城国際物業に押し入り、仕事中だった劉博さんを連行した。警官らは劉さんを自宅に連れて行き、家宅捜索を行い、3万7000元(約74万円)の現金を押収した。警官らは制服を着ておらず、捜査令状も提示せず、差押えリストも渡さなかった。警官らは劉さんの妻・吳艶さんと義父・吳俊徳をも派出所に連行した。

 午後2時ごろ、法哈牛派出所長の于雷が呉艶さんに対して不当に尋問を行い、拷問を行った。3〜4人の警官が呉さんを素足のまま2階の部屋に連れて行き、5〜6時間にわたって後ろの隅の扉にしゃがませた。その後、男性の警官がやってきて、呉さんに激しく2回平手打ちし、タオルで彼女の手を結び、手を上の段の二段ベッドに吊るし、両足を空中に吊り上げ、2人が彼女の足の一方を強く外側に引っ張り、「ストレッチをさせる」と言った。吳さんは激痛で叫んだ。その後、警察は呉さんを別の部屋に連れていき、供述書を書かせた。吳さんを殴った男性はさらに2回平手打ちし、呉さんの顔が麻痺し、口の端が出血した。50代の別の男性もしゃがむ呉さんを蹴り、地面に倒した。翌日(27日)午後3時に、呉さんは解放された。

 劉博さん、劉琪芬さん、趙洪利さん、曹陽さんは不当に拘束され、罪をでっち上げられた。劉さんは新民留置場に不法に拘束された。8月11日、弁護士が留置場を訪れ、劉さんと面会した際に聞いたことであるが、劉さんは警察によって激しく殴打され、夜中に膵炎の発作を起こして激痛に耐えきれずに失神したことがわかった。家族は医療保釈を要求したが、当局に拒否された。その後、劉さんは新民市検察庁に書類を送られた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/3/1/473770.html)
 
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