2月に新たな10人の法輪功学習者が迫害により死亡したと判明(二)
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 【明慧日本2024年3月15日】(前文に続く)

 4、吉林市の77歳の李長海さんは迫害により死亡

 吉林省吉林市龍潭区に住む77歳の法輪功学習者(以下、学習者)・李長海さんは、2012年に身柄を拘束され、不当に懲役7年の判決を言い渡され、刑務所で数年間、迫害を受け続けた。2023年2月9日、再び連行され、家宅捜索され、住居監視下に置かれた。2024年1月16日、吉林市昌邑区検察庁は李さんを起訴し、裁判所から懲役4年6カ月の判決を宣告されたが、1月28日、李さんはこの世を去った。

'李长海'

李長海さん

 2012年2月17日、李さんが中国の伝統文化を広める神韻公演のDVDを配布したとき、吉林市龍潭区の龍華派出所の警察官に身柄を拘束され、警官の趙鋭と李雷雨に平打ちされた。その結果、李さんの顔は腫れ上がり変形した。さらにズボンを剥ぎ取られ、パンツだけになった。警官は午後8時過ぎまで李さんを拷問し、その後、李さんの家の鍵を奪い、家に帰るよう言った。警官は自らドアを開け、十数人の警察官が家宅捜索し、法輪功の書籍および所持品、現金6000元以上(約12万円)を押収した。2012年9月上旬、李さんは不当に懲役7年の判決を宣告され、吉林省の公主嶺刑務所に送られた。

 2024年1月16日、吉林市昌邑区検察庁は李さんを起訴し、李さんは裁判所に懲役4年6カ月の判決を言い渡された。 起訴状では、「李長海さんは公安機関の召喚を回避した。吉林市公安局龍潭分局は2023年8月9日に李長海さんをオンライン逃亡者としてリストアップし、2023年9月8日に李長海さんを連行し、2023年9月8日に李さんは裁判にかけられた」と主張した。その日李さんは住居監視下に置かれた。

 1月16日、李長海さんは吉林市昌邑区裁判所により6カ月間の住居監視の判決を言い渡された。 1月28日午前10時過ぎ、李さんは自宅で息を引き取った。

 5、河北承德市の于海龍さん 迫害により死亡

 河北省承徳市の法輪功学習者・于海龍さんは、2005年12月30日夜に身柄を拘束され、半年間拘留され、拷問を受け、懲役3年、執行猶予4年の不当な判決を宣告された。2016年7月8日、再び連行され、懲役4年の判決を言い渡された。唐山の冀東刑務所で体のあちこちが爛れるほどの拷問を受けた。その後、ますます衰弱し、于さんは2024年1月26日、53歳の若さでこの世を去った。

 于さんは河北省承徳市の大石廟鎮の鶏冠山村に在住しており、1995年にB型肝炎を患い、承徳市の三大病院でB型肝炎陽性と診断されたが、家庭環境が悪かったため、入院する余裕がなく、3年間漢方薬を飲んでも効果がなかった。1998年に法輪功を学び始め、健康を取り戻し、建設会社や砕石工場で働くことができるようになり、畑で農作業ができるようになった。また普段、困っている親戚、友人、隣人をできる限り助けていた。

 2005年12月30日午後6時頃、于さんは自宅を出た後、承徳市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)の劉明成と武徳勇に身柄を拘束され、家宅捜索を受けた。留置場で頭に黒い頭巾を被せられて自白させられ、警官の劉鵬に10回ほど平打ちをされた結果、耳がはっきり聞こえなくなった。迫害によりB型肝炎が再発した于さんは、6カ月と6日間、つまり193日間拘留され、法定外で裁判され不当に懲役3年、執行猶予4年の判決を言い渡された。

 2016年7月8日夜、学習者の于海龍さん、下群連さん、于大力さん、姜玉環さんが法輪功の無実が書かれた資料を配布するために承徳県下板城に行った時、地元の国保に尾行され、家宅捜索され、家財を押収された。2017年2月15日、承徳県の法曹機関は学習者に濡れ衣を着せるため、学習者が雇った弁護士の無罪弁護および学習者の弁解を無視した。于さんは懲役4年、罰金1万元(約20万円)、下群連さんと于大力さんは懲役6年、罰金2万元(約40万円)、姜玉環さんは懲役3年、罰金1万元(約20万円)の不当な判決を言い渡された。4人は控訴したが、原判決を維持された。

 その後、4人は唐山冀東刑務所で迫害され、下さんは重体に陥り、2020年8月9日に家に帰らされ、わずか4日後の8月12日にこの世を去った。

 6、四平市の焦崇さんは刑務所で死亡

 吉林省四平市の学習者、焦崇さんは2023年夏、長春女子刑務所で迫害され死亡した。 夫は遠方で働いており、数年間家にいなかったため、詳細は不明である。

 焦崇さんは不当に懲役9年の判決、 妹の焦玲さんは懲役5年の実刑判決を宣告された。焦玲さんの娘も同時に身柄を拘束された。 

 明慧ネットの情報によると、2019年8月10日から11日にかけて、吉林省四平市の法輪功学習者・焦崇さん、妹の焦玲さん、焦玲さんの息子・李琢さんが四平市鉄東区平南派出所の警官に身柄を拘束され、家宅捜索を受けた。

 7、蘭州市の盧雲飛さんは迫害により死亡

 甘粛省蘭州市西固区出身の法輪功学習者・盧雲飛さんは、2015年12月に不当に懲役3年の判決を言い渡され、心身にダメージを負い、解放された後も健康状態が悪化し、2023年12月8日に53歳の若さでこの世を去った。

 盧さんは蘭州西固区製油所の元従業員だったが、2001年に退職して、地元の街道や元の職場で雑用をして働いていた。

 2014年3月9日、盧さんは市城関区で法輪功の無実が書かれた資料を配布していたところ、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる警備員に通報され、城関国保の警官に身柄を拘束され、蘭州市第三留置場に拘禁されていた。

 盧さんは留置場でひどい迫害を受け、2014年4月18日、腹水がたまり、胃嚢胞ができ、生命の危険にさらされた。翌月の5月8日、盧さんの身体は極度に衰弱し、身の回りのこともできず、病状は深刻であったため、城関区国保および検察庁、市第三留置場は、責任を逃れるために、盧さんを家に帰した。

 2015年12月25日、盧さんは市城関区裁判所に不当に懲役3年の判決を言い渡された。盧さんは蘭州刑務所で迫害を受けた結果、心身に大きなダメージを受け、2017年11月20日に釈放された後も健康状態は悪化し、2023年12月8日、自宅で死亡した。

 8、連雲港市の夏正倫さんは迫害により死亡

 江蘇省連雲港市の学習者・夏正倫さん(62歳男性)は2023年2月、灌雲県伊山派出所に身柄を拘束され、灌雲県留置場で拘禁されていた。同年9月、突然亡くなり、原因は不明である。

 情報筋によると、夏さんは灌雲県留置場で拘禁されていた期間中、体調を崩し、全身が腫れ、市第一人民病院に搬送され、緊急措置を受けたが、原因不明で死亡したという。

 一方、拘禁される前の夏さんは健康で、精神状態も良かった。

 夏さんは連雲港市灌雲県の出身。ある保険会社の外勤として勤めていた。かつて中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じて法輪功に対して誤解を持っていた。しかし、2012年の初め、法輪功の書籍『轉法輪』を読んでみたら、全てが納得でき、人生においての疑問も解決された。それから『轉法輪』を読み続け、功法も習った。

 2014年6月26日夜、夏さんは市東辛農場派出所の警官に身柄を拘束され、両手を後ろ向きにして手錠をかけられた状態で拘置所で1晩拘束された。翌日の27日、市拘置所に移送され、15日間拘束された。一方、東辛派出所の警官は夏さん宅に侵入し、法輪功の関連書籍、法輪功の無実が書かれた資料と紙幣、メモリカード、パソコン、USB、ミュージックプレイヤーなどの私物を押収した。

 2015年2月2日、夏さんは東辛派出所から市拘置所に送られ、15日間不当拘束された。

 2023年2月中旬、夏さんは再び身柄を拘束され、灌雲県留置場で不当に拘禁され、拷問を受けていた。夏さんは2023年9月に死亡。詳しい状況については調査中である。

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/3/6/473951.html)
 
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