【明慧日本2024年3月29日】河北省邢台南宮市の法輪功学習者・胡輝さんは、2023年7月17日、2年間の冤罪から解放されたばかりで、現地の警官によって再び連行され、公安局・検察庁・裁判所の共謀により、再度罪におとしいれられ、現在、寧晋県裁判所にて被告とされている。
胡さんは1967年1月11日生まれで、邢台市(けいだい-し)信都区に在住。1998年の上旬に法輪大法を学び始め、真・善・忍の理念に基づいて修煉し、すぐに病気知らずの健康体となり、さまざまな病気が治り、人柄も明るく寛大で謙虚な人間に変った。
2023年7月17日の朝、冤罪から解放されたばかりの胡さんは、南宮市で姑を看護していた時、南宮市の国内安全保衛部門(以下、国保)の警官に連行された。理由は、法輪功迫害の実態が書かれた小冊子を配ったところを、監視カメラで捉えられたからだという。続いて、胡さんの姑の家、及び邢台市の胡さんの家も家宅捜索をされた。胡さんは邢台市留置場に不当に拘束されている。
家族が北京の弁護士に依頼
2023年8月16日、警官らは胡さんを誹謗中傷する書類を南宮市検察庁に提出した。家族が依頼した北京からの弁護士は同日の午後に「胡輝が邪教組織を利用して法を破壊したという案件を司法機関の管轄範囲から外し、当事者を逮捕せず、そして捜査機関が違法犯罪に関与している状況を監督する」という意見書を提出した。
しかし、2023年8月24日、胡さんは南宮市検察庁によって依然として不当に逮捕された。
南宮市公安局の国保は、胡さんを寧晋県検察庁に陥れたが、証拠不十分のため、寧晋県検察庁は2回にわたって事件ファイルを返却した。国保は、さらなる証拠を収集して胡さんを再度寧晋県検察庁に陥れた。
現在、胡さんは寧晋県検察庁によって寧晋県裁判所に陥れられ、不当な裁判に直面している。
迫害に何度も遭い、2年間の冤罪も蒙った
1999年7.20以降、胡さんは法輪功の修煉を続け、人々に法輪功とは何かを説明していた。そのため、中共の迫害に何度も遭い、連行、家宅捜索、恐喝、嫌がらせ、追い詰められる、洗脳班に拘禁、不当な強制労働、有罪判決などを経験した。
2000年夏、胡さんたち数人の学習者が体育館で集団煉功中に、鉄路派出所に連行された。その後、胡さんは第二留置場に拘束された。絶食して迫害に抗議した胡さんは、両手を背中に回して手錠をかけられ、灌食された。灌食された後、胃管を抜かず、手錠も外さずに放置、その結果、胡さんは喉から血が出て、手の裏が腫れあがった。後に、胡さんは部署の来客向けの宿泊施設に不当に拘束された。警官らは胡さんの家族を利用して信仰を放棄させようとし、離婚も脅かされた。胡さんは中共当局と家族からの大きな圧力に直面した。
2000年10月、胡さんは石家庄労働教養所の第四チームに移送され、強制的に立たされ、睡眠の剥奪、誹謗中傷のテレビ番組を強制視聴させられ、不当な整列などの拷問を受け、刑務官や受刑者からの侮辱や脅迫にも遭い、30代の若さで白髪が目立った。
2003年春、橋西区国保は電話盗聴を通じて、胡さんを母親の家から公安支局に連行した。その前に、国保は胡さんの家から多くの資料や法輪功の書籍を違法に押収した。当時、SARS(重症急性呼吸器症候群)が流行しており、洗脳施設は外部の人を受け入れることができなかったため、国保は、胡さん家族から2000元(約4万1000円)(翻訳者注:当時一般サラリマンの2~3カ月の給料に相当する金額)の賄賂を強要した後、胡さんを釈放した。
2004年夏、鉄路派出所が再び胡さんの家に違法に押し入り、法輪功の書籍や資料を押収した。胡さんは洗脳施設に連行され、1週間後には邢台市第一留置場に収監された。胡さんの身心は大きな傷を負った。
2011年7月20日、現地国保大隊と地元の派出所の警官が胡さんの家に押し入り、防犯扉を壊し、胡さんを洗脳施設に連行しようとしたが、失敗に終った。胡さんは追い詰められ、身を寄せる場所を失った。
2020年8月28日、胡さんはある法輪功学習者の家を訪れ、一緒に『轉法輪』を読んでいたが、国保警察に尾行されて連行され、罪に陥れられた。
2021年8月17日、胡さんは邢台市襄都区裁判所で不当に裁判を受け、2年間の刑を宣告され、3000元(約6万円)の罰金を科せられた。胡さんは控訴したが、邢台市中級裁判所のビデオオンライン裁判での原判決が維持された。
2022年2月17日、胡さんは河北省石家庄女子刑務所に移送された。
2022年8月27日、2年間の冤罪に終止符を打った胡さんは、南宮市で姑の介護をしていた。
2023年7月17日の朝、冤罪から解放されてわずか10カ月ほどの間に、胡さんは再度連行され、不当に逮捕された。