肺がん患者が新たな人生を頂き、再びサッカーができるようになった
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ーー韓国世宗市体育連盟会長の人生の好転

文/韓国の大法弟子

 【明慧日本2024年4月9日】韓国の世宗市体育連盟の会長・尹康元氏(63歳)は、建築資材会社の社長でもあります。彼の人生は紆余曲折の人生とも言えます。肺がん患者であった彼は、肺の切除手術を受けた後、苦痛の日々を送っていましたが、 そんな時、幸運にもある僧侶から貴重な書物を譲り受け、人生に新たな希望を抱くようになりました。

图1:韩国世宗市田径联盟会长尹康元先生。

韓国世宗市体育連盟の会長・尹康元氏

 人生のどん底で大法に出会う

 かつて、尹康元氏は企業家でしたが、当時手掛けた事業はすべて失敗しました。それでも彼は諦めず、一筋の希望をつかむためにある名僧のもとを訪れ「どのような商売をすれば儲けられるのでしょうか?」と尋ねましたが、その名僧は「占い師に聞けばいいのに、なぜ私に聞くのですか?」と聞き返しました。

 尹康元氏は「僧院に1年間滞在して仏経を学べば、儲けられる商売を教えてくれるはずだ」と思ったのです。 それ以来、彼は僧院で暮らし始めましたが、 しかし、1年経っても、2年経っても、名僧は何も教えてくれなかったため「3年間の滞在が必要という意味なのだ。3年になると、教えてくれるはずだ」と思いました。長い待機期間中、出家する決意を固めた矢先に、尹康元氏は突然肺がんを発症しました。ある日、尹康元氏は、かつて有名な性徹大師が修行していた大邱聖殿庵を訪れようとしました。そこで偶然、ある仏教信者から法輪功のことを聞き、彼がいた僧院の住持僧も法輪功を修煉していることを知りました。

 僧院に戻った尹康元氏は、聞いたことを大和尚に伝えました。驚いたことに、その大和尚はすぐに本棚から法輪大法の主著である『轉法輪』と、修煉の動作を教えるビデオテープを取り出し、尹康元氏に手渡しました。

 『轉法輪』を読んだ後、尹康元氏は翌日、大和尚に「この本は素晴らしい!」と言いました。

图2:尹康元先生正在阅读法轮功修炼书籍《转法轮》。

『轉法輪』を読んでいる尹康元氏

 大法を学び、新たな人生を得た後、再びサッカーができるようになった

 ある日、尹康元氏は近所の公園で、法輪功学習者が煉功をしているのを見ました。その時、彼は法輪功を学びたいと思いました。

 1月の寒さの中、2時間屋外で煉功しなければならないと聞いたとき、妻から「暖かい春になるまで待ったら」と勧められました。肺がん患者なので、風邪をひかないように気をつけなければならなかったからです。 しかし、尹康元氏はすぐに外に出て動作を学ぶことにしました。

图3:尹康元先生正在炼法轮功的第五套<span class='voca' kid='86'>功法</span>。

第5式の功法を煉っている尹康元氏

 こうして数カ月の修煉を経て、尹康元氏は次第に名声や富を重要視しなくなりました。

 「本を読んで真剣に煉功をしていただけなのに、5、6カ月経って振り返ってみると、自分の心に大きな変化が起きていることに気づいたそうです。それで、尹康元氏は『なんと、この法輪功は素晴らしすぎる。すごい!!』と思い、それ以来さらに真剣に修煉するようになりました」と語りました。

 尹康元氏は、自分の心性の変化を感じることができました。他人を思いやる気持ちがますます強くなり、家ではいつも妻の家事を手伝い、妻のためにもっと掃除をしたいなどと思うようになりました。尹康元氏の妻も夫の変化に気づき、時々友達に「もし旦那さんが家で思いやりがないなら、法輪功をやらせて見ればいい! そうすると、旦那さんがきっと変わると思うよ!」と言ったのです。

 同時に、尹康元氏の身体的変化も大きかったのです。法輪功を学ぶ前、彼は癌のため肺の半分を切除され、呼吸が苦しく、数メートル歩くだけで疲れていました。化学療法のため、足は腕のように細くなり、強い抗ガン剤を服用したため、半月間食事ができないこともあり、激痛の中で生活していました。しかし、法輪功を修煉した後、彼は健康を取り戻し、再びサッカーができるようになり、30分ずつプレーし、1時間走るのも全く問題ありません。

 「法輪功を修煉してからは、若々しく、健康になった気がする。私の話を聞くと、みんな信じられないようだが、これは本当のことだ。法輪功を修煉できるのは本当に幸運なことだ。大法を伝えてくださった李洪志師父には、いつも心から感謝しています」と尹康元氏は語りました。

 ある日、法輪功の本を渡した大和尚が尹康元氏のところに来て「修煉した後の気分はどうですか?」と尋ねられました。尹康元氏は「法輪大法を学んでから、自分がどこから来たのか、人間としてどうすべきなのか、どこへ行くべきなのかを悟りました」と言いました。それを聞いて、大和尚は嬉しそうに言いました。「それはよかったですね」

 成り行き任せの事業が安定

 尹康元氏は現在、建築資材会社を経営し、安定した運営を築いています。修煉者である彼は、ただ仕事に集中し、欲を捨て、すべてを成り行きに任せています。

 「修煉してから、成り行きに従うことが自分にとっていかに大切かがわかったし、それによって、大変助かったし、大きな収穫も得ました。例えば、見積もりをもらえば、他社が競合してくるので、競争が激しすぎると、私はその競争から出るようにする。正直に、誠実に成り行きに商売をすることで、より自分に合った仕事や環境に巡り合い、ベストな環境、ベストな状態になっていることを実感しています」と、尹康元氏は述べました。

  陸上競技の子供への支援 

 世宗市陸上競技連盟の会長・尹康元氏は、陸上競技をやる子供たちに会うと、スポーツの話をする前に、まず子供たちに人格教育の話をします。

 「子供たちにはいつも、誠実で親切であること、あらゆる面で相手のことを思いやること、我慢することを伝えている。現在の道徳の低下や学校での暴力については、私のこうした努力によって、この傾向を正すことができればとも思っている」と、尹康元氏は言っています。

 尹康元氏は、自分が修煉者であるからこそ、誠実で親切な面貌(めんぼう:顔つき)を示すことがより重要だと語っています。 彼の努力は、陸上競技連盟のスタッフたちも皆感じており「このような良い人がうちの連盟にきてくれて本当によかった。彼のおかげで、うちの陸上連盟が大いに発展できたのだ」とよく言っています。

 最近『轉法輪』を読んでいる尹康元氏は「本当に」という言葉に感じ取ったことがあり「現状に満足したいのではなく、もっと真に優しい人間になりたい、どんなことでも心を込めてやっていきたい」と語りました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/3/470504.html)
 
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