遼寧省昌図県の法輪功学習者9人が不当判決を受ける
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 【明慧日本2024年4月10日】遼寧省鉄嶺市昌図県の孫万良さんを含む9人の法輪功学習者(以下、学習者)は3月25日、昌図県裁判所で不当な裁判を受けた。孫さんは懲役2年、趙春林さん、孟桂蘭さん、石桂敏さん、趙洪傑さん、耿明さんはそれぞれ懲役1年、田偉さんは懲役8カ月(裁判前に釈放された)、王化峰さんと劉志勇さんは懲役4カ月(1年前に釈放された)の判決を言い渡された。

 裁判は、午前10時から午後5時20分まで続き、裁判長は呂池であった。法廷には、学習者1人につき家族3人が入ることができた。

 長発鎮の趙春林さん、石貴敏さん、劉志勇さん、趙洪傑さん4人の学習者と傅家郷の孟桂蘭さんは、2023年5月15日午後9時、地元で真相資料を配布している時、傅家郷派出所の警官らに連行された。 

 半月ほど後の6月2日10時頃、昌図県国内安全保衛部門(以下、国保)の隊長・劉建新とその一行6、7人が、警察の制服を着用せず、自家用車を運転し、警察官の身分証明書も見せず、令状もなく、孫さんの家に押し入り、連行した。路上で孫さんの妻・張玉芬さんは、なぜ孫さんを連行していくのかと言いながら追いかけた。国保の大隊長・劉建新は、「車両が規定に違反した」と嘘をつき、そして妻の張さんが手にしていた鍵を奪い、張さんをも連行くために手錠を着用するようにしたが、家族に叱責されて失敗した。張さんの手首は、ねじられて数日間痛んだ。孫さんの父は事情を知って、車いすに乗って出かけ、劉建新に直接、息子を開放してくれるように懇願し、また村民も、皆で口を揃えて孫さんを自由にしてくれと懇願した。しかし、劉建新一団は村民の懇願を無視し、孫さんを派出所まで強制的に連れて行った。孫さんが水を飲みたいと言ったので水を与えようとしたが、国保の人に阻止された。そして、孫さんの頭に袋を被せ、連れて行った。

 孫さんが連行された後、ショックを受けた83歳の父親は息子への心労が止まず、8月16日に死亡した。2023年 8月16日、弁護士は孫さんと面会した時、孫さんが留置場で蹴られて肋骨を1本折り、重傷を負ったまま別室の板の上で拷問され続けたことを知った。家族は非常に怒り、主な責任者を告訴し、法律に基づいて調査することを要求した。

 昌図県の国保は、田偉さんを連行しようとしたが失敗したため、ネット上で違法な指名手配をした。 2023年7月23日正午、当局は顔認証システムを通じて、買い物途中の田偉さんを連行し、留置場に拘留した。

 耿明さんもネット上で違法な指名手配をした。2023年8月31日に不当に連行され、留置場に拘留された。 

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/4/1/474774.html)
 
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