【明慧日本2024年4月14日】遼寧省義県在住の法輪功学習者・秦書海さん(58歳男性)は、法輪功を学んでいることを理由に、2024年1月18日、中共当局に不当連行された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
秦さんが連行されている間、何年も身体が不自由で秦さんの介護に頼っていた妻が、連行から26日後の2024年2月13日に死亡した。
秦さんの家族は、妻の葬儀のため一時釈放を求めたが、義県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らは、秦さんの案件は凌海(りょうかい)市検察庁に提出されたため、もはや自分の仕事ではないと述べた。
事件の経緯
2023年10月、秦さんと劉玉蘭さん(76歳女性)は近くの村を訪れ、その村の書記に遭遇した。書記は彼らを呼び止め、誰を訪問しているのかと尋ねた。その後、書記は彼らの三輪車を捜索し、4箱の真相資料を押収した後、警察に通報した。
2024年1月18日、10人以上の警官(その多くは私服姿)が秦さんの自宅に侵入し、家宅捜索を行った。彼らは警察手帳や捜索令状を提示しなかった。
秦さん家族と暮らす、秦さんの母親(81歳)は恐怖に震えた。警察は秦さんと、たまたま秦さんを訪ねていた他の2人の学習者・李桂浜さん(75歳女性)と褚紅芬さん(60代女性)を連行した。李さんと褚さんはともに15日間の拘留を言い渡されたが、家族がそれぞれ15000元(約、31万円)の保釈金を支払って8、9日目に釈放された。
1月18日にも、同じ警官グループが自宅で劉玉蘭さんを連行し、その後、別の法輪功学習者・石宝山さん(男性)の連行を進めた。秦さんは現在、義県拘置所に拘禁されており、劉さんは錦州市女子拘置所に拘禁されている。2月3日頃、凌海市検察庁は秦さんの逮捕を許可した。
2024年1月19日、4人の警官が秦さんの自宅を訪れ、秦さんがどこで4箱の資料を入手したか知っているかを秦さんの母親である・劉玉英さんに尋ねた。劉さんは何の手がかりもないと言った。警官は劉さんに取り調べ記録に署名するよう命じ、劉さんは字が読めない、書けないと警官に告げた。その後、たまたま訪れていた別の年配の女性に、劉さんの名前をサインしてもらった。その後、彼らは劉さんに文書の指紋採取を強制した。
秦さんの妻は無力なだけではなく、知的障害も持っていた。秦さんの不当な連行後、秦さんの妻の状態は悪化したという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)