【明慧日本2024年4月29日】山東省徳州市陵城区の高齢法輪功学習者・谷文花さん（64）と李栄菊さん（66）は、4月18日に不当に懲役3年を宣告され、翌日には判決が2年に変更された。
谷さんは、徳州市陵城区西豊村に住んでおり、以前はさまざまな病気に苦しんで、医師を探し求め、常に治療を受けていた。しかし、1996年に法輪大法を学び始めてからは、全ての病気がなくなった。谷さんは修煉を始めてから、ますます健康になり、家族の介護が必要なくなっただけではなく、長年、父親や孫の世話をしてきた。今年4月18日午後、谷さんと李さんは共に懲役3年を宣告され、罰金も科された(金額は不明）。
数日前、谷さんは陵城区公安局に強制連行され、血圧を2回測定された。収縮期血圧は268mmHg、拡張期血圧は75mmHgで、以前は法輪大法を修煉してからは全く病気がなく、体調が非常に良好だった彼女が、彼らによる繰り返しの脅迫や嫌がらせのために極度の不快感を感じ、脳梗塞を発症して陵城区人民病院に2回搬送され、その後、外来診療で1カ月以上点滴を受けた。
4月19日午後2時、陵城区裁判所で再び公判が行われ、女性判事が一枚の紙を取り出した（内容は、「法輪功を練習せず、邪教（注：共産党が本当の邪教）から退出すること）。中共当局の脅迫の下、谷さんは強要されてその紙にサインしたため、懲役3年を2年に減られ、拘留されることなく「監外執行」の形式で刑が執行されるという。
陵城区の公安・検察・610弁公室は、谷さんと李栄菊さんへの迫害を、2023年9月から継続している。
2023年9月8日朝7時、陵城区公安局の7、8人が車で（一般の私用車で、警察車両ではない）、そのうちの5、6人は私服、2人が制服を着て、谷さんの家に押し入って谷さんを連行した。彼らは入ってすぐに部屋を捜索し、師父の法像や真相コイン、護符を押収した。谷さんの血圧は260mmHgに達し、車内で数回、公安局に到着後も4回測定され、いずれも高かった。谷さんは陵城区公安局に連行され、その後、徳州留置場に連れて行かれたが、谷さんの血圧が非常に高かったため、受け入れを拒否され、午後に家に戻った。
当日、李栄菊さんも陵城区公安局に連行された。警官らは谷さんに「その学習者を知っているか」と尋ね、そして「家で修煉して、外に出ないでくれ」と警告した。この事件の発端は、ある県長が自宅の前で資料を受け取ったことで通報したという。
2023年10月7日、陵城区公安局の3、4人の警官（その中には1人の女性警官がいた）が、谷さんの家に押し入り「迫害の真相資料とコインはどこからもらったか」と尋ねた後、谷さんの手を掴んで記録に強制的に印を押させ、夫を脅した。警官らは以前、谷さんの家の玄関に監視装置を取り付けるよう要求したり、何度も自宅に行って写真を撮ったりした。
このような繰り返される嫌がらせや脅迫は、学習者に修煉を放棄させることを目的としている。谷さんは迫害により精神的に緊張し、身体的にも非常に苦しんでいる。この全過程は、彼女の夫や家族にとって大きな苦痛をもたらしている。
