【明慧日本2024年5月2日】オランダの法輪功学習者(以下、学習者)は4月25日、オランダハーグの中国大使館の向かいで集会を行った。25年前のこの日に1万人の法輪功学習者が北京で平和的に陳情したことを記念する集会である。メキシコ、カナダ、アルバからも数人の学習者が声援に駆け付けた。
中国大使館前での平和的抗議活動
25年前の1999年4月25日、1万人の法輪功学習者が北京の中南海近くの「国家信訪局」(陳情受付局)に自発的に向かい、平和的な陳情を行った。それ以来、学習者は平和的かつ理性的に中国共産党(以下、中共)の暴力的な弾圧に抗議してきた。
過去25年間、学習者は、中共の不当で残酷な弾圧と迫害に畏れず、法輪大法の真・善・忍のすばらしさと中共の虚偽、邪悪、暴力のひどさを世の人々に伝え続けてきた。法輪大法は、不屈の精神で、雨風の中でも倒れず、逆境の中で、世界中に広まり続け、数億人が心身ともに恩恵をうけた。これは、邪悪を恐れさせた。
この偉大な日を記念して、オランダの法輪功学習者はハーグに集まり、在オランダ中国大使館の向かいで集会を開いた。人々に、中共による法輪功への残酷な迫害と学習者の臓器を強制摘出している事実を伝え、迫害の即時停止を呼びかけた。
当日、学習者は「法輪功への迫害停止」「法輪功学習者への生体臓器摘出を止めろ」という巨大な横断幕を立てた。またこれと同様の方法で、法輪大法は世界100以上の国と地域に広まり、何億人もの人々が心身ともに恩恵を受けたことを示した。さらに、法輪大法の基本的な特性である「真・善・忍」を伝えた。
この日、ハーグはずっと雨だった。学習者は雨の中、法輪功の五式の功法を実演した。そして、中共による25年にわたる不当な迫害に、無言で静かに抗議した。その場はまるで25年前と同じで、平和で理性的であった。
佛学会の副会長、法輪功への迫害停止を訴える
オランダ法輪大法佛学会のシルビオ(Silvio)副会長は現場で、4・25日平和的陳情についてと、その後の中共のによる25年にわたる法輪功迫害の実態を振り返った。
「25年間、中国の法輪功学習者は命の危険を冒しながら、中共の不当な迫害に平和的に抗議し、様々な手段で中国人に、この迫害の事実を伝えてきました」と述べた。また「今日、我々は中共に対し、迫害を直ちに停止するよう改めて要求し、中共に所属し、中共と同盟を結ぶ全ての人々に、この最も邪悪な政権から一刻も早く離れるよう促す」とした。最後に、「法輪功への迫害を止めろ!」と訴えた。
学習者は、この集会の意義と迫害が続いていることを通行人に説明した。
生体臓器摘出反対にサインする通行人 |
その場で法輪功を学ぶ市民 |
カヒデさんは、中国で発生している法輪功迫害について、理解できないとし、「他の人々にとって危険でなければ、誰でも自分の考え方を持つことが許されている」と話した。彼女はまた、学習者の座禅が好きだと言い、「見ていると心が非常に落ち着く。これは無言の抗議だ」と話した。
カヒデさん |
ハーグ中心部で法輪功を広め、中国の人民警察が脱党
学習者は当日午後、ハーグの中心部で「4.25」記念活動を続けた。一部の学習者はその場で功法を披露し、他の学習者は市民に、中共による法輪功迫害の停止を呼びかけた。学習者から功法を学ぶ通行人もいた。人々は、この平和的で善良な修煉団体に対する中共の迫害を糾弾し、生体臓器摘出の反対に署名した。さらに中国からの観光客も法輪功を支持して、中共組織から脱退した。
法輪功学習者がハーグ中心部で煉功を行う様子 |
繊細で利発的なアニタさんは、中国で続いている法輪功への迫害を恐ろしく非人道的なものだと考えている。そして次のように語った。「真・善・忍は宇宙の特性だ。他人を傷つけない限り、行動の自由がある。私たちには自由の象徴が賦与されており、誰にもそれを奪う権利はない」
中国から来た派出所の警察官、李さんは、真相を知ってから中共組織から脱党した。学習者に「私は共産党の邪悪な性質を知っているので、脱党したい。あなたたちが中国で受けた迫害を知っています。私はあなたたちを支持しています」と言った。