済南市の楊勇さんに、懲役2年の不当な判決
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 【明慧日本2024年5月7日】山東省済南市歴下区に住む法輪功学習者・楊勇さん(52歳男性)は、あるマンションの住民のドアに法輪功のパンフレット2枚を置いたとして、家宅捜索された上、身柄を拘束され、そして1年以上拘禁されていた。2024年4月24日、済南市天橋区裁判所は楊さんに対して裁判を開き、懲役2年の不当な判決を宣告した。楊さんはすでに控訴したという。

 2022年5月10日、済南市歴下区姚家派出所の警官らは楊さん宅に侵入し、家にあったパソコン、プリンター、法輪功の関連書籍などの私物を押収した。楊さんは身柄を拘束され、5000元(約10万円)のいわゆる罰金を課されてから一時解放された。警官の話によると、楊さんは同年4月12日にあるマンションに法輪功の無実が書かれた資料を配布したとき、住民の監視カメラに映っていた。当住民は中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じているため、警官に通報した。警官は監視カメラの動画から楊さんを追跡できたという。

 同年の7月か8月頃、この事件を担当した警察は楊さんを何度も警察署に呼び出して刑事拘留して案件を検察庁に移送しようとし、楊さんに署名を強要した。楊さんは署名を拒否し、法輪功の無実を伝え、非刑事拘留の申請書を提出した。しかし数日後、警察署は楊さんに強制刑事拘留を通告し続け、楊さんは放浪生活を余儀なくされた。その後、コロナが再流行したため、この件は保留となった。

 2023年2月14日、姚家派出所の警官は楊さんに電話をかけ、警察署に行くように言った。楊さんは警察署に着くと、刑事拘留されることを告げた。迫害から逃れるため、楊さんは済南を離れ、日照市で仕事を見つけることを余儀なくされた。3月7日、楊さんは同僚の車で済南に戻り、高速道路の出口で交通警察に身分証明書をチェックされた時、再び身柄を拘束された。その後、姚家派出所に済南留置場に移送された。

 その後、歴下区検察庁によって楊さんは不当に拘留された。歴下区公安の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、姚家派出所、区検察庁が結託し、楊さんの案件を済南市天橋区検察庁に提出した。

 楊さんの家族は2023年8月、裁判所に家族弁護を申請し、関連手続きを提出した。しかし、裁判官は明確な回答をせず、他人になすりつけた。2024年3月21日、家族が雇った弁護士から裁判官の次の脅迫の言葉を告げられた。もし家族が弁護人を務めるのであれば、法廷での法輪功に関する発言は犯罪の手がかりとなり、その手がかりを公安当局に通報すれば、家族も連行されるという。

 2024年3月22日、弁護士は楊さんの家族に電話し、済南天橋区裁判所の裁判官が3月28日午前9時に裁判を開くと伝えた。裁判所はオンラインで開廷するつもりだったが、家族と弁護士の反対で、後日4月7日の午前9時開廷することに変更した。

 4月7日、済南市天橋区の裁判所は裁判を開いた。警察が提出した目撃証言が事実と一致しなかったため、裁判所は案件を検察庁に差し戻し、さらに公安警察に追加資料を求めた。わずか3日後の4月10日、弁護士は裁判官から天橋区裁判所が4月24日午前9時に楊さんに対する裁判を再び開くことを知らされた。

 済南市天橋区の検察庁と裁判所は、済南市政法委員会と610弁公室に指定され、法輪功学習者を迫害する場所である。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/5/2/475873.html)
 
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