西安市の李雪松さんは、連行され不当に拘禁された
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 【明慧日本2024年5月15日】陝西省西安市未央区の法輪功学習者・李雪松さん(76歳女性)は2024年1月24日に陝西省女子刑務所に拘禁された。李さんは2023年9月11日に西安市蓮湖区裁判所に懲役3年2カ月、罰金1万元(約20万円)の不当な判決を宣告された。

 2021年8月23日、李さんは行方不明になった。あちこち尋ねた結果、李さんがバスの車内で法輪功の無実が書かれた資料を配ったとして、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる乗客に通報され、未央区公安支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)に連行された。その後、李さんは市未央区徐家湾留置場に拘禁された。

 徐家湾派出所、未央区公安支局の国保は李さんの案件を区検察庁へ、その後その案件は蓮湖区検察庁、蓮湖区裁判所に起訴された。

 2022年8月12日午後、蓮湖区裁判所は李さんに対してオンライン裁判を行った。李さんは弁護士と面会した時、オンラインでの開廷を拒否したが、裁判官と裁判官補佐は、弁護士に李さんがオンライン開廷に同意し、また弁護士も同意したと嘘をついた。

 李さんは法廷でいわゆる犯罪事実を認めなかった。弁護士も事件に関与するものの写真を示しただけで、物的証拠としての合法性がないと主張した。いわゆる鑑定意見は司法鑑定に属さず、捜索部門の直属の上司が発行するもので鑑定は証拠として使えないことを指摘し、李さんの無罪を求めた。

 しかし、李さんは2023年9月11日に蓮湖区裁判所に懲役3年2カ月、罰金1万元(約20万円)の不当な判決を宣告された。李さんは判決を不服とし、控訴した。

 12月18日午前10時半ごろ、西安市中級裁判所は李さんの裁判を開廷した。いわゆる証拠はバス中中で配布した数枚の法輪功のチラシである。審判長は「法輪功の資料はどこからもらったのですか?」と聞いた。弁護士は「チラシは社会に害を与えることはありません」と言った。審判長は李さんに法輪功の功法の動作をするように言い、李さんは第二式の動作を実演した。法廷終了後、審判長裁判官は李さんの家族に法輪功を学んでいるかを確認し、法律に違反した。

 西安市中級裁判所は原審維持を宣告し、李さんは2024年1月24日に陝西省女子刑務所に拘禁された。

 陝西省女子刑務所は2002年12月から女性の法輪功学習者を拘禁して、迫害し、現在も数人の学習者を拘禁している。特に入所してからすぐ、学習者は残酷な拷問を受け、転向を強いられた。そのため、家族は李さんの安否を心配し、弁護士と一緒に面会を申し出た。しかし、刑務所側は李さんが転向しないので面会できないと断った。

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 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/5/6/476233.html)
 
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