17年6カ月の迫害を受けた楊将威さん 再び連行された
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 【明慧日本2024年5月17日】遼寧省葫芦島市綏中県の法輪功学習者・楊将威さん(55歳男性)は2024年4月19日に再び身柄を拘束された。県検察庁は楊さんに対して逮捕状を発付するかどうかを検討している。

 中国共産党による法輪功への迫害が始まって以来、楊さんは法輪功を学んでいるとして3回労働教養処分を科され、計7年6カ月拘禁されていた。2008年に県裁判所に懲役10年の不当な判決を宣告され、4カ所の刑務所に拘禁された。過去25年間の迫害の中で、家族と過ごせたのはわずか7年余りだった。

 楊さんはある電気工事会社に勤めていた。会社側はプレッシャーを受け、楊さんを解雇した。その結果、楊さんはアルバイトで家計を維持する羽目になった。楊さんの母親は息子の度重なる連行で打ちのめされ、病に倒れた。2022年に亡くなるまで、6年間寝たきりの状態が続いた。楊さんの父(84歳)は重度の難聴と視力障害に苦しんでいる。楊さんが連行された後、父はうつ病になり、食欲もなくなった。

 楊さんが受けた迫害の実態は下記の通り

 2024年4月19日、楊さんは「法輪大法は素晴らしい」というステッカーを貼っていたところ、高嶺鎮派出所の警官・郭鉄軍と身元不明の女性に呼び止められた。その時、郭は私服であったが、楊さんに見せるために車から制服を取り出した。女性は楊さんの車のドアを押さえ、立ち去ろうとするのを止めた。

 郭は別のパトカーを呼び、楊さんの身柄を拘束した。その後、綏中県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の王宝民主任は、警官を率いて楊さんの家に侵入した。法輪功の書籍『轉法輪』1冊、音楽プレーヤー2台、カレンダー4冊を押収した。

 楊さんの父親は、警察が息子を再び連行したのを見て息子を守ろうとした。王はさらに父も逮捕すると脅した。楊さんの妹もその場にいて、兄のような良心的な市民を迫害するのをやめるよう王さんに迫った。

 高嶺鎮派出所の所長・徐はその夜、楊さんの家族に3日間の行政拘束を命じたと通知した。3日後の月曜日(4月22日)、徐は楊さんを刑事拘留し、拘留期間を7日に延長した。

 楊さんの弁護士と妻は2024年4月24日、高嶺鎮派出所を訪れ、訴訟代理申請書を提出した。徐所長は不在で、警官常宇に申請書を預かるよう指示した。しかし、常宇は書類を見て、弁護士に書類を返した。理由は申請書を受理する前にさらなる指示が必要だという。

 楊さんを連行した警官・郭が現れ、弁護士と妻に派出所から出るように命じた。

 弁護士と妻は立ち去ろうとせず、無実の人を起訴しないよう警察に強く求め続けた。ほぼ3時間の抗議の後、警察はやはり申請を受理しなかった。しかし警察はその夜楊さんから押収した車を返却した。

 楊さんの弁護士と妻は、その後中県検察庁に楊さんの代理人申請を拒否した派出所を告訴しに行った。しかし、不服申立事務所は、当初2人の話に聞く耳を持たなかった。紆余曲折を経てやっと受け付けてくれた。

 警察は2024年4月25日午後、案件を検察庁に提出した。楊さんの弁護士は翌日、「逮捕状の不発付申請」、「証拠不採用の申請」、「楊さんの父親の強制実施を変更する申請」、「楊さんの妻の家族の状況説明の手紙」を含む4つの書類を検察庁に提出した。

 4月26日、30代の康検事は留置場で楊さんを取り調べた。現段階では、まだ楊さんの正式に逮捕するかどうかは決定していない。

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 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/4/30/475792.html)
 
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