【明慧日本2024年5月22日】遼寧省遼陽市の法輪功学習者・董艶梅さん(女性)は、今年2月、灯塔裁判所に不当判決(刑期の詳細はまだわからない)を言い渡された。その後、董さんは遼寧省第二刑務所に送られたが、刑務所で残酷に迫害され「転向」を強いられた。
董さんは遼寧化学繊維工場の元エンジェニア・アシスタントで、遼陽市の宏偉区(遼化)に住んでいた。董さんは1998年に法輪大法を学び始め、真・善・忍の基準に従って善い人を目指し、心身の変化が非常に大きく、様々な病気が治った。しかし、中国共産党が法輪功の迫害を開始してから、「真・善・忍」の信仰を続けている董さんは前後、3回にわたって、裁判所から判決を言い渡された。
2002年1月、董さんは遼陽市の警官に自宅から連行され、宏偉区裁判所で懲役7年の判決を宣告された。その後、瀋陽大北女子刑務所に送り込まれた董さんは拷問を受け、重篤な心臓疾患を発症し、病院に搬送された。
2013年4月、董さんは遼陽市公安局の新華派出所の警官によって連行され、懲役4年6カ月の判決を宣告された後、遼寧省女子刑務所に送られた。董さんは、刑務所の迫害により一度、精神異常の症状が現れた。
2022年9月、董さんは鞍山市の賃貸住宅で遼陽と鞍山の警官に連行され、今年2月に灯塔市裁判所で判決を下された。現在、遼寧省第二女子刑務所の8監区4小隊に拘禁されている。
情報筋によると、2023年8月から、8監区の刑務官は董さんを強制的に「転向」させるために、残酷な迫害を加えたという。その手段が以下の通りである。
1、顔を洗うこと、入浴、洗濯も8カ月間許されなかった。2024年4月の初めに、やっと少しずつ許され始めた。
2、買い物が許されなかった。刑務官は、董さんに3カ月ごとに配給される日用品を一切与えず、トイレットペーパーさえも与えていなかった。
3、董さんは一日中作業場で立たされ、夕方、仕事が終わると部屋に戻っても、夜9時半まで立ち続けることを強要された。2024年4月22日になって、刑務官は董さんに作業場で座って仕事をするようにしたが、仕事を終えて部屋に戻ると、しゃがんだ姿勢の罰を与えた。日曜日や祝日、いわゆる「教育日」にも、一日中立たされるという罰を受けた。
4、董さんは冬に、綿の服やズボンを着ること、綿の靴を履くことが許されず、薄手のフリースと布の靴を履くことしかできなかった。冬に綿の掛け布団をかけることも許されず、掛け布団をトイレに投げ捨てられ、そのカバー1枚をかけて寝ていた。マットレスや敷布団を敷くことも許されず、硬い板のベッドの上にシーツを敷いて寝るしかなかった。このような悪事は受刑者たちがすることで、刑務官はそれらを見ても見ぬふりをしていた。
5、夜間、睡眠を持続することが許されなかった。董さんは当初、受刑者たちに1時間に1回起こされていたが、4月の初めから、10分、20分ごとに1回起されるようになり、いっそう苦しめられた。
6、暴力、暴言を受ける。董さんは受刑者たちに繰り返し激しく殴打され、暴言もよく吐かれた。
2023年10月末、董さんは迫害に抗議するため、6日間断食を行ったが、2日間刑務所内の病院で点滴を受けた。2024年4月、董さんはまた、断食して迫害に抗議した。長期にわたる体罰と虐待の結果、董さんの体は非常に痩せ衰え、体重が約45キロまで落ち、顔もやつれていて、白髪だらけになった。
現在、10人の法輪功学習者が第8監区に拘禁されている。「転向」していないすべての法輪功学習者は、家族との連絡、面会、電話を禁じられている。
董さんが2回断食をした原因であるかどうかわからないが、第8監区の科長が先日、董さんに綿の布団をかけること、買い物をすることを許可し、日用品も与えるようになった。受刑者らに董さんを殴らないようにも指示をしたそうだ。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)