【慶祝5.13】天の愛顧を受けた子供
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文/中国広東省の大法弟子

 【明慧日本2024年6月4日】娘は今年高校2年生です。先日、学校で大会が開かれ、娘はまた学業成績優秀者の賞状をもらってきました。毎学期1枚ずつ、一度も欠けることなく受け取っています。クラスの各教科の先生からもそれぞれ特色のある賞品が次々と渡されました。食事の際、娘は嬉しそうにいろいろな賞品の由来や新学期の大小様々な出来事を生き生きと話してくれ、とても面白かったのです。

 これは現在の娘ですが、2年前、つまり高校に進学する前、娘はこうではありませんでした。娘は幼い時から少し他の子供とは異なっていました。夫が測ってみたところ、娘は平均10秒に一度「ママ」と呼びます。とても可笑しいと思っていたものの、誰も気にしませんでした。学校に通い始めると、先生や保護者らが次々と私に、娘がほかの子供と違い、どういうことだかはっきり言えないが、ただ可笑しいということでした。娘は勉強があまり得意ではありませんでした。小学校では順位をつけません。点数の範囲で推測すると、小学校の間、娘はクラスで下から3番目以内にいたはずです。学校の先生は娘に直接「お母さんが宿題を手伝っているのを知っているよ」と言いました。

 中学に入ると、もう娘の宿題を手伝うことができなくなったので、学校の先生に「子供ができる範囲で宿題をやらせてください。罰しないでください」と直接伝えました。なぜなら、娘は勉強が苦手なだけでなく、体も弱かったからです。体重はずっと40キロ前後で、数年間1キロも増えませんでした。16歳になっても生理がなく、音や光にとても敏感で、睡眠状態が悪く、よく悪夢を見て、朝起きると目がよく青くなっていました。長い間、娘は寝ることに対して恐怖感を持っていました。

 その頃、私は心理学的なものを多く学びました。自分なりに判断して、娘の状態は内向と自閉症の境界にあるのではないかと思いました。しかも、心理学で言われる負の感情はほとんど娘に当てはまります。積極的で明るい要素は見つかりませんでした。

 体調が悪く、精神的にも良くなく、勉強もついていけず、友達が一人もいない娘の生活はとても困難に見えました。

 娘が中学に入るその夏休みに、私たちは故郷に戻りました。ある日、夫が娘を連れて経験豊富な漢方医の診察を受けましたが、帰ってきたときの顔色は良くありませんでした。その漢方医の診断結果は「脳幹が損傷している」ため、治癒は不可能で、原因はわからないということでした。現在このような状態の子供は多く、帝王切開の過程で引き起こされた可能性があるが、詳細は誰もわからないということでした。漢方とマッサージでしか体を調整することができず、知能の改善は期待できないと言われました。

 もともとは1週間滞在の予定でしたが、マッサージのために2カ月以上滞在することになり、そのために娘は転校を余儀なくされました。漢方医が「もう帰ってもいい、これ以上マッサージを続けても大きな意味はない」と言うまで、私たちは故郷に留まっていました。

 その後、友人の紹介で別の漢方医にも診てもらいましたが、やはり漢方とマッサージで、全く効果はありませんでした。

 さらに後になって、ある人が非常に確信を持って私に「あなたの娘は私の娘と同じです。一目見てわかります。私は娘のために全国を回って鑑定を受け、5万円もかけました。この状態は『知的障害』と呼ばれ、生涯で知能は6、7歳から、せいぜい11、12歳までしか発達しません。治療は不可能です。知能指数は平均より低く、自立生活が難しいです」と言いました。その内容は、あの漢方医の診断と同じでした。

 通常の発達では、娘が高校に進学することはほとんど不可能でした。しかし、奇跡が起こりました。高校受験の年に、何故か試験問題が非常に簡単で、ほとんど全員が高得点を取りました。普段20点しか取れない娘が数学で100点を取りました。その結果、多くの親が志望校を変更したことにより、多くの高得点の子供たちが高校に進学できませんでした。娘は美術の特技を活かして無事に高校に進学しました。

 すべてが変わり始めたのは、高校受験が終わった夏休みからでした。ある日、娘が「私も一緒に法を学びたい(注:『轉法輪』を学ぶこと)」と言いました。最初、娘は長く座っていられず、一度に数ページしか学べませんでしたが、徐々に一度に20ページを学べるようになり、最終的には一日で一講を学べるようになりました。ある日、私は試しに娘に「一緒に泳ぎを習いに行こうか?」と尋ねました。すると、以前は水を非常に怖がり、体育関連の学びは全く嫌がっていた娘が、意外にも同意しました。こうして私たちは午前中に『轉法輪』を学び、午後は水泳の練習に行きました。新しい学期が始まるまで続けた結果、私たちは2人とも泳げるようになりました。

 高校に入ってからは、どんなに遅くなっても寝る前に必ず少し『轉法輪』を学びました。私が時間を取れないときは、娘が一人で続けました。今でも、たとえ外出中で本がなくても、娘は寝る前に『論語』と目次を暗唱します。ある日、娘は申し訳なさそうに「暗唱しようとしたけど、途中で寝てしまった」と言いました。

 娘は睡眠の質が改善し、耳栓なしで眠れるようになり、悪夢も見なくなりました。時には夢の中で空を飛んだり、楽しいことをしたりして、朝起きると嬉しそうにその夢を話しながら支度をして学校に行きます。

 徐々に、法を学ぶとき、娘は自発的に両足を組み、背筋をまっすぐにして、敬意を持って本を捧げ持つようになりました。ある日、彼女は「動作を教えてくれる?」と言いました。時間があるときは、宿題を終えた後、法を学び、少し煉功してから寝るようになりました。

 このような過程で、いつのまにか、娘に生理が来るようになり、お腹の痛みもなくなりました。食欲も改善し、体重は45キロに増えました。顔色も良くなり、肌も白くなり、鼻の周りにあった大きなそばかすもほとんど目立たなくなりました。娘の身長はほぼ170センチで、もともと美しい顔立ちをしていましたが、今は元気になり、さらに美しく見えるようになりました。

 娘は性格が穏やかで、成績も良く、学校で良い友達ができ、クラスメートとも仲良くやっています。先生も娘をとても気に入っていて、「非常に聡明で、学習能力が高い」と評価してくれています。

 今では、娘は物事に対しても考えるようになりました。ある日、彼女が鼻水を垂らしていて、「もし私が風邪を引いたと感じたら、それは間違いなんでしょうか?」と言いました(修煉者は業を消しているのであり、常人のように病気になるのではないと理解すべきだということを指しています)。また別の日には、学校でズボンを汚してしまい、座布団まで汚してしまいました。娘は帰ってきて、「自分に漏れがあったと感じる。何か間違ったことをしたのでしょうか?」と言いました。娘がますます修煉者らしくなってきていると感じました。お正月には、娘は大法の小弟子として喜んで師父に新年のグリーティングカードを送りました。

 『轉法輪』は普通の本ではなく、天書です。心を込めて読めば、天の愛顧を受けることができるのです。

 (明慧ネット第24回世界法輪大法デーの入選文章)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/5/30/478182.html)
 
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