江西省の91歳女性が熱湯かけられる
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 【明慧日本2024年6月10日】江西省南昌市の法輪功学習者・喩芳荘さん(91歳)は、今年5月20日に6カ月の冤罪刑を終えて、江西省女子刑務所から出所した。情報筋によると、当日は地元の司法局の職員や警察が刑務所に来て、喩さんを連れて行こうとしたが、喩さんの息子が断固として拒否し、タクシーで母親を家に連れて帰った。喩さん自身の話によると、喩さんは刑務所内で手錠や熱湯による拷問を受け、時には食事も与えられなかったこともあるという。

 喩さんが受けた司法迫害の経緯

 1933年生まれの喩さんは、1996年に法輪功を学び始め、心身共に恩恵を受けた。中共が法輪功を迫害し始めた後も、喩さんは法輪功の教えを堅持したため、何度も中共当局の警官によって拘束された。

 2020年7月1日の朝7時頃、南昌市西湖区の刑事捜査隊と国保大隊の警官ら10人以上が突然喩さんの家に押し入り、法輪功創始者の肖像画、法輪功の書籍・資料、および煉功用のプレーヤーなどの私物を奪った。警官らは喩さんを派出所に連行し、12時間にわたって不当に取り調べた後「保釈」の形で釈放した。

 2020年12月21日、南昌市西湖区裁判所は喩さんに対し、懲役6カ月を宣告し、罰金2000元(約4万円)を科した。当初、裁判所はの喩さん(87)を収監しようとしたが、弁護側の強い反対により、最終的に執行猶予付きの判決となった。

 しかしながら、2023年11月14日、90歳になった喩さんは、警察に再び拘束され、江西省女子刑務所に送られた。

 喩さんが刑務所で受けた迫害事実

 喩さんが冤罪の刑期を終えて家に戻った後、親戚や友人たちが彼女を見舞いに来た。喩さんは痩せ細っていたものの、元気であり、会話や思考もはっきりしていて、聴力も正常だった。さらに驚いたことに、喩さんは大きな歯が2本生えたという。

 残念ながら、喩さんは親戚や友人たちの名前を思い出せなかったが、大法の師父のことは覚えており、大法を修煉していることも忘れていなかった。喩さんは刑務所でのことを振り返り「毎日『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じていたという。そして静功を煉り続けました」と語った。また、見舞いに来た法輪功学習者(以下、学習者)に対して「どんなに辛くても続けなければならない」と励ましの言葉を言い聞かせた。

 喩さんの話によると、喩さんは刑務所で囚人によって鉄の足枷で3日3晩足を拘束されたという。囚人らは喩さんに「まだ法輪功を修煉するのか?」と問い詰めたが、喩さんは足で足枷を蹴り「修煉する!」と言った。すると、囚人らは皆、驚いて逃げ去った。

酷刑演示:脚镣

拷問のイメージ図:足かせ

 喩さんは刑務所での食事について「囚人らは皆、競って食べていましたが、私は争わず、ただ横に座って彼女たちが食べ終わるのを待っていました」と語った。時には、囚人らが奪い合った後の残り物を食べることもあり、時には食べずに寝てしまうこともあった。また、喩さんは刑務所側によって上段のベッドに寝るように指示され、91歳の彼女は毎日そのベッドに上り下りしなければならなかった。

 喩さんは、囚人から彼女の入浴中に熱湯を頭からかけられたこともあると何度も語った。喩さんは「その時、私はそれほど苦痛を感じませんでした。なぜなら、その苦痛は師父が肩代わりにしてくださったからです」と言った。そして、囚人らは90歳を超えた喩さんが熱湯をかけられても平気な様子を見て、法輪大法の素晴らしさに驚き、毎日「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と一緒に唱えるようになった囚人も多くいたという。

中共酷刑示意图:热水烫

中共による拷問のイメージ図:お湯をかける

 喩さんは家にいた時、毎日『轉法輪』を3講学び、5式の功法を煉功し続け、雷が鳴ろうがやめることなく、大いに恩恵を受けていた。ある時、喩さんは路上でバイクにはねられ、長い間地面に倒れて動けなかった。親切な人に家まで運ばれた後も、喩さんは学法と煉功を続け、ほどなくして健康を取り戻した。

 本来なら家で家族と共に幸せに暮らし、晩年を静かに過ごすはずの90歳を超えた老人が、法輪大法の教えを堅持するがゆえに、中共に不当に刑を宣告されて投獄され、非人道的な拷問を受けることになった。これは、中共が、武器も持たず、労働能力も失い、真・善・忍を実践する90歳の老人を恐れていることを示している。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/6/2/478312.html)
 
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