文/オランダの法輪功学習者
【明慧日本2024年6月19日】春が終わり夏が始まろうとする頃、人々の屋外活動の時間が増えてきたので、オランダの法輪功学習者(以下、学習者)は法輪功が迫害されている実態を伝える時間を延長し、範囲を拡大している。
2024年5月26日から6月8日までの期間、オランダの首都アムステルダム、政治の中心地であるハーグ、2番目に大きな都市であるロッテルダム、4番目に大きな都市であるユトレヒトで、学習者たちがブースを設置し、法輪功が迫害されている実態を伝えた。
多くの人々は、学習者が平和的かつ理性的な方法で迫害に反対する強い精神に敬意を表し、法輪功が迫害されている実態を人々に伝えていることに感謝した。さらに、学習者が守り抜く真・善・忍の価値観を称賛し、中国共産党(以下、中共)が善意を持つ人々を迫害する暴挙を非難した。
アムステルダムの観光地で法輪功が迫害されている実態を伝える
ダム広場で法輪功の功法を実演し来場者に法輪功が迫害されている実態を伝える学習者 |
アムステルダムはオランダの首都であり、その芸術遺産(訳注:17世紀の芸術家の作品を収蔵する美術館と歴史的な建造物)、精巧な運河網、そして山型の外壁を持つ狭い家屋で知られている。
6月1日、法輪功が迫害されている実態を説明する、学習者によるブースが首都のダム広場に設けられた。絶え間なく行き交う人々の中で、学習者たちは法輪功のゆったりとした優雅な煉功動作を実演し、各国からの多くの観光客を惹きつけ、詳細を学び、迫害反対を支持する署名をするように促した。中国から来た観光客の中には、法輪功が迫害されている実態を知った後に「三退」をした人もいた。
ある女性は、学習者の煉功動作を太極拳と見間違えた。しかし、それが中国の古い修煉方法であることを知ると、興味が湧き学びたいと伝えた。そして、必ず地元に戻って煉功を学びたいと言い、公園の住所を教えてもらった後、満足そうに立ち去った。
現場を通りかかった中華系住民は、以前ハーグで学習者が法輪功が迫害されている実態を伝えているのを聞いたことがある、ということを語った。当時は急用があり「三退」をすることができなかったが、当日観光地で再び学習者から紹介を耳にした後、その中華系住民は喜んで「三退」することに同意した。
1人の青年が署名をした後も、心を動かされてなかなか立ち去ることができなかった。彼は受け取ったチラシをじっくりと読み、蓮の花のカードに書かれている文字の意味を真剣に理解しようと努力し、大切に鞄の中にしまった。その青年は長い間、拷問と迫害を明らかにしたパネルの前で立ち止まって内容を読んだり、考えたりし、時々涙を拭った。そして、彼は首にかけた十字架を握りしめ、深く敬虔な気持ちで祈り、その後、空を見上げ、再び十字架を胸に押さえつけた。その青年は、迫害されている学習者の写真が写っているパネルの前に来るたびに、十字架を胸に押さえつける動作を繰り返した。このように、彼は約10数回繰り返した。まるで、迫害されている学習者たちのために祈っているかのようであった。
この青年が十字架を胸に押さえつける動作を終えた後、2人の学習者が彼に合掌して感謝の意を表した。彼も深く合掌して、学習者の感謝の気持ちを受け止めた。学習者が青年の前に進み出て、慈悲深い声で彼に「あなたの優しさに感謝します。あなたの優しさはきっとあなたに幸運をもたらしてくれるでしょう・・・」と言った。
法輪功が迫害されている実態を伝えるハーグでの活動
ハーグの観光スポットで穏やかで優美な五式の功法を実演する学習者 |
ハーグはオランダの政治の中心地であり、議会と各国大使館が置かれている。学習者は、毎週末、集団煉功と法輪功が迫害されている実態を説明するパネルの設置をして、法輪功が迫害されている実態を人々に伝えている。
6月1日は、風がとても強く、気温も低かった。強風が一度、パネルを吹き飛ばしたが、学習者たちは寒風の中、煉功を続け、チラシを配布し、法輪功が迫害されている実態を伝える活動を4時間続けた。
人々は、学習者が平和的で理性的に迫害に反対する、その忍耐強い精神に敬意を表した。特に、寒風の中にも関わらず活動を続ける高齢の学習者を見て、多くの人が積極的に声をかけ、署名をして学習者の反迫害活動を支持した。
オランダ生まれの中華系住民の少女が、ここで何が起こっているのかを尋ねた。また、中国人の観光客の中には、中共への嫌悪感を表明し、中共が人々を欺いていることに気づいた人もいた。
1人の女性は、署名を呼び掛けるパネルに書かれた「臓器狩り」という文字を見て、何度も首を振り、拒絶と非難と驚きを表し、中共の暴行を必ず親戚や友人に伝えると語った。
人権組織で働く台湾人女性は、中共の本質的な邪悪さをよく理解しており、中国にいる学習者への同情と、オランダでボランティア活動をしている学習者への感謝の気持ちを表明した。彼女は、法輪功が迫害されている実態を人々に伝えるために学習者が尽力していることに感謝した。
ロッテルダムで法輪大法の素晴らしさを広める
ロッテルダムはオランダ第二の都市であり、その独特な現代建築様式は世界中からの観光客を魅了している。法輪功が迫害されていることを伝える学習者のパネルは、有名なキューブハウスの住宅街の近くにある。
中共による法輪功迫害に反対して次々と署名する人々 |
6月8日、この日は太陽が燦々と輝き、休暇中の旅行者たちは、都会の喧騒の中でこのような平和な場所に惹かれ、法輪功が迫害されている実態を知ろうと次々と訪れた。近くで働く青年は、自身で請願書に署名しただけでなく、退勤時間になると、同僚や友人たちも連れてきて署名し、反迫害を支援した。
来週土曜日に必ず学功に来ると語る中年女性 |
請願書に署名し学習者の反迫害を支持するベスネルさん |
ビジネスマンのベスネルさんは、ロッテルダムにある、法輪功が迫害されている実態を伝える拠点に自ら訪れ、強制臓器摘出に反対する請願書に署名した。彼は、オランダの多くの都市や観光地で学習者が法輪功が迫害されている実態を伝える活動をしている様子を見てきた、ということを語り、中共による法輪功への迫害という事実を知っている、ということを語った。さらに彼は、この迫害は絶対に許されるべきではない、と強く訴えた。
ベスネルさんは世界中で起こっている戦争などの悲惨な出来事について悲しみを示し、同時に学習者に「私たちの署名は役に立つでしょうか?」と尋ねた。
学習者はベスネルさんに「中共による法輪功への弾圧は25年以上続いており、学習者は拷問や不当な扱いを受けながらも、常に平和的で理性的な方法で迫害に反対しており、暴力的な抗議や報復行為は一切起こっていません。学習者たちは、厳寒酷暑や風雨を問わず、常に人々に法輪功が迫害されている実態を伝え続けており、あなたのような善良な人々がますます増えて、中共の残虐行為を理解し、その邪悪性を認識するようになっています。迫害が止まらない限り、私たちは反迫害活動を止めることはありません。中共は一見強大に見えますが、学習者の信仰を変えることはできません」と伝えた。
学習者の話を聞いた後、ベスネルさんの表情は厳粛になり「神は必ずすべてを見ており、必ずこの邪悪な迫害を終わらせるでしょう! ご成功をお祈りしています!」と語った。
ベスネルさんは再びペンを手に取り、兄弟の代わりに署名することを示し「彼もきっと私と同じ善行をするでしょう!」と語った。
4、5人の10代の少年が一緒に署名し、なぜなのか、何が起こったのか、を尋ねた。中共による残虐で強制的な生体臓器摘出に反対する署名運動であることを知ると、少年たちはみな自らの名前で署名し、支持を表明した。
ある中年女性は、学習者たちが法輪功の功法を実演する様子を見て、非常に興味を持ち、煉功場について尋ねた。彼女は「I need it」という言葉で、この穏やかな功法を非常に気に入っていることを示した。学習者たちは彼女に、毎週土曜日に法輪功が迫害されている実態を説明する拠点に来て学ぶことができると伝え、彼女は満足そうにその場所を立ち去った。
穏やかでゆったりとした法輪功の五式の功法を実演する学習者 |
ユトレヒトで法輪功が迫害されている実態を伝える
ユトレヒト中央駅で功法を実演する学習者 |
ユトレヒトはオランダで4番目に大きな都市である。毎週日曜日の午後、駅近くの法輪功が迫害されている実態を伝える拠点は、街の風景に独特な彩りを添えている。学習者はそこで、人々に功法を紹介し、法輪功が迫害されている実態を伝えるチラシを配布している。人々は学習者の真・善・忍の価値観に共感し、中共による罪のない人々への迫害を非難した。
法輪功への弾圧の即時終結を願う高校生のヴァレルさん |
5月26日の午後、高校生のヴァレルさんと2人の女友達がこの場所を訪れ、署名を行った。真・善・忍についてヴァレルさんは「素晴らしいですね! 私もそう思います。誰もが『真・善・忍』の三つの原則を行動の基準とするべきです!」と語った。ヴァレルさんは「なぜ中国では『真・善・忍』に基づくことで残酷な弾圧を受けるのか理解できません。弾圧が一刻も早く終わることを願っています」と語った。
学習者の反迫害を支持するために署名する人々 |
地元の学習者は、どんな時でもどんな天候でも街頭に立って世界各地の観光客や地元の人々に「法輪大法はすばらしい」と伝え続けている、ということを語った。