黒竜江省泰来刑務所で法輪功学習者を拘禁する現状
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 【明慧日本2024年6月24日】現在、泰来刑務所では、30人以上の法輪功学習者(以下、学習者)が拘禁されている。刑務官は、唐辛子水、拷問、強制労働、欺瞞、生活の虐待など、さまざまな手段を使って学習者を転向し、特に刑期満了する前の6カ月間は、信念を貫く学習者を迫害するためにさまざまな手段を使っている。

 近年の泰来刑務所の現状

 泰来刑務所は、中国の黒竜江省チチハル市泰来県に位置している。2017年には、3つの建物が建てられ、ほぼ2億元(約40億円)かけてコンクリートの壁が再建された。当時、司法部は新疆の受刑者を泰来刑務所に移送する準備をしていたが、この情報が全国に広まったため、計画はキャンセルされた。

 2018年には、泰来刑務所の収容者は1000人を下回った。2019年には、黒竜江省訥河刑務所と五大連池刑務所の刑事受刑者全員が泰来刑務所に移送され、それ以来、刑事受刑者は3000人ほど収容されている。

 同時に、新疆の受刑者に対処するために訓練された刑務官も泰来刑務所に移された。これらの人々は、「犯人」としか呼ばず、「服刑者」という言葉は一切使わない、服刑者を人間として見ないのである。各分区(中隊)の入り口は24時間、刑務官が門を守っている。

 2019年から、刑務所では、ちょっと力を与えるとぼろぼろに崩れる、まずいパンを2年以上も受刑者に提供しており、今は少し改善されたが、依然として質の良いものではない。

示意图:中共监狱中的奴工迫害

中国共産党による拷問のイメージ図:刑務所での奴隷労働

 どんな理由があっても、昼間は全員が労働に出て、牢屋は一人も残らない。年齢や身体の不自由さに関係なく、片手が動けば働かなければならない。刑務所は収容エリアごとにお金を徴収しているという。主に縫製作業が多く、高額で汚れて疲れる仕事もある。品質はあまり良くないが価格が安いため、注文が多い。時には1〜2カ月間連続して休暇が与えられないこともある。

 受刑者が病気になった場合でも、生産目標を達成するために、病院には簡単に連れて行かない。関連性や治療費などを見て判断される。脳出血や急性心臓病の場合は刑務所を出て診察に行くことができる。慢性疾患の場合、我慢するしかない。もし死んだ場合、医院は演技をして責任を逃げる。寿命がもう数日しか残らないと判断できれば、保釈が初めて使える。

 約30人以上の法輪功が学習者がまだ不当に拘禁され、迫害されている

 泰来刑務所は以前から法輪功学習者を迫害する場所であり、今も変わらない。約30人以上の学習者がここで不当に拘禁されている。学習者が「転向」されなければ、「死房」「死鋪」に入れられる。電話をかけることも、手紙を書くことも許されない。月に100元しか使えない(家族が預けたお金)。

 学習者を迫害する手段のほとんどは、まず唐辛子水(日本で発明された辛味料)を使用する。唐辛子水にはいくつかの種類があり、最も強力なものは新疆の受刑者に対するもので、非常に濃厚で、薬品が入っており、かけられると全身が無力になる。効果は2時間程度続ける。この間、水で洗うことはできず、洗うと辛みや刺激がさらに強くなる。もう1つの手段は法輪功学習者を眠らせないこと、すなわち、「睡眠剝奪」である。

 邪悪な刑務官らは、簡単に「転向」できると考えられる学習者を最初に迫害し、そうでない学習者、または刑期が短い学習者を最初に迫害の対象外にする。彼らは様々な手段を使って欺く(例:刑務所管理局は暴力的な転向を禁止するなど)、目的は非法に拘禁された法輪功学習者を働かせ、人々の警戒を解かせ、法を学べなくさせることである。刑期が1〜2年経過すると、刑務官らはさまざまな手段で迫害を始める。

 だから、刑務所内の男性学習者(「五書」を書いていない)が刑期終了まで残り6カ月の場合、学習者たちは全体的に正念を発し、これらの学習者が魔の穴を順調に脱出できるようにすることが最善だと提案する。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/4/17/475304.html)
 
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