河北省の80歳の王栄さん 刑務所で迫害され死亡
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 【明慧日本2024年6月28日】河北省承徳市の豊寧満族自治県の法輪功学習者・王栄さん(女性)は、2021年に懲役3年の不当判決を言い渡された。王さんは石家荘女子刑務所に拘禁され、迫害を受けて危篤状態となり、2023年8月に病院に運ばれた。検査を受けた結果、腎臓の破裂による出血と肋骨骨折と診断された。医者から、「もうだめだ。家に帰った方がいい」と言われた。王さんは2023年11月15日、冤罪を晴らせぬまま亡くなった。

 王さんは豊寧満族自治県平安堡鎮に住んでいた。法輪功を学んでから、王さんは健康になり、「真・善・忍」に従って自分を要求し、近隣の人たちと仲良くしていた。子供たちに迷惑をかけないように、王さんはずっと1人暮らしをしていた。

 人々に法輪功の素晴らしさを知ってもらうため、2020年9月、当時77歳の王さんは山の上に法輪功の横断幕をかけた。そのため、警官に連行されたが、「保釈」で帰宅した。しかし、その後、警官は裏で王さんに濡れ衣を着せるよう企てていた。

 2021年7月末、承徳市ラン平県検察院の3、4人は、車に乗って王さんの家に行き、嫌がらせをした。当時、王さんは不在だったが、息子に呼び戻された。検察官らは字が読めない王さんに公的印鑑が押されている紙を渡し、紙に何の内容が書かれているかを伝えず、「息子さんが帰ったら、読んでもらいなさい」と言ってサインを要求した。検察官が去ってから、王さんはその紙を破って、捨てた。

 2021年9月12日、王さんは県の国内安全保衛部門の警官に娘の家から連行された。翌日、王さんは承徳市の病院に連れられ、身体検査をさせられた。高血圧214㎜Hg、医者は「全身に病気がある」と言った。しかし、警官はその夜、王さんをラン平県裁判所に連行した。9月14日、ラン平県裁判所は王さんに裁判を行った。裁判がは1時間足らずで終わり、裁判長は「大丈夫だ、帰っていい」と言った。王さんは国内安全保衛部門の警官に家まで送られた。

 同年11月、3年の判決を下され、王さんは再度、家から連行され、強制的に石家荘女子刑務所に送り込まれた。

 2022年、刑務所側は王さんの子供たちに電話をかけ、王さんが危篤だと告げ、迎えに来るように言ったが、県の国内安全保衛部門が関連手続きを与えないため、迎えに行くことができなかった。危篤の王さんは警官によって豊寧満族自治県に送り返され、そのまま同県病院に入れたのは2023年8月のことだった。診察を受けたところ、腎臓が破裂して出血し、肋骨を骨折していた。医者は「もうだめだ」と言った。2人の医者と私服警官1人が王さんを家に送った。家に帰った王さんは、おむつを使っているが、そのおむつに血がにじみ、脚に流れた。頭とこめかみはあざになって、背中も浮腫んでいた。

 王さんは頭がはっきりしたりしなかったりで、ベッドから起き上がれなかった。家族はそばに近づくと、「殴らないで、殴らないで」と顔を隠した。そして、11月15日、王さんは他界した。

 診断結果からみると、王さんは刑務所で「転向」しなかったため、拷問を受けたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/6/6/478465.html)
 
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