【明慧日本2024年6月29日】北京市昌平区在住の法輪功学習者・楊金菊さん（70歳女性）は、法輪功を学んでいるとして1年6カ月の不当拘禁された後、2024年4月に釈放された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
楊さんは1998年後半に法輪功を学び始め、多くの持病が回復した。楊さんは法輪功の教えに基づいて実践し、心身ともに元気になった。
事件の経緯
2022年10月のある日、楊さんは家の外で法輪功の動作をしていたところ、隣人に見つかり警察に通報され、警察はすぐに到着して楊さんを昌平区拘置所に連行した。
地元の裁判所は楊さんに懲役1年6カ月の不当判決を言い渡した。楊さんは控訴したが、北京第一中級裁判所は楊さんに不利な判決を下した。
楊さんは以前にも3回、計6年6カ月の強制労働刑に服した。楊さんの夫は楊さんが3回目の強制労働刑に服している間に亡くなった。
過去に受けた迫害
2000年10月、楊さんは1年間の強制労働を命じられた。
12月、楊さんは労働収容所への配属を待つため派遣センターに連れて行かれた。楊さんが派遣センターに連れて行かれた日、立ち上がることを許されるまでほぼ9時間、両手を頭の上に上げてしゃがむことを強制された。
2002年末、地元の派出所とコミュニティは楊さんを騙して自宅から出させた。楊さんは洗脳センターに連れて行くと告げられ車に乗ることを拒否した。警察は楊さんの両手を後ろでねじり、地面に押し倒した。そして、彼らは楊さんの足を曲げてから持ち上げ、車に押し込んだ。その結果、楊さんの腰と足にはあざができ、痛みは1カ月以上続いた。
洗脳班の職員は楊さんに睡眠を取らせず、法輪功を辞めさせようとした。楊さんがまだ信念を固く守っていたため、彼らは楊さんに2年6カ月の強制労働を課した。
2008年8月頃、楊さんは夏季オリンピック中に再び連行された。楊さんはすぐに3年間の強制労働を課され、大興区女子労働収容所に連行された。第2チームの隊長は、数人の麻薬中毒者と売春婦に楊さんを激しく殴るよう指示した。彼らはまた、楊さんに睡眠なしで長時間立ち続けることを強制した。その結果、楊さんの足はひどく腫れ上がった。
囚人たちは楊さんがトイレを使うことも許さなかったため、楊さんはズボンを濡らした。しかし、彼らは楊さんが服を着替えることを禁じ、独房に悪臭を放っていると非難した。彼らは罰として楊さんを殴り、暴言を吐いた。ある麻薬中毒者が楊さんの胸を殴ると、楊さんはすぐにめまいがしたという。楊さんはその後、何年も痛みに苦しんだ。
楊さんは、排尿を避けるために水をあまり飲まなかった。楊さんはまた、囚人たちがトイレの使用を制限していたため、できるだけ長く排尿を我慢しようとした。やがて楊さんは排尿に苦労し、便秘になった。楊さんは排便ができない日が28日間続いた。極度の便秘のため、楊さんの腹部はひどく痛んだ。しかし、囚人たちは楊さんの髪をつかんでトイレから引っ張り上げた。彼らは楊さんを独房に連れ戻し、自分たちも疲れ果てるまで20回以上楊さんの顔を平手打ちした。彼らはまた、靴のかかとで楊さんのつま先を踏みつけ、耐え難いほどの痛みを与えた。その結果、楊さんのつま先の爪は剥がれ落ち、二度と生えてこなかった。
