【明慧日本2024年7月5日】四川省遂寧市船山区の趙燕さん(78歳女性)は、2023年11月、成都東駅の保安検査で保安員に荷物検査された。それから、趙さんは成都鉄道派出所に濡れ衣を着せられて送検され、成都鉄道運輸検察庁に起訴された。今年6月21日午後2時、趙さんは成都鉄道裁判所で懲役6カ月の判決を言い渡された。
法廷で、公訴人の訴えに対して、趙さんは法律に基づき、自己弁護した。
趙さんは深刻な目の病気を患い、視力が低下している。警官は頻繁に趙さんの自宅に行き、嫌がらせをした。そのため、趙さんの夫は恐怖を感じ、肺の病気を悪化させ、2023年に他界した。
2023年11月17日、趙さんは成都から列車で帰宅しようとしたが、保安検査で保安員にカバンを差し出すように言われ、カバンを検査された。警官はカバンから法輪功の文言が書かれた紙幣とUSBを見つけ、趙さんを東駅派出所に連行した。そして趙さんは取り調べを受けた。警官は趙さんの娘を呼んできて、趙さんとともに故郷の遂寧市に送った。その後、東駅派出所の警官は遂寧市介福路の警官6人とともに、趙さんの家に行き、家宅捜索した。その後、「保釈」で趙さんは帰宅した。
12月5日午前10時半、2人の女性警官が趙さんの家のドアをノックした。趙さんは「何ですか」と聞くと、「何でもない、見に来ただけだ」と言いながら、携帯で趙さんの写真を撮ったりした。趙さんは2人に法輪功について話したが、その1人が「これは私たちの仕事だから」と言って、 ドアの前に留まり、しばらくして去って行った。
その後、警官は趙さんの息子に電話をかけ、「お母さんに外で法輪功の資料を配らないように言ってください。お母さんに派出所に来るように伝えてください」と告げた。息子は、「あなたたちはこの前、母の家を家宅捜索して、母のものを持って行ってから、母はずっと外出していません」と言った。警官は「これから、私たちはお母さんの状況を確認するので、毎月お母さんの家に行く」と言った。
12月11日、成都鉄道局東駅派出所は趙さんの娘に再び電話をかけ、「書類にサインが必要なので、成都鉄道局派出所に行きなさい」と通知した。
今年4月17日、船山区塩市街のコミュニティの女性2人と男性警官2人が趙さんの家にやって来て、携帯電話の番号とインターネットに接続するパスワードを強引に聞き出し、写真を撮ったりして、嫌がらせをした。また、コミュニティの書記と地元警官は、定期的に趙さんの息子に電話で嫌がらせをし、趙さんのことを聞いたりしていた。
趙さんは「三書」を書くことを拒否したが、成都鉄道派出所に捏造した証拠を案件として成都鉄道運輸検察庁に提出した。検察庁はすぐに趙さんを起訴した。
5月5日夜、趙さんの息子は成都鉄道運輸裁判所から、「お母さんの裁判を行うから、本人に5月6日に成都に来るように」と通知された。5月6日の朝、趙さんは成都鉄道公安局の警官に成都まで連れて行かれたという。