2024年上半期、中共の迫害により法輪功学習者69人の死亡が判明(二)
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 【明慧日本2024年7月12日】(前文に続く)

 6、瀋陽市の邢安梅さん 拷問され精神障害を患い死亡

 瀋陽市の学習者・邢安梅さんは、酷い拷問によって精神異常になり、7年後の今年2月22日に死亡した。享年67歳。

'邢安梅'

邢安梅さん

 2017年4月14日、1年間刑務所に拘禁された邢さんは解放されたが、怯えた表情で家族たちの前に現れた。家に戻った後、邢さんは意識が朦朧とし、ふらふらと歩き、友人や家族さえも認識できなかった。 邢さんは昼も夜も大声で叫び、走り回り、人を殴ったり罵ったり、家の中の物を外へ投げ捨てたり、自分の子供さえも分からなくなった。邢さんは時に「法輪功学習者は毎日薬を飲まされている」と喋っていた。

 邢さんは2001年に法輪功を学び始めた。その前は、心臓病、産後風、リウマチなど多くの病気を患っていたが、法輪功を学んですべての病状が消えた。 

 邢さん夫婦と娘の3人は、法輪功への迫害を発動した江沢民を告訴したとして、さらなる迫害を受けた。2016年4月14日、邢さん夫婦は娘を会社に送る途中で、3人で大東区上園付近の飲食店で朝食をとっていたところ、大東区国保の警官に連行された。

 上園派出所で、邢さんは警官にひどく殴られた。その後、大東区裁判所から懲役1年と罰金5000元を言い渡された。夫の孫さんは懲役2年6カ月と罰金1万元、娘は刑務所外での執行1年の強制管制と罰金2000元の判決を言い渡された。

 瀋陽市留置場で、邢さんは激しい暴行を受け、薬を強制的に飲まされ、独房に監禁された。迫害された邢さんは歯が抜け落ち、食事するのも非常に困難になり、めまい、疲労感、動悸、吐き気などの症状に苦しみ、検査で低カリウム血症と診断されたが、足枷をつけられ、床の鉄錠に繋がれ、トイレの時でさえ外されなかった。看守は4人の受刑者に邢さんを殴るよう指示した。受刑者2人は邢さんの脚の上に座り、他の2人は邢さんの腕を背中に回してひねるようにねじった。邢さんの左肩から骨が突き出ており、触れると痛んで泣き叫んだ。拷問によって、邢さんは精神異常になった。

 7、銃撃、14年間の拘禁を受け、密山市の姜洪禄さんが死亡

 黒竜江省密山の学習者・姜洪禄さんは、2002年2月12日(旧正月1日)、密山市の警官・孟慶啓に銃撃され、滅多打ちにされた。その後、懲役14年の実刑判決を宣告され、相前後して鶏西哈達刑務所と牡丹江刑務所に拘禁されていた。2024年1月27日、66歳で亡くなった。

 1999年7.20、中共の江沢民集団が法輪功への残酷な迫害を開始した後、姜さんは法輪功を学び続け、法輪功の無実を訴えたとして、密山公安局の警官に銃撃され、左足が骨折した。また、警官に蹴られて両目の目玉が飛ばされた。姜さんはかつて不当な判決を宣告され、労働教を強いられたほか、3回拘束され、1万3050元を強要された。姜さんの妻・袁淑芝さんは密山公安局国保、および太平郷司法所の関係者による嫌がらせを受け続けた末、2018年4月4日に死亡した。享年60歳。

 8、繰り返し迫害を受けた大連市の周会敏さんが他界

 江沢民集団の法輪功への迫害政策を盲目的に実行する警官により、嫌がらせや迫害を受けてきた大連市の周会敏さん(女性)は2013年7月から2017年1月までの3年6カ月間、刑務所で拷問を受け、心身ともにひどく打ちのめされた。健康状態がさらに悪化した周さんは、2024年5月8日の夜に亡くなった。享年62歳。

 周さんは生前、大連市金州区で陶磁店を経営していた。正直で接客が良く、信頼できる商売人であった。法輪功を学ぶことで、周さんはより良い人になり、仕事の中で顧客によく法輪功を紹介し、迫害の実態を伝えた。

 中共が法輪功迫害を開始してから、周さんは何度も連行、拘禁された。2013年7月18日に連行された後、周さんは懲役3年6カ月の実刑判決を宣告され、2014年4月1日、遼寧省女子刑務所に送られた。健康的な周さんは刑務所で迫害され、心臓細動、高血圧、糖尿病などを発症した。

 9、14年間拘禁された北京市の龐有さんが死亡

'庞有'

龐有さん

 北京の学習者・龐有さんは法輪功を学び続けているとして、数回にわたって連行され、三度の不当な判決を受け、14年以上拘禁された。前衛刑務所と前進刑務所に拘禁されていたとき、手錠と足かせを繋がれてかけられ、「拘束衣」を着用させられ、強制灌食され、電気ショックを与えられるなどの拷問を受けた。2023年11月26日に解放され、家に帰ったが、極度に衰弱し、歩行困難になった。しかし、地元の警官は龐さんに対する嫌がらせを続けた。2024年4月9日、龐さんは他界した。享年61歳。

 中共が法輪功迫害を開始してから、当時の北京市の書記・劉淇は自ら龐さんに対する迫害を指示した。

 龐さんは以前、北京市朝陽区洼里郷政府(オリンピック村)計画事務所の主任を務めたことがあり、その後、北京旭日不動産会社のマネージャーに就任した。1998年7月、白血病末期の母親が法輪功を学んで完治したのを目の当たりにした龐さんは、法輪功を学び始めた。その後、真・善・忍の原則に従って自分を要求し、賄賂や贈り物を一切受け取らず、周りの人から、「本当に良い人だ」と評価された。

 10、広州市の一級建築士・陳燕萍さんが迫害され死亡

 広東省広州市天河区の学習者で国家一級建築士の陳燕萍さんは、天河区公安局五山派出所の警官による嫌がらせに耐え続けた末、心身ともにダメージを受けた。2024年5月23日に亡くなった。享年60歳。

'法轮功学员陈燕萍'

陳燕萍さん

 陳さんは広州花都区出身で、長沙鉄道大学で建築を専攻した。卒業後は建築設計に従事し、独立して会社を設立し、国家資格である一級建築士資格を取得した。

 11、7年間拘禁と薬物迫害、山東省の麻蓮鳳さんが死亡

'麻莲凤'

麻蓮鳳さん

 山東省煙台市にある龍口市の学習者・麻蓮鳳さんは、勤務先、派出所、610弁公室の関係者に何度も連行・拘禁され、洗脳班に送られたことがある。2002年4月、龍口裁判所は麻さんに離婚という強制的な判決を下した。2003年11月、麻さんは連行された後、不当に懲役7年の判決を言い渡され、山東省女子刑務所に拘禁された。刑務所で拷問、薬物による迫害を受け、死ぬ直前で助かった。2010年、麻さんは拘禁期間を終え、帰宅したが、年金を差し押さえられた。

 2024年1月22日、繰り返し迫害を受けた末、麻さんはこの世を去った。享年69歳。

 12、息子は迫害で心神喪失になり死亡 息子の権利を守り続けた母親も他界

'儿子任东生'

任東生さん

'被迫害致疯的任东生'

迫害され精神異常の任さん

 天津市の劉秀芬さんは法輪功を学び、心身とも健康になった。6年前、劉さんの息子・任東生さんは、数年間にわたる迫害により、心神喪失になり死亡した。母親の劉さんは最愛の息子を失い、訴え続けていたが、当局による攻撃や嫌がらせに耐えられず、ついに2024年4月10日に亡くなった。

 2006年3月8日、劉さんの息子・任東生さんは法輪功を修煉したとして静海区国保と610弁公室の警官らに連行された。6カ月後に懲役5年の実刑判決を宣告され、天津港北刑務所(現在の濱海刑務所)に拘禁された。

 任東生さんは法輪功を辞めないとして、濱海刑務所で独房に監禁され、様々な拷問を受けた。

 任東生さんは刑務所で白い粉末を強制的に飲まされ、不明な液体も注射された。刑務所から帰宅したとき、すでに支離滅裂で精神に異常を来していた。

 2018年9月12日に任東生さんが亡くなって以来、劉さん、息子の嫁、そして他の家族は静海区610弁公室、静海鎮政府、胡家園コミュニティ、静海区城関派出所の関係者による嫌がらせを受け続けた。

 劉さんは息子を失うという極度の苦痛に耐えながら、息子の権利を守るために何度も奔走したが、正義を取り戻せることができないだけではなく、当局の関係者からの絶え間ない嫌がらせにも耐えなければならなかった。それにより健康状態は悪化し、寝たきりになった。

 劉さんの病気はすでに非常に深刻だったとき、地元の警官が家に押し入り、劉さんに「談話」を要求した。このようにして、限界になった劉さんは、今年4月10日に亡くなった。

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/7/4/479292.html)
 
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