――ブルガリアの学習者が黒海沿岸で迫害の実態を伝える
【明慧日本2024年7月13日】6月21日から23日にかけて、ブルガリア各地からの法輪功学習者(以下、学習者)が黒海沿岸のヴァルナに集まり、3日間にわたる第2回集団学習、功法の実演、迫害の実態を伝える活動を行った。
ヴァルナは「水の都」とも呼ばれ、ヨーロッパで最も古い都市の1つで、豊かで長い文化を持ち、歴史上「オデッソス」、「オディソポリス」、「ティベリオポリス」と呼ばれていた。現在では、各地から観光客が訪れるリゾート地として人気がある。
市中心の広場での迫害の実態を伝える活動
6月21日から22日の午後、学習者たちはヴァルナ市中心のセバストポル広場に法輪功のブースを設置し、横断幕を掲げ、市民に署名を呼びかけた。署名は、国連人権理事会に対して中国共産党(以下、中共)による学習者の臓器収奪の停止を求めるもの、中共による人権侵害を非難するもの、この2種類だった。多くの通行人が実際の状況について質問し、真相を理解した人々は署名をして法輪功を支持した。
セバストポル広場にブースを設置し、迫害の実態を伝えた学習者たち |
通行人のステリアさんの兄も学習者であるため、彼女は学習者たちが直面する過酷な状況をよく理解している。彼女は友人たちを連れてきて、一緒に署名し、迫害停止を求めた。ステリアさんは「私は兄の法輪大法を学ぶことを支持します!」と言った。
法輪功を学ぶ兄を、支持したステリアさん |
署名したリュブカさん(右) |
マーティンさん(ある学習者の息子さん)は迷わずに署名した |
ポーランドから来たキャロラインさん「あなた達は偉い。迫害は直ちに停止しないといけない」 |
法輪功を支持し署名した人々 |
アンティアネタ・ディミトロヴァ博士は、法輪功が中国で中共の迫害を受け、さらには臓器を収奪されるということを知り、「私は医者です。迫害されている人々の苦しみを無視することはできません」と述べ、2つの陳情書に署名した。
アンティアネタ・ディミトロヴァ博士(左一) |
エレナさんとエヴェリナさんは、中共が法輪功を迫害し、臓器を違法に収奪している真相を聞いた後、署名し、「(中共)は犯罪者であり、それを止めなければなりません!ありがとう、頑張ってください!」と励んだ。
エレナさんとエヴェリナさん |
ヴァレンティーナさんとヌリさんはヴァルナで休暇中の観光客で、法輪功に興味を持っていた。ヌリさんは署名した後、「この少年(学習者)は臓器収奪の問題を明確に説明してくれました。私たちはこれを支持し、この暴力行為を止めるのを助けるべきです」と述べた。
スヴェトラーナさんはウクライナ出身で、50年前からヴァルナに住み始まった。彼女はその日、友人と法輪功のブースの近くを通りかかり、人々の集まりに引き寄せられた。中共が学習者に対して行っている暴行を知った後、彼女は2つの署名に署名した。それだけでなく、法輪功にも興味を持ち、23日に公園で5式の功法を学んだ。
署名したスヴェトラーナさん |
迫害の実態を暴露する車のパレード
6月21日の夜、14台の車からなるパレードがこの海辺の都市の中心部と周辺の通りを行進した。各車の上部にはブルガリア語で書かれたパネル資料が立てられ、「中共は拷問と殺人で法輪功を迫害している」「中共は大規模な医学的虐殺を行っている」「中共の目的は世界を支配し、投資に偽装して奴隷化と略奪を行うこと」「新型コロナウイルスを隠蔽し、世界的な大流行を引き起こした」といった内容が書かれていた。中には天安門広場の虐殺「タンクマン」や中国の学習者が迫害されている写真もあった。
パレード中の法輪功の横断幕は非常に目立ち、そこには中国語と英語で「真・善・忍」と書かれていた。ある車の横断幕には「法輪大法―古代の精神修養法」と書かれており、スピーカーで法輪大法とは何か、そして中国での法輪大法が受けている迫害について説明する音声が流されていた。
車隊によるパレード |
集団での功法の実践、学法、心得の交流
集団煉功している学習者たち |
6月22日から23日、学習者たちはヴァルナの海洋花園公園で集団で功法の実践を行い、多くの通行人が法輪大法について理解しようとパンフレットを手に取った。一部の人は資料を読み始めた。
23日の朝、前日に署名したスヴェトラーナさんとアレクサンドラさんが公園に来て法輪功の功法を学び、2人とも実践中にエネルギーを感じたと述べた。
集団に学法している学習者たち |
学習者たちはまた、黒海ホテルの会議室で集団学法を行い、『轉法輪』を一緒に読み、自分の理解を共有し、生活の中で大法の基準をどのように活かして行くかについて交流した。
地元メディアの報道
ヴァルナの地元の2つの有名メディア『Varna Utre』(明日のヴァルナ)と『チェルノモア』は学習者の活動を報道し、読者に中国での法輪大法が受けている迫害の事実や、学習者がどのようにして臓器収奪の被害者になっているかを紹介した。
『Varna Utre』は学習者が行ったイベントを報道 |
『Cherno More』の報道では、「中国では数百万人が労働教養所、刑務所、洗脳班に収容されています。何万人もの人々が臓器取引のために殺害されています。国際人権活動家のデービッド・ジョーガー氏、デービッド・マタス氏、イーサン・ガットマン氏は、600ページにわたる報告書『血の収穫』(Bloody Harvest)の2016年更新版で、2,300以上の証拠を集め、1999年から2015年の間に中国で毎年6万から10万の移植手術が行われたと結論付けました」と述べている。
『Varna Utre』は、「法輪大法の学習は世界100以上の国で広まっており、中共の迫害を止めるよう呼びかけることは依然として現実的な意義を持っています」と述べた。
『チェルノモア』は学習者が行ったイベントを報道 |