【明慧日本2024年7月14日】陝西省楡林市(ゆりんし)在住の法輪功学習者・張翠芳さん(60代女性)は、法輪功を実践しているという理由で、2023年5月1日に3度目の出廷を余儀なくされた。最近、明慧ネットによって、張さんは楡陽区裁判所に懲役5年の不当判決を言い渡されたという情報が確認された。
張さんは1998年9月に法輪功を実践し始め、心身ともに元気になった。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の経緯
2022年8月1日、張さんは法輪功の情報資料を配布していたところ、楡陽区(ゆようく)国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らに連行され、8カ月近く拘禁された。
2023年3月9日、張さんは楡陽区裁判所に出廷したが、いかなる質問をされても答弁を拒否し、裁判官は審理を中止した。
3月中旬、明慧ネットが楡陽区政治法務委員会の責任者により張さんへの迫害を暴露すると、彼らは激怒した。3月23日前後、彼らは、張さんを裁判所に連れて行き、第2回の審理を行い、検察官は張さんが法輪功のパンフレットを渡したとする2人の証人を提出した。
裁判所は、5月1日の第3回審理について、張さんの家族に通知しなかった。法廷に家族が誰もいないのを見て、張さんは、家族が事前に何の通知も受けていないことが分かり、裁判所の法的手続きの違反に抗議した。その後初めて、裁判官は裁判所で働いていた甥と娘にそのことを知らせたが、2人とも急な通知で仕事を休むことができなかった。そのため、数年前に一酸化炭素中毒で知的障害を負った張さんの夫が、張さんの審理に唯一の家族として連れてこられた。
過去に受けた迫害
2014年、府谷県610弁公室の職員は張さんの自宅を家宅捜索し、法輪功の書籍や情報資料を押収した。
2017年7月31日、張さんの自宅に法輪功の資料があったため、張さんは再び連行され、2017年末に懲役1年6カ月の不当判決を受けた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)