陝西省の86歳の王宋霞さん 冤罪で不当監禁
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 【明慧日本2024年7月14日】陝西省宝鶏市に住む法輪功学習者・王宋霞さん(86)は2022年5月8日、市内の姜譚路派出所の警察により連行され、翌日「裁判待ち」で一時解放となり家に帰された。今年7月初旬、王さんが現地の裁判所により不当に1年6カ月の刑を言い渡され、罰金5000元(約10万円)が科され、6月にすでに陝西省女子刑務所に監禁されていることが判明した。

 王さんは、1998年に法輪功の修煉を始め、真・善・忍の法理に従い、自分自身を律してより良い人になるように実行し、しばらくして多くの病気が自然に治り、心が喜びで満たされ、法輪功に対して感謝の気持ちでいっぱいになった。

 2022年5月8日午前11時、王さんの携帯電話が警察に盗聴されていたため、もう一人の法輪功学習者・張金満さんと宝鶏市中心病院東門外で会った際、姜譚路派出所の警察により連行された。翌日、王さんは「裁判待ち」で家に帰ったが、張さんは千陽県留置場に不当に15日間拘束され、その後同じく「裁判待ち」で一時的に家に帰った。

 2022年9月13日、王さんは派出所の警察から「移送・起訴通知書」を受け取り、張さんと一緒に宝鶏市渭濱区検察院に訴えられた。

 2023年5月、宝鶏市金台区検察院の職員が王宋霞さんを訪れ、いわゆる「事件の詳細」を聞きに来た。そして、今後は法輪功に関する案件は、市区は金台区が、県区は岐山県が一括して処理することを伝えた。

 同年7月3日、王さんは宝鶏市金台区検察院から不当な起訴状を受け取り、10日後に開廷することを知らされた。その後、王さんは検察官・王蕾に法輪功が中国で合法であることを伝え、起訴の法的根拠を示すよう要求し、起訴の取り下げを求めたが、王蕾は起訴を取り下げず、裁判で審理することを主張した。

 今年7月初旬、王さんに対する裁判の結果が宣告された。

 以前にも王さんは法輪功を学んでいるとして、中共当局により何度も連行され、拘束された。2010年2月には、不当に7年の刑と7年の執行猶予を言い渡された。以下は、王さんが受けた迫害の一部である。

 中共当局が法輪功の迫害を開始した当初から、王さんは法輪功を堅持し続け、姜譚路派出所や姜譚路街道事務所の職員に何度も嫌がらせや連行、拘束、監視を受けた。一度、王さんは法輪功の文章を伝えたとして、警察や街道事務所の職員に連行され、空き家に監禁され、修煉を放棄するよう強制された。

 2009年7月、王さんは法輪功迫害の実態を暴露する資料を作成したとして、渭濱区「610」オフィスや渭濱公安支局に連行され、宝鶏凌雲ホテルの洗脳班に拘束された。そこでは、鉄椅子に長時間座らせることや、眠らせないなどの拷問を20日間にわたって受けた。その結果、王さんは脳梗塞や冠心病などの病気を患い、呼吸困難や歩行不能に陥ったため、「裁判待ち」で一時解放されて帰宅した。2010年2月8日、王さんは現地の裁判所で裁判にかけられ、懲役7年、執行猶予7年を言い渡された。

 2018年5月8日午後2時頃、王さんを含む7人の法輪功学習者が集団で学法していたところ、隣人の通報により警察に連行され、姜譚路派出所で不当に取り調べを受け、指紋を押すことを強制された。その夜11時過ぎに帰宅した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/7/8/479453.html)
 
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