猛毒の青酸ガス中毒を起こし、大法を信じ奇跡的に回復
■ 印刷版
 

 文/司徒慧

  【明慧日本2024年7月27日】私は化学の仕事をしています。化学の仕事が危険な職業であることは誰もが知っており、毎年、化学物質による中毒や爆発で命を落とす人がいます。

 青酸ガス(シアン化水素)は猛毒のガスです。呼吸によって人体に入ると、シアン化物イオンは人間の組織細胞内にある42種類の酵素の活性を阻害するため、特にシトクロムc酸化酵素がシアン化物に最も敏感で、組織細胞が血液中の酸素を利用できなくなり、その結果酸素不足に陥り、数分以内に死に至ります。

 ネットである青酸ガス中毒の真実の事件を読みました。「ある北京大学の博士が、シアン化合物の実験をした後、本来、過マンガン酸カリウムを加えてシアン化合物を処理しなければならないが、そのまま廃棄物タンクに残ったシアン化合物の廃棄物を流し込んだ。その瞬間、彼はその廃液タンクが酸性かアルカリ性かを測らなかったことに気づきました。というのは、シアン化合物は酸性条件下で猛毒の青酸ガスを発生させるからです。彼はすぐにドアの方向に走り、ドアにたどり着く前に地面に倒れ、そのまま目を覚まさなかったのです」

 この記事と同じように、私は青酸ガスを吸い込んでしまいました。しかし、幸運にも法輪大法に救われ、奇跡が起こりました。

 2021年、私は会社で、水中の鉄イオン(Fe3+)の含有量を厳密に管理する工程の仕事を頼まれました。それで、私はチオシアン酸カリウム(KSCN)を購入しました。水溶液中に鉄イオンがあるとき、チオシアン酸カリウムを加えると血赤色になるので、鉄イオンの存在を示すからです(Fe3+ + SCN- → [Fe(SCN)]2+ 血赤色)。

 長年、化学実験をやっているうちに、見慣れない化学薬品を使う前にその性質を確認する習慣が身につきました。ネットで資料に目を通しましたが、チオシアン酸カリウムに特別な毒性や注意事項は見当たらなかったのです。しかし、ボトルに貼られていた「強酸に触れると猛毒ガスを発生する」というラベルを読み忘れるという致命的なミスを犯してしまいました。ですから、私は何の防御策もしないで実験を始めました。

 資料にはチオシアン酸カリウムは弱酸にすると書いてあったのですが、私はふと思い立って、チオシアン酸カリウム溶液の入った小さなビーカーに直接濃塩酸(HCl強酸)を注いでしまいました。それを実験台の上に置き、時々眺めてみました。すると突然、ビーカーの中の物質がどんどん黄色く変色し始め、ついには非常に美しい鮮やかな黄色に変わったことに気づきました。その瞬間、頭の中に「やばい、猛毒だ! きれいであればあるほど、毒性が強いのだ!」と浮かんだのです。それから、すぐにそれを処理しました。

 処理し終わると、私は作業場の片隅に行って腰を下ろしました。その瞬間、口の中にかすかに苦いアーモンド臭(シアン化水素のにおい)がしました。これは青酸中毒の典型的な症状だとわかりました。私は動悸とめまいを感じ、空中に浮いているような感覚でした。作業場で忙しそうにしている人たちを見ていると、まるで世界のすべてが幻想であり、人々はなぜ生きているのかもわからず、自分の考えを持たず、まるで操り人形のように操られているようでした。私はこれまで数多くの臨死体験の事例を読んだことがありますが、どれも死を目前にしたとき、元神が肉体から離れ、もう一度人間界を見てみると、人間は皆、迷路の中で慌ただしくて落ち着かない様子だと、書かれていました。

 この時、私は突然「私は法輪大法の弟子だ! このように突然死んだら、大法に泥を塗るのではないか」と気づきました! 中国共産党は20年以上にわたって法輪大法を迫害してきて、大法を中傷するためにあまりにも多くの嘘を捏造してきました。もし、私がシアン化物の中毒で死んでしまったら、本当の原因は誰も知りません。中国共産党はそれを宣伝するために利用するでしょう。実際、私は23年間法輪大法を修煉していましたが、病気がなく、疫病に感染することもなく、道徳的にも非常に向上し、本当に多くの大法の恩恵を受けました。

 この時、「法輪大法しか私を救えない」とはっきり思い出し、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい 」と静かに唱え始めました。何度も何度も唱え、深く息を吐き出しました。また唱え続け、また、息を吐き出しました。「法輪大法は必ず私を救うことができる!」と心の中で固く思いながら、この心からの九文字を繰り返し唱え続けました。3回目の息を吐いた時、体に入っていた毒ガスが完全に抜け、何事もなかったかのように完全に回復しました!

 もし私が法輪大法を学んでおらず、健康でなければ、きっと廃液を扱っている間に倒れていたと思います。常人が青酸ガスを直接吸い込んだら、助かることができないでしょう。

 その後、インターネットで資料を確認したところ、2022年にチオシアン酸カリウムの項目の下にシアン化水素の生成に関する化学反応式が追加されています。

(KSCN + HC1 = HSCN + KC1)

 チオシアン酸カリウムは、酸性の溶液中に長時間放置すると、酸と反応して黄色い沈殿物(硫黄)と猛毒のシアン酸水素ガスを発生する。

(HSCN = HCN↑ + S↓)

 書かれたことが、あの時私が見たものとそっくりでした。「黄色い沈殿物を生成すると同時に毒性の強い青酸ガスを発生する」。しかも、あの時私の頭に浮かんだ「猛毒」という考えは、法輪大法の啓発から来たもので、もし処理が間に合わなかったら、実験室に入る全員が中毒になって死亡する可能性があります。とんでもない結果になっていただろう! 知らないうちに、法輪大法は私たち全員を救ってくれたのです。

 私は「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と心から唱えて、大法に救われました。私は、誰もが自分で真実を見つけられることを願って、私の体験した本当の話を書いたのです。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/7/14/479540.html)
 
関連文章