【明慧日本2024年7月30日】2021年6月2日、山東省膠州市公安局は100名の警察官を動員して、現地の法輪功学習者(以下、学習者)を一斉に拘束するため、捜索を行った。そのため、1日で40名以上の学習者が拘束された。
現在のところ、少なくとも7名の学習者が不当な判決を受けたことが分かった。以下は、その内訳である。
・于柏青さんは懲役8年の判決を受け、5万元(約100万円)の罰金を科された。
・紀金睦さんは2022年10月25日、黄島区裁判所によって4年の冤罪の判決を受け、3万2千元(約64万円)の罰金を科された。
・徐延忠さんは4年、宋吉花さんと紀紅さんは3年6カ月、焦廷娥さんは1年6カ月、趙有芹さんは3年6カ月、それぞれに不当判決を受けた。
その他、
・高緒娥さんは黄島区裁判所によって不当な起訴をされたが、詳細は不明である。
・王蓮さんは黄島の住民で、6月9日に黄島で開廷、その場で無罪が認められ釈放された。
・宋桂琴さんは保釈されて帰宅したが、給与を差し押さえられた。
・宋新建さんはすでに高齢であるが、保釈後、年金を剥奪された。
・庄沢傑さんと黄玉強さんは、保釈されて帰宅した。
その後、膠州市の中国共産党による学習者への迫害は終わっていない。
2021年11月、膠州市阜安派出所の警察官たちが張桂英さんの家に押し入り、大法書籍と大法師父の肖像を押収すると、張桂英さんを派出所に連行し、約20日間不当に拘束した。
同年12月16日、膠州中雲派出所の陳志杰ら4人の警察官は、管理人を装って張秀蘭さんの娘に家のドアを開けさせ、張秀蘭さんを拘束した。2022年8月23日の午前、張さんは青島市黄島区裁判所で開廷され、8年の実刑判決を受けた。
2022年1月18日、膠州市石油七公司の学習者・張敦成さんは、三里河派出所に拘束され、懲役1年の不当判決を受けたが、現在は帰宅している。
今年2024年3月7日、中国共産党の「両会」を行う期間中、青島膠州公安局は基層派出所の警察官たちに命じ、学習者に対する嫌がらせ行為である「ドアノック行動」を実施した。中雲派出所の警察は、様々な口実で学習者の家に入り込み、嫌がらせを行った。中雲派出所の十数名の警察官が、王義敬さんの家のドアをこじ開けて押し入り、王さんと彼の家で学法をしていた十数人の学習者たちを拘束した。
同年3月22日、周明蘭さんが膠州市馬店派出所に拘束され、刑事拘留された。周さんの夫が馬店派出所に行って妻を釈放するよう要求した際、派出所は膠州市公安局発行の刑事拘留書を渡した。そこには「1カ月間拘留」と記載されていた。派出所の職員は、1カ月後に帰宅させると約束した。しかしその後、馬店派出所は、家族に通知することなく、周さんを青島即墨普東留置場に不法に送致した。
現在、周さんは2カ月以上も不当に拘禁されており、家族には何の情報も得られていない。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)