文／中国の大法弟子
【明慧日本2024年7月31日】今年の7月9日の午後、湖北省黄岡市浠水県清泉鎮派出所は、法輪功学習者(以下、学習者）の周月容さん（55）が中学生に法輪功迫害の実態を伝えたとして通報されたことを理由に、浠水県公安局に連行し不当に尋問した。全過程において、周さんは自身の体験を通じて警察に法輪大法の素晴らしさを伝え続けた。警官は周さんを浠水県病院に連れて行き身体検査を受けさせ、その後浠水県の留置場に連行したが、周さんの健康状態が不合格だったため、受け入れなかった。周さんはその晩に帰宅した。
7月9日の午前中、周さんは携帯電話に不在着信があることに気づき、その番号にかけ直した。相手は清泉鎮派出所の警察官で、周さんに午後、派出所に来るように要求した。周さんが「何の用ですか？」と尋ねると、相手は「お前がしたことがわからないのか？」と厳しい口調で答えた。
午後2時に周さんは派出所に行った。部屋には十数人の警察官がいた。周さんが所長に「私をここに呼んだ理由は何ですか？」と尋ねると、所長は「お前が3人の男子中学生に法輪功を宣伝しているところを撮影され、通報されたのだ」と答えた。周さんは「法輪功の素晴らしさを伝えただけで、悪いことをしていません。真・善・忍を伝え、大きな災難が来たときに命を守る方法を教えたのです。それが悪いことでしょうか。もう用がなければ帰ります。孫の面倒を見なければなりませんから」と言った。所長は「ここに来てまた法輪功を宣伝するなんて、帰れると思うな。態度が良ければ5日間、態度が悪ければ半月拘留する」と言った。周さんは「あなたたちの言う通りになりません。（帰れるかどうか）私の師父が決めることです。私は堂々とここに来て、堂々と帰ります」と答えた。
周さんはさらに警察に言った。「私は以前、体が悪くて多くの病気を抱えていましたが、法輪功を修煉することで良くなりました。法輪功を学ばなければ、今日ここであなたたち警察官に会うことはなかったでしょう。私はかつて工事現場で働いていて、7階から転落し、体がバラバラになりそうでした。救急車の医者は私を救うのは無理だと、救助を放棄しようとしました。夫が彼らに救ってくれるように懇願しました。その時、私は意識がはっきりしていて、重症室にいた48時間の間ずっと『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』と念じ、大法の師父に助けを求めました。こうして師父は私を救ってくださいました」
部屋にいた警察官や実習の警察官たちは静かに周さんの話を聞いていた。派出所の所長は「誰が信じるのか？ 7階から転落して、そんなに良く回復したって！ 障害もないのか？」と言った。周さんは「私は法輪功を修煉したからこんなに良く回復したのです。私は法輪大法が命を救ってくれたことに感謝しています。だから、出会った縁のある人々に大法の素晴らしさを伝えたいのです」と答えた。所長は周さんに救急治療の病歴を持ってくるようにと要求し、「それが本当なら、お前を解放する」と言った。周さんは「私の体が回復したので、病歴は捨てました。本当に保存しておくべきでしたね」と言い、身に残った傷跡を見せました。
所長は3人の警察官に周さんを浠水県公安局に連行させ、そこで周さんに尋問した。周さんは一切協力せず、ただ法輪功の素晴らしさと迫害の実態を語り続けた。録音を担当する警察官が周さんに数分間の音声を録音しようとしたが、周さんは「法輪大法は素晴らしい！」と大声で念じ続けたため、警察官は録音できなかった。最後にはそのまま終わった。なぜかわからないが、警官は周さんの目も強制的に検査した。その後、3人の警察官は周さんを浠水県病院に連れて行き、体検をさせようと周さんを違法に拘留する準備をしていた。周さんが同意しなかったため、警官は周さんの息子に電話して説得させた。息子は「母さん、検査を受けてみてよ。良くなっていたら、それが大法の素晴らしさを実証することになるんだから」と言った。周さんは検査に同意した。検査の結果、全てが正常で、周さんの体はとても良好に回復していたことが分かった。
警官は周さんを浠水県留置場に連れて行き、そこの医者に「この学習者は7階から転落したが、死ななかった」と言った。医者は驚いて周さんを見た。周さんは「法輪功が私を救い、とても良く回復しましたが、まだ脚には金属のピンが入っています」と言った。すると、留置場の医者は拘留書類に「拒収」と署名した。
三人の警察官は仕方なく周さんを清泉鎮派出所に戻した。その時点で夜の9時半になっていた。派出所の所長は解放書に署名し、周さんに「すごいね！ 君の話は事実だったんだ！ 本当に君を拘留できないね」と言った。周さんは「所長、お疲れ様でした。法輪大法は素晴らしいことを覚えていてください」と言った。所長は「さあ、さあ、さっさと帰りなさい」と言った。
周さんは無事に家に帰った。
