反迫害25周年 フランクフルト市民からの声援
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 【明慧日本2024年8月1日】「私たちは目覚め、行動を起こさなければならない。法輪功への迫害を止めましょう! 私たちの世界には、もっと真・善・忍が必要なのです」。ドイツ・フランクフルトの歩行者天国で行われた、中国問題の専門家呉氏のスピーチは、大きな拍手を浴びた。

 2024年7月20日、フランクフルト近郊および欧州各国から集まった法輪功学習者(以下、学習者)は歩行者天国に集まり、中国共産党(以下、中共)による法輪功への25年にわたる迫害の事実を明らかにした。この迫害は学習者たちに計り知れない苦難をもたらした。1999年以来、世界中の学習者たちは様々な方法で、平和的かつ断固として抗議を続けてきた。この活動は、ますます多くの一般市民や政治家から認識され、支持されるようになってきている。

'图1~3::在二零二四年七月二十日,法兰克福附近和来自欧洲不同国家的法轮功学员一起在步行街上集会,揭露中共对法轮功长达二十五年的迫害。'

フランクフルトの歩行者天国で煉功動作を披露する学習者たち

 集会では、国際人権協会(IGFM)の理事会メンバーであるマンヤン・ノー氏がゲストスピーカーとして発言したほか、学習者たちは2人の政治家からのメッセージを読み上げた。ディルク・バンベルガーとオリバー・シュティルベックの2人の州議会議員からの支持のメッセージである。ベルリンの学習者である丁楽斌氏も、両親の救出のために世界各国から寄せられた支援者に感謝の書簡を送った。

 学習者たちは平和的な5つの功法を実演し、大法の素晴らしさと中共による迫害について市民に説明した。夕方には、厳粛な雰囲気の中でキャンドルライトの追悼集会も行われた。道ゆく人はパネル資料を前に考えを巡らせつつ、学習者の説明を聞いたり、資料を受け取ったりした。多くの人が、迫害を停止するための署名活動を支持し、サインをした。

'图4~6:人们向法轮功学员了解<span class='voca' kid='62'><span class='voca' kid='62'>真相</span></span>'

フランクフルト市内で、学習者から話を聞く人々

'图7:人们为反迫害签名'

反迫害の署名活動を支持し、サインする人々

'图8:傍晚,学员们开始了守夜活动,悼念被迫害致死的法轮功学员'

迫害で亡くなった人々を追悼する法輪功学習者たち

 宗教・信仰の自由専門官「法輪功の修煉は、決して迫害の理由とするべきではない」

图9:联邦政府宗教及信仰自由专员弗兰克·施瓦贝(Frank Schwabe)

宗教・信仰の自由専門官フランク・シュバーベ氏

 ドイツ連邦政府の宗教・信仰の自由専門官であるフランク・シュバーベ氏は、書簡の中で次のように書いた。「私たちは再び、できる限りのことをして、これらの中国人の恐ろしい運命に人々の注意を喚起しなければならない」

 「法輪功の修煉は、決して迫害の理由とするべきではない。この方法は数千年の歴史があり、他の宗教や精神的な信念と同様に保護されるべきだ。中国文化のこの重要な要素を消滅させてはいけない」

 シュバーベ氏は中国共産党政権に対して、次のように呼びかけている。「国際法を尊重し、人権と宗教的信仰の自由の権利を保護してほしいです」

 「皆様、今夜が尊厳のある夜となることを願います。私は引き続き連絡を取り合い、宗教、信仰、世界観の自由の権利を促進するために、皆様と共に努力していくことを約束します」

 ドイツ連邦議会議員「真・善・忍は普遍的な価値観」

'图10:联邦议会议员娜丁-鲁夫(Nadine Ruf)'

ドイツ連邦議会ナディーネ・ルフ議員

 ドイツ連邦議会ナディーネ・ルフ議員は、書簡で次のように書いた。

 「法輪功の基本的な価値観は真・善・忍です。これらは人類の普遍的な価値観であり、人間の尊厳と自由を信じるすべての人が支持すべきものです。長年にわたり恐怖に耐え、拘禁、拷問、迫害、死に直面してきたにもかかわらず、その価値観に対する勇気と堅持を示してきた学習者たちに、心からの感謝の意を表します」

 「私にとって、学習者が宗教的信仰と世界観の自由の権利を行使することを支持することは、特に重要です」

 中国問題専門家「効果的な行動を取り、迫害を止める」

 中国問題の専門家であるマンヤン・ノー氏は集会でスピーチを行い、法輪功への迫害を制止するよう呼びかけた。

 「最近、米国下院議会は正しい方向へと新たな一歩を踏み出した。新法案である『法輪功保護法』を可決したのだ。上院議会と大統領がこの法律を承認すれば、発効される。中共政権のすべての官僚、迫害に関与した人々に対して、制裁など刑罰が科せられるだろう。私たちはこの取り組みを歓迎する。欧州の政治家にも同様の措置を取るよう呼びかけていきます」

 「人権に国境はない。中国共産党政権による人権侵害は、その影響力の拡大とともに増加し続けている。中華人民共和国は世界的に重要な大国であり、人権侵害行為も必然的にグローバルな行為となっている。今こそ効果的な行動を取るべき時だ。さもなければ手遅れになってしまう。より良い世界のために、一緒に努力して迫害を止めよう!」

 学習者の丁楽斌氏は、自身の家族の経験を例に挙げ、人々に迫害反対を支持するよう書簡で呼びかけた。

 「一人一人の署名、一票一票が大きな価値を持っています! 欧州市民、政治家、メディアが私の両親のためにしてくれた努力は、すでに大きな成果を上げています。これは私の両親を助けるためだけでなく、中国における法輪功への継続的な迫害を終わらせることにも貢献するでしょう。署名の効果は大きいのです。重要な瞬間に、それは私の両親のような被害者に救済をもたらすだけでなく、拷問や強制臓器収奪からも彼らを守ることができるのです。皆様のご支援と正義の声に心から感謝します!」

 ドイツの若者「真・善・忍は永続なる幸福の保証」

 活動の当日は、気温が35度まで上昇したにもかかわらず、多くの通行人が立ち止まって資料を受け取り、学習者から迫害についての説明に耳を傾けた。

 ある女性は自転車に乗って署名用紙が置かれたテーブルの前で止まった。学習者が中共による迫害について説明すると、彼女はすぐにペンを取り、すべての請願書に署名した。その後、彼女は学習者に「私たちは団結して、共にこの迫害に反対しなければなりません」と述べた。

 ある若者は、学習者たちの活動を目にした後「法輪功とは何か」と尋ねた。真・善・忍の価値観に興味を抱いた若者は、これが永続なる幸福をもたらすものだと考えた。この後、若者は2日後にフランクフルトで開催される9日間のセミナーに申し込み、法輪功についてさらに学ぶことを希望した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/7/29/480256.html)
 
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