【明慧日本2024年8月2日】重慶市在住の法輪功学習者・劉志民さん(男性)は最近、法輪功を学んでいるとの理由で警官から嫌がらせを受けている。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の経緯
2024年6月20日午後、隣峰鎮派出所の警官2人が劉志民さんの自宅に現れ、身分を明かさず、警察手帳も提示せずに劉さんの写真を撮影した。
劉さんは中国憲法のコピーを取り出し、憲法は信仰の自由を保護していると警官に指摘し、中国の法律で法輪功を犯罪とするものはなく、法輪功は政府が発行したカルトリストにも載っていないと付け加えた。警官らも事実を知らなかったため、戻ったら調べるつもりだと述べた。
劉さんの妻・張莉さんも警官に「亡霊がヨーロッパに出没している、共産主義の亡霊である」という一文で始まる『共産党宣言』の最初のページを見せ、カール・マルクス自身もそう呼んでいると指摘した。共産主義は幽霊であり、その否定的で邪悪な性質を示していると説明し、張さんは警官らに対して共産主義政権に従って善良な人々を迫害しないよう訴えた。
2人の警官は、共産主義が幽霊と呼ばれているのを聞いたことがないと述べ、彼らの共産主義に対する印象は中国共産党によって植え付けられた美化されたものだったため、『中国憲法』も『共産党宣言』も違法な出版物であると述べた。しかし、劉さんがこれら 2 冊の本は通常の国立出版社から出版されていると言うと、2 人の警官は信じられないことだと思い、最終的に 2 冊の本の写真を撮った。警官は、彼らは2冊の本が本当に正式の出版社に出版されているかどうかを確認するつもりだと言った。
過去に受けた迫害
2015年9月17日、劉さんは当局に連行された。
2016年3月、劉さんは長寿区裁判所に懲役2年6カ月の不当判決を言い渡された。
2020年1月7日、劉さんは再び当局に連行された。
2020年12月、劉さんは江北区裁判所に懲役2年8カ月の不当判決を受けた。