【明慧日本2024年8月3日】雲南省開遠市在住の4人の法輪功学習者(以下、学習者)蒋常德さん、万家玉さん、張紅英さん(女性)、那生瓊さん(女性)は、法輪功を実践したことを理由に、2023年から2024年の間、当局に不当判決を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
中国共産党のいわゆる「ゼロ行動」(政府のブラックリストに載っているすべての学習者に信仰を放棄させ、学習者の数をゼロにすることを目的とする)を実施するため、開遠市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)は、学習者の家を何度も不当に大規模に家宅捜索した。国保の警官は学習者の家を家宅捜索した際に、捜索令状もなく、警察手帳も提示しなかった。彼らはあえて名前を明かさなかった。その後、多くの学習者が国保の警官に不当連行され、拘禁され、起訴され、判決を受けた。
事件の経緯
2023年11月1日、張さんと那さんは当局に不当連行され、その後、建水県裁判所は2人に懲役1年の不当判決を下した。拘禁場所はまだ調査中である。
2024年1月2日、蒋さんと万さんの家は当局に家宅捜索されたあと保釈された。
2024年4月27日、建水県裁判所が蒋さんと万さんに対しての共同訴訟を審理し、蒋さんに懲役1年6カ月の不当判決、万さんに懲役3年の不当判決を下した。
6月27日、蒋さんと万さんは警官らに草壩拘置所に連れて行かれた。この記事の執筆時点で、2人はまだ不当に拘禁されている。
過去に受けた迫害
万さんは2001年と2002年の2回、洗脳班に拘束された。
張さんは2017年12月14日に開遠市裁判所に懲役3年の不当判決と5,000元の罰金を受けていた。
万さんと那さんは2011年5月19日、貴州省望謨県(ぼうぼけん)を通過中に連行され、40日間拘禁された。5月26日、望謨県と開遠市公安局の警官らは2人の女性の家を家宅捜索した。その後、警官は学習者の家族に刑事拘留書への署名を強要した。