黒竜江省の張君さん 懲役4年の不当判決
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 【明慧日本2024年8月3日】黒竜江省ハルビン市在住の法輪功学習者・張君さん(71歳女性)は、法輪功を学んでいることを理由に2023年5月、当局に不当連行された。拘禁されている1年間、警察は張さんの居場所と張さんに対する不当判決の事実を家族に秘密にしていた。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 事件の経緯

 2023年5月23日、張さんは自宅で阿城区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の職員に連行された。張さんは当局に不当拘禁されていた1年間、警察は張さんが拘禁された場所を家族に告げることを拒否した。張さんの家族は経済状態が悪く、張さんのために正義を求めるために弁護士を雇う余裕がなかった。

 2024年4月、警察が張さんの生活費を請求するため、最終的に張さんの家族に連絡を取った。張さんの家族は当局が張さんに対しての恣意的な拘禁と秘密判決に激怒し、家族は支払いを拒否した。 

 2024年6月3日、張さんの家族は黒竜江省女子刑務所を訪れた。張さんがいつそこに移送されたかは明らかではないが、張さんが法輪功の放棄を拒否したため、刑務所当局は家族の面会を3カ月に1度しか許可しなかった。

 過去に受けた迫害

 張さんは1997年に法輪功の実践を始めた。わずか1週間で張さんの多くの持病から回復した。1999年に中国共産党政権が迫害を命じた後、2回の強制労働を言い渡された。懲役4年を宣告されたこともある。

 2000年10月、張さんは天安門広場で横断幕を広げ、法輪功迫害の真相を伝えるために北京を訪れたが、警察に地元に連れ戻され、暴行を受けたあと釈放されたが、数日後に、張さんは再び北京に行った。勝利派出所の警官2人が再び張さんを地元に連れ戻した。張さんはハルビンに移送し、阿城区第二拘置所に15日間拘留した。

 2001年初めに、張さんは3度目法輪功の無実を訴えたため北京へ行ったが、北京東駅近くのホテルで、真相を理解していない人が警察に通報した後、警官らは張さんを阿城区第二拘置所で拘禁した。地元に戻る途中、張さんは「法輪大法は素晴らしい」と叫んで抗議したため、警察は張さんを殴打し、暴言を吐いた。その後、万家強制労働教養所に1年間の懲役が与えられた。

 張さんの釈放からわずか1カ月後の2003年1月31日、警察が自宅で法輪功関連資料を発見できなかったため、勝利派出所の警官6人が張さんを阿城区拘置所に連行した。彼らは、張さんが働いていた阿城穀物倉庫の元所長・周柄石と共謀し、張さんが法輪功の小冊子とDVDを渡したという証言を捏造し、張さんに強制労働教養所として3年間の懲役刑を与えた。

 2016年3月12日、張さんは別の学習者とともに法輪功の資料を配布していたところ、阿城区国保の警官らに連行された。地方裁判所は6月30日に彼らの訴訟の審理を開き、同年8月5日に判決を発表した。張さんは懲役4年の不当判決を言い渡された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/7/11/479557.html)
 
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