【明慧日本2024年8月4日】湖北省咸寧市(かんねいし)在住の法輪功学習者・鄭栄珍さん(70代女性)は、法輪功を学んでいることを理由に2023年秋、当局に懲役3年の不当判決を言い渡された。最近、この情報が明慧ネットで確認された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の経緯
2021年10月、元会計士である鄭さんは、法輪功のパンフレットを当時、咸寧市公安局の局長だった肖天樹の車の窓に置いたとして、連行された。その後、鄭さんは地元の拘置所に拘禁された。鄭さんの夫は保釈金を支払って、鄭さんは保釈された。
2023年秋に、咸安区(かんあんく)裁判所は鄭さんに懲役3年の不当判決を下した。その後、鄭さんは湖北省女子刑務所に拘禁された。鄭さんに関する詳しい状況はまだ調査中である。
過去に受けた迫害
2001年7月、鄭さんは地元の法輪功学習者である王淑謙さん(後に2009年に死亡)に食料品を届けようとして連行された。鄭さんは王さんを訪ねたところ、集合住宅の警備員が警察に通報した。すぐに警官らが到着し、鄭さんは双鶴橋拘置所に10日間拘留された。
同じ拘置所に拘禁された別の学習者は、鄭さんに対し、法輪功への迫害をやめるよう求める書簡を市長に渡すよう求めた。2人の学習者の行動は囚人に気づかれ、囚人は鄭さんを通報した。釈放された翌日、鄭さんは再び拘置所に連れ戻された。
2017年5月のある朝、警官2名とコミュニティ2名の職員は鄭さんの玄関に現れた。彼らは鄭さんの自宅の写真を撮り、ドアにある装飾的な対句をはぎ取った。鄭さんはたまたま食料品の買い物から戻ってきて、警官の行動を目撃した。
1人の警官は警察手帳を提示し、鄭さんにドアを開けさせ、数冊の法輪功の本を押収した。彼らは、さらに警官を呼ぶと脅した。鄭さんは法輪功学習者への迫害をやめるよう警官に訴えた。そして彼らは結局鄭さんを連行せずに立ち去った。
2020年から中国共産党当局は「ゼロ行動」(学習者の数をゼロにする)を口実にし、政府のブラックリストに載っているすべての法輪功学習者に信仰を放棄させるため、絶えない嫌がらせをした。鄭さんは当局に何度も電話で嫌がらせを受けた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)