【明慧日本2024年8月5日】全世界の法輪功学習者(以下、学習者)が反迫害25周年を迎えるにあたり、メルボルンの学習者は7月20日と21日の2日間にわたり、パレード、集会、功法実演、及び燭光哀悼を行い、オーストラリア各界に中国共産党(以下、中共)のジェノサイドを注視し、共に迫害を止めるよう呼びかけた。
7月20日、メルボルン市中心部の商店街で行われたパレードと集会には多くの市民や観光客が集まり、法輪功迫害の実態を伝える資料を手に取り、詳しい情報を知った。
オーストラリア国家公民委員会の前会長ピーター・ウェストモア氏もパレードに参加し、集会でスピーチを行った。彼は、法輪功学習者(以下、学習者)が中共により迫害され、生体臓器収奪され殺害されていることを長年にわたり見てきたと述べ、「どんな時でも非常に重要な問題です。オーストラリアの西洋人として、我々は学習者と共に中共の悪に立ち向かわなければなりません」と語った。
7月21日、メルボルン市中心部では万人チャリティーマラソンイベントが開催され、ランニング愛好者たちは学習者の平和的な抗議活動や「法輪大法」、「中国における25年にわたる法輪功迫害と虐殺を止めよう」という目立つ横断幕のメッセージを目にした。ロシアからのある移民夫婦は、この集団煉功の光景に惹かれ、長時間足を止めて撮影していた。彼らは、真・善・忍の普遍的価値が「世の中の難題を解決する鍵である」と述べた。
7月20日、学習者たちは市中心の繁華街で反迫害パレードを行った |
ランナーたちは学習者たちの平和な煉功風景を目にした |
7月21日学習者たちは中国領事館前、中共の残念な迫害によって死亡した学習者を哀悼した |
豪シンクタンク、国家公民委員改善主席ピーター・ウェストモア氏(左2番)7月20日行われた反迫害パレードに参加した |
ウェストモア氏は明慧記者に、「迫害が始まった当時、何人かの学習者が私のところに来て、中国で学習者が連行され、拘禁され、処刑され、臓器が収奪されているという前代未聞のことを教えてくれました。最初は、生体臓器収奪は信じられませんでした。そんな悪が世界のどこかに存在するとは思えず、国家が計画的にそれを組織しているなんて信じられませんでした。しかし、インターネットで調べてみたら、その罪悪が実際に中国で行われていることを確認し、非常にショックを受けました」と語った。
それ以来、彼は法輪功迫害の停止活動を支持し、自ら編集する雑誌で中共の罪行を明らかにすることを使命としてきた。
「法輪功が迫害されることが私にとっても大事なことなので、だからこそ、今日ここに来られることを非常に光栄に思います。中国で学習者として迫害を経験した人々と肩を並べて立つことは、私にとって名誉です」
彼は「中共が過去数十年にわたり行ってきた恐怖統治に反対しなければなりません。特に、今日の学習者のために、我々は迫害を受けている人々と共に立ち、彼らに支持を表明しなければなりません。彼らの遭遇を理解していますが、完全に同情することはできませんが、彼らが経験したことを理解しています。我々は、自由で、繁栄し、開かれた中国を見たいと願っています。それは国際社会の一員となるべきです。自由な中国、真に人民の意思を代表する中国があれば、この世界はより安全になると確信します」
「だからこそ、我々は学習者と共に中共の悪に立ち向かわなければならないのです。それは、オーストラリアの言論の自由、信仰の自由、宗教の自由を守ることでもあります」
彼はオーストラリア政府に対し、学習者を公然と支持するよう呼びかけた。「オーストラリア政府が呼びかける時、それは中国の無実の市民への支持だけでなく、我々自身を守ることでもあります。そうです、これはオーストラリアを守ることなのです。このような重大な侵害行為を公然と非難することは、実際にはオーストラリアを守ることです。なぜなら、世界中に中共の所業が容認できないことを知らせるからです。どんな文明社会もこれらの行為を黙視することはできません」
学習者は未来を形作っている
ポールさんはメルボルン東部に住んでおり、定年退職前は広範な分野で活動し、グラフィックデザイナーや映画芸術部門に従事していた。
彼は中共の本質をよく理解しており、「中共は共産主義独裁であり、確かに邪悪な存在です。国民に幼少期から洗脳教育を行っています」と語った。
反迫害のパレードを見て、天国楽団の演奏が非常に印象に残り、整然としたパレードの隊列、学習者たちが示す平和と友好が素晴らしいエネルギーを放っていると感じた。
「パレードは非常に良い印象を与えました。皆が楽団の演奏を楽しんでいるように見えました。まず、パレードは非常に組織的で規律があり、一体感を示していました。それが美しかったです。また、非常に平和的で騒音がなく、都市の他の住民に配慮していました。このような平和的な抗議は、伝えたいメッセージをより深く心に届かせ、より力強くします」
瞑想と武術の愛好者として、彼は「隊列は正のエネルギーを放っており、それは素晴らしいことです」と話した。
パレードの中で示された「真・善・忍」の漢字と英語の横断幕を見て、「これらは人間の本性です。普通の人々はこのような境地に惹かれるものです」と言った。
彼は学習者が無私の心で普遍的な価値を広めようとしている努力に感銘を受け、それが「未来を形作っている」と言った。「おそらく、誰かがその中で啓示を受け、より深い人生の意味を追求し始めるかもしれません。それは一生続く真の幸福であり、一時的な喜びではありません。おそらく、これは希望をもたらすものであり、人々が伝統に戻ることを期待しています」
「あなたたち(学習者)は未来を形作っています」と彼は最後に言った。
イラクからきたジャリード・バリドさん |
7月20日の集会現場では、イラクの戦乱から家を逃れてきたジャリード・バリドさんが現場のゲストスピーチを聞いた後、「真・善・忍は非常に貴重な品質です」と表明した。「私は法輪功が非常に良い心身修行方法であると思います。公衆に中国で起こっていることや、法輪功が迫害に対抗して行っている努力を理解してもらうことは非常に重要です」
シオさんも「真・善・忍の価値は我々の社会の基礎を形成していると信じています。」と表明した。
中共の法輪功への迫害は25年間続いており、彼は信じられないと感じている。「我々は真実の伝播が人々にもたらす自由を認識しなければなりません。そして、真実の流通を制限することが、我々が生活の本質を理解することへの圧迫であることの重要性を見逃してはなりません。人々の自由を奪う者は阻止されなければなりません」
さらに、「このような迫害がこれほど長く続いていることは実に驚くべきことです。どんな政府も自国民の基本的な権利を奪うべきではありません。自由なオーストラリアに住んでいる私には、このような迫害のプレッシャーの中にいることを想像することはできません」と言った。
真・善・忍は世の中の難題を解決する鍵
集団煉功に惹きつけられ写真を撮ったイリーナさんとオレグさん(左1と2番) |
7月21日の午前中、ビクトリア女王庭園を散歩していたイリーナさんとオレグさん夫婦は、美しい音楽と学習者の平和で伸びやかな煉功の動きに引かれ、足を止めてビデオを撮影し、離れる前に真相パンフレットを手に取った。
彼らは法輪功について初めて聞いたと言い、イリーナさんは「これは素晴らしい功法です」と感じた。
中共が無実の信仰グループに対する迫害が25年間続いていること、学習者が平和的な方法で反迫害活動を続けてきたことを知り、イリーナさんは「学習者が非常に良い努力をしていると思います。例えば、今私たちはこの問題を知っていますが、それ以前は全く知らなかったのです。しかし、誰かが世界に真・善・忍という普遍的な価値を示すべきだと思います。あなたたちは素晴らしい仕事をしています」と述べた。
オレグさんは「真・善・忍は現代の我々が直面している問題を解決する鍵です。これらの価値を遵守すれば、問題を解決することができます」と言った。
彼はまた、これらの理念に従うことで世界がより良くなると考えており、「それは難題の解決策だからです」と言った。